小説 ザ・ゼネコン (講談社文庫)

著者 : 高杉良

• 講談社 (2009年7月15日発売)

感想・レビュー・書評

[こじをさんの感想 · 2021年5月2日]

青木あすなろ建設の前身会社がモデル。
外資ホテルの受注、都庁談合入札事情等パロディ化されているが、バブル崩壊前の80年代のゼネコン業界の一端が垣間見える。

[笹塚おじさんさんの感想 · 2010年2月23日]

途中までは面白かったが，最後はよくわからない終わり方だった。華麗なる一族の最後みたいな，中途半端に将来を予測させておわりといった感じでした。あと，政治家を変名にしているのですが（例えば「田中角栄」→「中田栄閣」など），読んでて頭がぐらぐらしてきます。

[ちひろさんの感想 · 2009年8月3日]

小説・巨大生保と同じような読後感。途中まではふむふむと思って読んでいたのだが、最後のがっかり感はなんともいえない。[2009/8/12]

著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全５部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」