一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.20
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本棚登録 : 4014
レビュー : 278
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764070

作品紹介・あらすじ

オフ・シーズン。強豪校・鷲谷との合宿が始まる。この合宿が終われば、二年生になる。新入生も入ってくる。そして、新しいチームで、新しいヨンケイを走る!「努力の分だけ結果が出るわけじゃない。だけど何もしなかったらまったく結果は出ない」。まずは南関東へ-。新二との連の第二シーズンが始まる。吉川英治文学新人賞、本屋大賞ダブル受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 第一部を読んですぐに第二部も読んだ。
    時間を忘れて一気読みした。泣いた。
    最後の連くんの「つまんねえのよ。おまえ、いねえと」。
    こんなことを言ってくれる友達がいる新二は幸せだ!!
    第三部も早く読みたい。

  • 昔はスポーツものと言えば週刊コミックが相場だった。陸上テーマで思い出すのがアジア選手初の9秒台到達を描いた小山ゆう『スプリンター』。結構楽しんで読んだが記憶が。漫画の場合、超人化しがちだが、小説である本作では10秒台への壁をきっちり描いていて好感が持てる。ここまで順調だった高校生活だが、最後に、幼少期からの偶像であった兄の事故とそれに伴う感情的対立、精神的混乱…一時、部活を離れた主人公が私服にまま、駅伝の応援に出かける場面は、感動させようという著者の意図が見え見えにも拘わらず引っ掛かってしまった。歳かな?

    • hs19501112さん
      小山ゆう「スプリンター」懐かしい(笑)。

      陸上モノでは・・・
      (著者名失念)少年チャンピオン連載の「めざせ1等賞」も好きだったかも。...
      小山ゆう「スプリンター」懐かしい(笑)。

      陸上モノでは・・・
      (著者名失念)少年チャンピオン連載の「めざせ1等賞」も好きだったかも。(マラソン)
      2012/05/22
  • ありがちな話の展開になりつつも、爽やかなので読んでいて気持ちいい

  • 第一部から一転、丁寧過ぎる描写が気にならないくらいに、テンポの良いストーリー展開と経験者だからわかる内容に引き込まれました。

    自分は全然速くなかったし、短距離でもなかったのですが、すごく共感できる。高校をやり直したくなるくらいに。

    健ちゃんの部分はありきたりな…と思いかけたものの、第二部の回収の仕方が素晴らしいので、★はそのままの5つです。ただ、第三部は筋が予想できるので、良い意味での裏切りに期待。

  • 自分語りの語り口で進む文章に段々と馴れてきた。中高生にはすごく読みやすいんだろうな。

    努力して、速くなって、速くなればより強い人たちと走れて…青春っていいなぁとじんわり感じた。
    陸上ってひとりで走るようでいて違うんだなぁ。どんなスポーツでも仲間って凄く大事で支えになるもの。

    春高のみんなの成長を楽しみにしながら三巻へ☆

  •  守屋さん達が引退します。

     連のリレーに対する思いが、少し吐露される場面が

    印象的でした。

    • ねこむすめさん
      同じ本のレビューでコメントいただき、ありがとうございます!
      先輩の引退シーン、本当に泣けますよね・・・
      連も単なる天才肌じゃなく、ほんと...
      同じ本のレビューでコメントいただき、ありがとうございます!
      先輩の引退シーン、本当に泣けますよね・・・
      連も単なる天才肌じゃなく、ほんといい子でほっこりしました♪
      2010/02/25
  • 待望の文庫化!
    1に比べて大会の数も多かったし、だんだん盛り上がってきた!という内容でわくわくした。
    主人公の感情表現がストレートで手に取るようにわかって、すごく入り込みやすいのもこの小説の魅力。

  •  3部作の第2部。高校2年生になり、秋には先輩が抜け、いよいよ部長として部を牽引することになるまでを描く。
     短距離スプリントの場合、レース時間(本番)はたった10秒程度しかない。しかし、そこで成果を出すためには、ものすごい練習量をこなさなければならない。しかも、常にケガが付き纏う。練習のし過ぎによる疲労、不慮の事故などなど。原因は様々だが、ややもすると選手生命自体を断たれる可能性もある。本書はそれが伏線にもなっている。
     本書でもやはり主眼は400mリレー。このメンバーで走りたい、このメンバーだからできるという感じがひしひしと伝わってくる。

  • 一文一文が瑞々しいです。読んでいると自分が追い風をうけて走っているような爽やかさと一緒に、ひとつひとつの忘れられない時間、出来事が終わっていってしまう苦い寂しさがやってきます。まだ彼らの青春を見ていたい。第三部読みたいけど読みたくないなあ。

    この第二部でも、何せ博打的な力を持つ主人公の新二の走りは上手くいったり全然上手くいかなかったりを繰り返します。焦ったいけど、それでも彼は着実にヨウイのところまできていたんだ、と最後のページまで読んでわかって胸がグツグツしました。

    この青春小説はきっと、高校生のためだけのものではなくて。
    大人になるまでにやり残したこと、間違ったこと、もう取り戻せないことたちを忘れられないまま、癒えないまま、大人の顔をしている私たち大人に、今という青春を教えてくれる作品ではないかと思います。

    「俺さ、おまえとかけっこしたくて、この部に入ったんだよ」
    帯にもあったこの台詞に鳥肌が立ちました。
    耳触りのソフトなこの言葉に、なぜここまでゾクゾクするのか、彼らを見守ってきた人ならわかると思います。

    この青春話の結末を見守る、ヨウイ。できました。最後まで一文一文大切に読ませていただきます。

  • ヨウイ

    可能性を開花し始めたところ。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年に「サマータイム」で月刊MOE童話大賞を受賞してデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を受賞。『一瞬の風になれ』で吉川英治文学新人賞、『聖夜』で小学館児童出版文化賞、『明るい夜に出かけて』で山本周五郎賞を受賞。そのほかの作品に『しゃべれども しゃべれども』『神様のくれた指』『黄色い目の魚』『第二音楽室』などがある。

「2018年 『シロガラス5 青い目のふたご 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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