文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3208
感想 : 177
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  • Amazon.co.jp ・本 (1330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763714

作品紹介・あらすじ

江戸川、大磯で発見された毒殺死体。二つの事件に繋がりはないのか。小松川署に勤務する青木は、独自の調査を始めた。一方、元刑事の益田は、榎木津礼二郎と毒殺事件の被害者との関係を、榎木津の従兄弟・今出川から知らされる。警察の捜査が難航する中、ついにあの男が立ちあがる。百鬼夜行シリーズ第九弾。

感想・レビュー・書評

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  • ラストシーンが好きの一冊。

    ややこしさからのシンプルさ、この一転が良かった。

    連続殺人事件の展開は正直、ややこしい。頭の中でどんどん絡まり始め、榎木津さんの縁談もどう関係してくるのか先が見えない不安も拡がった所にしずくが落とされた。

    その一滴が一気に絡まりをほぐし世界が一気にまとまった。

    無色透明のそのしずくの色がいくつもの色味を帯びていくのが良い。
    邪悪な黒、時には人を想うピンク、時には懐かしのセピア色に。

    榎木津さんの意外な思い出、相手のための突き放しというラストシーンが「狂骨の夢」と並ぶほど美しくて好き過ぎる。

  • 死と殺意と、邪念と、それらに求心力を与える一雫の毒薬。バラバラな人々の情動や行動を、小さな壜が繋ぎあげてしまった、そんな物語だった。
    シリーズの準レギュラーとも言える益田、青木の2人の視点で追いかける事件群の描写と、毒薬に関わってしまう男たち(+女)の心情描写とが折り重なって進んでいく。『陰摩羅鬼の瑕』で警察官として出てきた大鷹など、酷い言われようで釈然としないもやもやもあったが、最後の憑物落としまで読むとそんなことは気にならなくなった。今回も、なかなかに悲しい。榎木津が彼女にかけた言葉が、冴え冴えと胸に刺さる。
    今回はキャラクター達の「らしくない姿」が表出した一編であった。らしくない、からこそ、不思議と当人の存在感がより増すような感覚もあり。益田と行動を共にしていた関口くんに対しては、前作から引き続き印象の転換があった。
    あと、いつもぶっ飛んでる榎木津の人間臭い部分が垣間見えたのが印象深い。ちらっとしか登場しなかったが、木場はやっぱり刑事として勘が鋭いんだなあ、と旦那推しの私は密かにうれしく思うのだった。

  • 今までと違い明確な妖怪イメージがなく,このシリーズには珍しい正統派の探偵小説の雰囲気。他者を操って殺人を犯すという構造は絡新婦と似ているがこちらは明確な殺意ではなく未必の故意に近い。世界と対等に渡り合いたいと願った人間の神のような実験が事件となる。まさに雫を一滴たらして後はどうなるかを見ているだけ。
    神妙な榎木津がいいキャラをしている。

  • 黒い雫に侵され、黒い雫に成り、そして……

    な、長かった。
    でも全部必要な描写だから読み飛ばすことも出来ず、じっくり読んだ。
    1000ページ辺りからめちゃくちゃ面白くなって無心でページをめくった。
    京極堂の憑き物落とし、お見事‼️

  • 明後日の鵼の碑発売を前に、前作を読みました。

    これで復習完了
    一冊1311pは流石に極厚でしたが、700pあたりで榎木津さんがチラリと登場してからは話が加速。後は一気でした
    大磯、平塚で次々に毒殺される事件の真相は?
    個人的には最後のカタルシスが弱く感じましたが久々の京極節を楽しみました。

  • びっくりした。
    傑作だった。

    榎木津の物語だった。
    『姑獲鳥の夏』が関口の、『魍魎の匣』が木場修の、『塗仏の宴』が中禅寺の物語だと言って良ければ、『邪魅の雫』は榎木津の物語だった。
    全体のボリュームからすると登場シーンはほんのちょっとなんだけど、圧倒的主人公感で物語をあっさり攫って行った。
    いつもよりちょっとばかりシリアスな榎木津がまた切なくてかっこいい。

    事件そのものは、腹が破裂する訳でも、手足がバラバラにされる訳でも、死んだはずの人間が生き返る訳でも、死体に奇怪な演出が施される訳でも、目が潰される訳でも、一家が惨殺される訳でもないので、地味と言えば地味である。
    でも、次々に発生する毒殺事件はどこか関連していそうで何だかちぐはぐで、このシリーズに相応しい事件だった。

    同じ人物の身の上話が場面によって妙にズレはじめ、名前が騙られ出したあたりからややこしくなってきて、京極堂シリーズ読んでるなーという妙な昂揚感に包まれる。
    個人―世間―社会―世界という世の中の構造を常に引き合いに出しながら物語は進む。榎木津家への陰謀説から始まって、いくらなんでもそりゃないだろうと高をくくってたのにやっぱり榎木津への陰謀に帰結する真相、いくつかの事件が時系列を多少混乱させながら複層的に同時進行する展開、えっ大鷹出てきたよ大鷹と毎度ながら驚いてしまうかつての脇役を引っ張り出してきて過去作品をまんま伏線にしてしまう手法、元カノ神崎って名前じゃんなんで気づかないかなぁ益田!と突っ込まずにはいられない恣意的な綻び、重要な事実を中禅寺が「調べました」って言って済んじゃう警察の立場まる潰しのご都合主義的処理(褒めてる)、どれもひっくるめて京極小説の王道が詰まっている。

    いつもながらシリーズを読んでなくても分かるように書かれてはいるけど、これまでの各物語が有機的に絡んでいたりするので、読んできた人たちは何倍も堪能できる。
    例えば、警察関係者の大半をもう知ってるので親しみが湧くし、そもそも中禅寺が繰り返してきた「邪な思いが実行に移されるか否かの境界は、ほんの些細なきっかけに過ぎない」という主張を実践して見せるかのように、「雫」は境界に立つ人間の背中を次々と押してしまう訳で。
    物語の語り手は西田と神崎の一人称と、江藤、益田、青木、大鷹視点の三人称が交代で担うのだが、逆に、今回は関口視点すら全然無いため、レギュラー陣の――榎木津の、中禅寺の、そして関口の各場面での言動は客観的視点で観察されるのみで、その心情は読者が慮るしかない。
    でも、シリーズを読んできた身には、行間に込められた彼らの感情がびしびし響いてくる感じがする。

    満を持して大磯に現れた榎木津の普段とは異なる態度は、益田を困惑させ、関口を漠然と不安にさせ、付き合いの浅い青木にさえ違和感を抱かせ、読者(私)の妄想をどんどん増長させる。
    そこへ、憑き物落としを依頼されたという言い訳を引っ提げて中禅寺が(珍しく派手に)乱入し、「この間唆されたお礼だよ」とか言って、誰かを頼ったりは絶対しない榎木津の懐にスッと入り込む。
    やっぱり榎木津と中禅寺はお互いの理解者なんだよな。
    暗黙の了解を前提とした二人の短い会話に、友人思いの中禅寺の本質を見る。

    ああ中禅寺イイヒトだ…と浸っているところへ、
    中禅寺が極めつけの台詞
    「榎木津に――辛い言葉を言わせたくなかったからです」
    を投下し、
    京極夏彦は腐女子を完膚なきまでに殲滅する。

    なにこれ。(褒めてる)


    最後の最後で榎木津と神崎宏美はやっと、やっと再会を果たす。
    ここでも榎木津は宏美視点で観察されるだけだから彼の心理は全く見えないのだけど、シリアスに、でも榎木津らしく神崎宏美の一縷の望みを断ち切ることで、結局自ら引導を渡す。

    もはやミステリじゃない。
    大きな事件の発端が、たった一個人の「好きだから失いたくない」という感情だなんて、結局邪魅の雫は誰もが持ち得てるんだ。
    ちっぽけなはずのものが強靭な原動力に変わる。
    人を好きになるということ、好きになることで生まれる邪な想い、語り手を担った人物達、そして語り手にならなかった人物達の胸の裡についてその都度考えさせられ、読了後には怒涛の感慨が襲ってきて、ずっと作品世界から離れられなかった。
    読む前に全く評判を聞かなかったせいで、正直期待しないで読んだ反動も大きかったかもしれない。
    個人的には『魍魎の匣』『鉄鼠の檻』に迫るほど好き。



    以下、さらに細かい雑感を徒然なるままに。

    無駄に長いと言われてるみたいだけど、そうは思わなかった。
    のっけから石井さん出てきて同窓会みたいだったし、エピソードごとに章立てされてたのがすごく整理されてて読みやすかった。

    今回は青木が良かったなぁ…。
    『魍魎の匣』あたりから聡明さは描かれていたけど、ちゃんと己の器を把握した上での、温和にして気骨ある人格がよく出ていた。
    特に、木場とのシーンで滲み出る木場への信頼感(木場修ここにしか出てこなかったけど、らしくて良かった)、郷嶋とのシーンで怯むことなく対峙する勇敢な一面(ここすごく読ませた)がすごく良かった。
    榎木津とのシーンに至っては、初めて話しかけたって言ってるけど、きちんと榎木津の置かれた状況を察知して会話を成立させてる。
    地に足の付いた人だ。
    もう青木なら安心して敦ちゃん任せられるよ。貰っちゃいなよ。お似合いだよ。

    益田は…軽口のノリで誤魔化してたけど関口寄りの陰キャラなことが明かされてちょっとショックだった。
    それに思ってたより愚鈍で、しかも迷いっぱなしで、私の中で評価が著しく下がってしまった。
    正直、古巣に合流してる時の方が生き生きしてた。実は刑事の方が向いてるんじゃない?

    関口は良かった。
    著作評価を巡っての中禅寺とのやりとりは、日常の二人を垣間見てる気分になれた。中禅寺相手だと、けちょんけちょんにけなされてもちゃんと反論する(できる)ところに、根本で分かって貰えてる安心感を感じる。
    益田との道行きで、どす黒い自分語りをその内容に反してやけに軽やかに流暢に披露するのは、益田に同じ性質を感じ取ってのことだろうか。まぁ、歳下の知人に対してはいつも割とそんな態度かもしれない。
    鞄の例え話も面白かった。
    今回の関口はほとんど益田視点で描写されていたせいか、ちょっと頼もしく見えたり、地頭(じあたま)の良さを感じさせたり、榎木津と会話出来てたりして、いつもと感じが違った。
    榎木津を心配する関口、可愛い。
    その気持ちはちゃんと榎木津にも伝わっていて、一端サガシを諦めてご飯食べて帰ろうとした時に関口の後頭部を小突いくシーンで、榎木津の関口愛を感じた(妄想です)。

    今出川の小父貴は…なんていうか、榎木津ばかり家族出てくるよな。
    西田画伯は、由良元伯爵っぽかった。世間は若干広かったけど。人を殺すのに第三者の話を鵜呑みにして本人に確認しない、ってのは解せなかった。世間の狭さゆえか。
    大鷹は、地の文に、中禅寺に、真壁恵=神崎宏美にと、徹頭徹尾容赦なくディスられててさすがに不憫に思えた。
    終盤フェイドアウトしてしまった郷嶋、ガラ悪かったけどイイヒトそうだったから、またどこかで会えることを期待する。
    原田美咲=神崎宏美のついた嘘が、間に真壁恵という架空の人物を入れて来るかなり高度で複雑な嘘で、自分なら途中で整合性が取れなくなりそう。
    (それにしても、京極夏彦の描く女性ってどうしてイマイチ魅力的でないんだろう…。男性キャラはこんなに素敵なのに。不思議)

    神崎宏美にとっての「雫」は、榎木津のあの眼だったのかな。
    己の内部に受け入れ難い邪心を抱える人間にとって、常に正しくどこも疚しくない榎木津の存在は恐怖でしかないだろう。心を読まれる訳じゃないにせよ、視覚体験を視られてしまうのは、少しでも疚しい気持ちがあったら耐え難いに違いない。
    ましてそれが好きな人なら尚更か。
    それにしても、その事実にたどり着いた榎木津は、一体どんな気持ちになったのだろう。

    最後の、榎木津に視られることを恐れる神崎宏美を読みながら、榎木津と付き合っていくのは実は相当の覚悟がいることなんだろうと考えた。
    だから益田なんかじゃ真剣に榎木津と向き合えないのだ。
    中禅寺くらい人間というものを客観的に分析できているか、関口くらい胡乱な自分を他人にまで包み隠さず見せているか、木場修くらい一途でないと、難しいのかも。あの人達の縁は伊達に腐ってるわけじゃないのだ。



    今回感想がうまくまとめられなくて結局3回読んだんだけど、読めば読むほど読後のモヤモヤが止まらなくなってしまった。
    なんで榎木津は復員後すぐ宏美に会いに行かなかったんだろうか。
    宏美が神崎グループの総帥に収まっていることを知って、身を引いたのだろうか。いや、そういうタイプの人じゃないよな、じゃあ会うほどの気持ちがもうなかったのだろうか(写真の罹災を回避したくて中禅寺に預けたくらいなのに?)。
    宏美も、去年榎木津の無事を知ったんだったら、その時に連絡取れば良かったのに。活躍著しい榎木津に会わせる顔がないと思っちゃったにしても。片思いだったわけでもないんだし。

    まぁ、どちらもそんなに簡単なことじゃないんだろう。
    なんていったって戦争を挟んでるんだから。



    蛇足:読んでる途中で中禅寺に作品批評に対して牽制されて、レビュー書きにくいなぁと思ったんだけど、読み終わったらあの牽制はどこかへ吹っ飛んでしまった。別に私はこれで飯食ってる訳じゃないし、そもそも自分のために書いてるんだから、いいのだ。


    更に蛇足:レビュー書き終わってから先人のレビュー読んでみたけど、軒並み辛口ですね。当時は満を持して刊行されたろうから期待値高まっちゃったのかな。
    2020年に本屋で買った私の文庫版、カバーは新装版だったのに本体は初版だった(!)。売れなかったんでしょうか。講談社ノベルズで続編を出さなくなったのはその辺りが影響してたりするのかな…と邪なことを考えました。
    シリーズモノって難しいね。新たな読者を獲得し辛いだろうし。

  • えー切ない……切なすぎる……。
    読了した時に何だか魍魎の匣のあのシーンを思い出してしまったのは私だけでしょうか。

    前回の話と違って今回の話はまぁ登場人物が多い多い。
    色んな人の色んな目線で色んな話が語られる。
    正直前半は「話は動くし面白いんだけどこれちゃんと着地出来るの?どこに向かってるの?」なんて思っていたのですか、徐々に話が繋がり始めてからはもう一気読みでした。

    あの人の行動に関しては多分世間一般では山下さんのような反応が正しいんでしょう。
    でも私、今回の件に関してはちょっと感情移入してしまって……というか気持ちが分かりすぎてしまったのでもう独白のシーンは何とも言えない気持ちになりながら読みました。
    分かる、分かるよ、そうだよね、始まりは純粋な気持ちだったんだよね。
    まぁでも流石に許されることではないよなぁ……最後に罰は下るけども。

    今回、榎木津の大人な面を見ることも出来て満足なのですが、やっばり榎木津はあのいつもの傍若無人な感じが一番似合うなー!もっともっと暴れて欲しいなー!暴れてこそ榎木津礼二郎だ!とも思ったわけです。

    あとさ、榎木津。
    名前ちゃんと分かるんじゃんね。

  • 鵼の碑を読む前に復習

    一度読んでいたはずなのに
    すっかり内容忘れてまして
    初読のような感覚で読めました。
    なんか得した気分です。

    シリーズの中で1番サスペンスでした。
    登場人物が入り乱れワチャワチャなのが綺麗にまとまります。
    益田と関口のコンビが最高で、
    この2人のロードムービーがもっと見たくなりました。
    自信を失くしかけた益田に、なんだかんだ認めている榎木津の声かけに感動

    益田、青木、西田、江藤、大鷹の5つの視点で展開されてゆくのですが
    どの視点でも関口の描写がいちいち酷くて(笑
    歪な姿勢だの、犯罪者顔ですぐ捕まるだの
    何故か床の染みを眺めているだの、
    シリアスな場面でも関口の様子が面白いです。
    今回のお話でも関口が心配だったのですが
    なんとなく成り行きで益田についていった関口が
    生き生きと元気そうで、よかった。

    途中まで、大鷹のヤバさ加減が半端なくて
    ドン引きしながら読んでましたが
    やっぱりあんなことになると、なんとなく寂しくなりました。
    ぶつかっただけの益田も、江藤に対してこんな気持ちだったのかなぁと、、、

    久々の山下さんは
    鉄鼠の檻で坊主の集団にプライドをへし折られて、以前よりも丸くなってました。
    この方のリアクションが好きだったのですが、
    丸くなってもリアクションの大きさは健在で、嬉しかったです。
    益田と、将来出世するであろう青木の良い理解者でした。

    黒幕にはあの人がきっちりとどめを刺してくれました。
    最後の最後にあの人がごっそり持っていってしまいましたが
    溜飲が下がりスッキリしました。
    益田の鞭は今後の物語に登場するのだろうか??

  • 中禅寺の物語のまとめ方とテーマ談義のために読んでると言っても良いくらい、やっぱりそこが面白い。
    そこに向けて、物語が混乱して、自分でも登場人物や展開がよく分からなくなる感覚がある。

  • 邪なことをすると━━━死ぬよ。
    いつもと違った榎さんがとてもかっこよくそして哀しかったです。

    途中「絡新婦」と似てるのかなぁと思ったけれど、結果は大きく違っていました。
    謎の思考回路を持つ登場人物が何人も出て来て行動が読めず何度もええっ?てなりました。

    百鬼の邪魅があまり蘊蓄にも登場せず物足りなく感じましたが、京極堂の憑き物落としはおもしろかったです。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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