一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.12
  • (644)
  • (582)
  • (375)
  • (26)
  • (7)
本棚登録 : 4161
レビュー : 401
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764063

作品紹介・あらすじ

春野台高校陸上部、一年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感…。ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第一部、スタート。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • え、なにこれ、おもしろい!
    爽やか!青春!なんか、そのもやもや、わかる!
    という感じで読んでたら、一日で読み終わってしまいました。

    一生懸命で手の抜けない熱い神谷も、嘘がつけないなんてかわいいものじゃないけど…憎めない連もどっちも魅力的ですきだなあ。

    走ってるときの描写があっという間で、それがめちゃめちゃわかる!と共感してしまいました。全力疾走のときあれこれ考えられないよなあ、と。
    全力疾走…いつからしてないんだろう?

  •  「陸上ってタイムだけ競って、何が面白いんだろう。」
     この本を読んだ後、インターハイの県予選を観に行きました。

     連は、よくわからない人。速い人。リレー好き。
     新二は、真面目な人。速い人。リレー好き。

     二人は幼なじみ。サッカー挫折の後、
    高校で陸上を始めた新二。高校で陸上を復活した連。

     浦木先輩は占い好きです。
    「おまえ牡牛座だったよな?支配星の金星の光り方が悪い。
    精進するように」

    そんな人たち(20人くらい)のインターハイ予選と
    合宿。ってところが1巻ですかねー。

  • 高校陸上の青春小説。
    こういうスポーツもの大好き!読んでるときの爽快感がなんともいえない。

    天才的高校サッカー選手を兄に持つ新二。自身もサッカーをしていたが才能はなく、これまた天才的スプリンターの幼馴染、連とともに陸上部に入部。身近に2人も天才的な選手がいると卑屈になりそうな感じだけど・・
    新二は素直に2人の実力に憧れ、尊敬もしてる。
    新二っていい子だな~これまた、新二は努力も惜しまない。

    そうしてどんどん実力をつけ連のライバルになっていくんだろうな~と考えると早く続きがよみたくて仕方がない・・

    陸上を通じて 友情を深め、成長していく姿がいいなぁと思う。

    • まろんさん
      いいですね~、スポーツに賭ける青春!

      私は子どもの頃からひ弱で、運動神経0どころかマイナス100くらいなので
      スポーツができる人、特に陸上...
      いいですね~、スポーツに賭ける青春!

      私は子どもの頃からひ弱で、運動神経0どころかマイナス100くらいなので
      スポーツができる人、特に陸上なんてストイックなジャンルには憧れてしまいます♪

      この「一瞬の風になれ」は、読んでみたいと思いつつも
      全3巻というボリュームに気後れしていたのですが
      nobo0803さんのレビューの雰囲気だと
      どんどんのめり込んで読めちゃいそうですね!
      性格よさそうな新二くんの成長ぶり、気になります(*^_^*)

      2012/07/11
    • 円軌道の外さん

      おっ、まろんさん
      発見!!(笑)

      えーと、こんばんは!

      お気に入りポチとコメントと
      あとフォローまで
      ホンマありがと...

      おっ、まろんさん
      発見!!(笑)

      えーと、こんばんは!

      お気に入りポチとコメントと
      あとフォローまで
      ホンマありがとうございました(^O^)


      この本ずっと気になりつつ
      まだ読めてないねんなぁ…


      自分は『しゃべれどもしゃべれども』や
      『黄色い目の魚』で 佐藤多佳子さんに
      ずっぽりハマったんやけど、
      思春期の心を描くのが
      なんて上手い作家なんやろうって
      すごくビックリしたんですよね。

      だからこの小説も
      おそらく佐藤節炸裂で
      勝負の世界を描きながらも
      胸をキュンキュンさせてくれるんやろなぁ〜って
      勝手に想像しています(笑)

      2012/07/12
  • 「一瞬の風になれ 第一部イチニツイテ」
    春野台高校陸上部を舞台にした物語。


    ★あらすじ★
    神谷新二。サッカー一筋の中学生。兄健ちゃんは、U16代表候補にも選ばれる程の才能を持つ新二の憧れの存在である。しかし、新二はサッカーに限界を感じていた。健ちゃんは、親身になって新二を励まし、指導してくれるが、天才は凡人を分かりえない。


    新二の傍にはもう一人天才がいる。中学に陸上でその名を轟かせた一ノ瀬連だ。高校では陸上を続けないと言っていたが、スポーツテストで連の並外れた走りを見た新二は、陸上部に入れと訴える。そして、新二も疾走感と共に感じた走りたいという思いと共に陸上部に入部する。


    「一瞬の風になれ」は、一言で言うと、神谷新二が陸上を通じて成長していく物語である。春野台高校陸上部は、近年力をつけてきた高校であり、部員数は27名(男子20名・女子7名)。天然パーマのみっちゃんを顧問として強豪校と闘っていく。


    物語は、神谷新二と新二の幼馴染の一ノ瀬連の2人を中心として進んでいき、とても面白い作品でした。まず、”陸上に関する描写が適切で充実している”所がGOODでした。陸上経験者の私としては、練習メニューが懐かしく、連がリレーをやってみたいと呟くシーンや新二がデビュー戦でがちがちになるシーン等、「分かる。分かるぞ、その気持ち」と共感する所が非常に多く、2人と自分を重ねやすかったです。


    特に、合宿で出てくるスウェーデンリレー風な練習メニュー(私の部活ではピラミッドと呼んでました)や400mのキツさは、「そうだ!めちゃくちゃきつい。死んじゃうよね」と読みながらブツブツ言ってしまいました。後は、やはりリレーや短距離のシーンでしょうか。とにかく共感しかなかったですねw


    次に、"陸上部を始めとする登場人物のキャラクターの良さ”も、この作品の魅力を高めている要因です。根岸、守屋、浦木といった同級・上級生は、それぞれキャラクターが立ってます。特に、新二に陸上部の入部のきっかけを間接的に作る根岸は、この物語ではメイバイプレイヤーになりそうな予感。にやにやしていることが常である根岸ですが、連の才能を認め、嫉妬しながらも自らの走りを追求する姿勢や連と新二の間を取り持ち、団結を促す等、やることが非常に多い。にも関わらず、新二のターニングポイントになるきっかけを生んでいくのです。後は、純粋に皆”良い人間”であるということも魅力だと思います。現代社会では、必ずしも望めない様な温かく真摯にスポーツに向き合う姿がそこにあります。


    3点目は、登場人物、特に連と新二の心情描写が上手い”ことも大きなポイントです。陸上というスポーツのピリピリ感や独特の空気に染まる中で揺れ動く心情が上手く描かれていると思います。高校生らしい思春期においても同様ですね。


    第一部は、新人戦(9月ごろ)迄を描いています。第2部は、ロードから始まる。トラックではなくロード、ああこれも懐かしい。

  • 時間の経過を着実に書いていく日記のような小説、けど陸上の技術的なことにはやけに詳しい。本自体が薄い色をしているがまさにそんな軽い感じで読めるが、それだけなら寂しい。

  • やっぱりおもしろかったなぁ。
    「風が強く吹いている」もいいけど「一瞬の風になれ」もいいよねぇ。
    もう一度青春したい!
    バレエの発表会もかなり青春だけど、順位とかがそのものずばり反映される競技も面白いんだろうな。

  • ★2014年2月13日
    ソチ冬季オリンピック開催!
    なんだかスポーツ小説が読みたくなって、評判のよい本書を3巻、まとめて買ってきた。
    作者の名前が、親友の名前と同じですでに親近感。
    読み始めたら、自分と同じ名前の登場人物がいて、さらにさらに親近感。
    親近感はまだ続く。

    語り口調は実に軽い。
    高校生男子の独白が続く。
    舞台が神奈川の県立高校というのが実にまったく。
    城山競技場、三ツ沢、駒沢…。
    知っているところばかり出てくる。
    町田のB&D?知ってる、知ってる。
    B&Dは、サッカーと陸上に強いスポーツショップだ。
    主人公のお兄さんが天才的なサッカー選手というのも興味を引く設定。
    後の2冊が楽しみだ!

  • おもしろい。
    世界陸上とかでリレーのバトンパスが注目される意味がよくわかりました。

    兄が天才、親友も天才。卑屈になりそうな環境でも神谷くんはそんなこと気にせず・・・いや、ちょっと気にしながらも自分の道を進みます。尊敬。

  • 最近、青春小説が眩しくてまじめに読めない。。。。嗚呼。

    • hs19501112さん
      分かる気がします(苦笑)。
      分かる気がします(苦笑)。
      2012/08/07
  • 読み始めは、語り口調が読みづらかったのですが、
    後半はようやくキャラがつかめてきてきました。

全401件中 1 - 10件を表示

プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年に「サマータイム」で月刊MOE童話大賞を受賞してデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を受賞。『一瞬の風になれ』で吉川英治文学新人賞、『聖夜』で小学館児童出版文化賞、『明るい夜に出かけて』で山本周五郎賞を受賞。そのほかの作品に『しゃべれども しゃべれども』『神様のくれた指』『黄色い目の魚』『第二音楽室』などがある。

「2018年 『シロガラス5 青い目のふたご 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)のその他の作品

佐藤多佳子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
あさの あつこ
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)に関連する談話室の質問

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする