極北の狩人 アラスカ、カナダ、ロシアの北極圏をいく (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763813

感想・レビュー・書評

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  • 暑い夏には寒い国の話を読むに限る。冬に読んでも日本はなんて暖かいんだって思えるからいいんだけどね。

  • アラスカについては星野道夫をたくさん読んでいたので、なんとなく知ったつもりになっていたが、この本で、まったく違う側面を知った!そうか、極北は禁酒なのか!こんなに獰猛な蚊の恐怖があるのか!星野の描き出すアラスカの静謐で詩的な世界だけではわからない極北の世界が見えておもしろかった。セイウチと海ツバメを醗酵させての料理とかも、なんともいえない凄みがある…。

  • 椎名さんの話はいつも旨そうだ。そしてクスクス笑いがとまらない。
    今回は極北のエスキモー、ユピックという少数民族のお話

  • 仕事が忙しくて自宅に引きこもりのときは、程よく柔らかくて、程よく考えさせられる旅行記を読むのが好きだ。
    それも自分では到底行けない様な場所の。…そうでなかったら行きたくてうずうずして逆効果だからね。
    そのあたりで、椎名さんの旅行記は大変重宝している。
    しかし流石に若いころのはちゃめちゃさは影を潜めたなあ。こういう枯れ具合も好き。

  • 60歳を越えた椎名誠の北極圏探検記。
    若い時と違って観察し学んでいる姿勢が強い。頭の中だけで物語が進まず、旅行客として冒険譚としてまとまっている。
    生肉をうまい美味いと食えるもんなのか。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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