新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.71
  • (223)
  • (237)
  • (197)
  • (92)
  • (22)
本棚登録 : 3278
レビュー : 282
  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764162

作品紹介・あらすじ

一九七二年夏、キクとハシはコインロッカーで生まれた。母親を探して九州の孤島から消えたハシを追い、東京へとやって来たキクは、鰐のガリバーと暮らすアネモネに出会う。キクは小笠原の深海に眠るダチュラの力で街を破壊し、絶対の解放を希求する。毒薬のようで清清しい衝撃の現代文学の傑作が新装版に。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • オススメの本で紹介されたが、一度挫折。その後活字にも慣れてきたので読んでみた。
    表現が少し合わない。おめことか苦手な表現が多くてエグかった。毒薬ダチュラを探しに小笠原に行く。東京に撒いて、その後の2人はどうなったのかな。

  • 子どもは親を殺すのも何をするのも自由だが、心臓の音が途切れないように生き続けなければならなくて、そのためには欲しいものが明確であればよりよい。
    ただし、欲しいものが「必要とされること」であれば、人間は全て不必要なため、狂ってしまう。

  • 人生の一冊を選ぶなら迷わずこれだろう。頭の中の雑音をぶっ飛ばしてくれる爆弾のような一冊。社会に対する窮屈さや、人生に対する漠然とした憤りを抱えて生きている人達におすすめ。

  • なかなか難しい理解するのに時間がかかる物語でした(まだ理解はしていない)
    どんな話なの?と聞かれても何で答えればよいのか‥
    描写が「エログロい」なぁと勝手に思いました
    既に二回読みましたが謎は深まるばかりです‥笑
    もう少し大人になってから読み直します!

  • 若いころRyu's Bar でしか知らなかった村上龍さんは、気障風なへらへらした人だと思ってた。
    すごい人なんですね。ごめんなさい。
    感性と表現力となにかしらの熱いスピリット、小説にぎゅうぎゅうに閉じ込められていて、本当のへらへらの私は正座して読まなきゃって気分でした。実際は正座しませんでした、再びごめんなさい。

  • 初めての村上龍。
    読了後の感想は正直に言って『よくわからない』。

    コインロッカーで発見されて生き残った2人の話。
    キクはアネモネと伴にダチュラを探し、ハシは歌を探す。

    幼少期に精神病院で聞いた『音』がキーワードになってくるが、これを探し続けるハシの心を思うと…

    キクとアネモネのカップルは好き。
    ハシと二ヴァのカップルは歪だなぁ、と感じる。


    1週間くらい掛けて読んでたのがダメだったかなぁ。
    時間がある時に読み直したい。
    皆さんも時間があり、心に余裕がある時に読む事をオススメする。

  • 『コインロッカー・ベイビーズ』を読むと村上龍は天才だと感じる。神懸った迫力が具わった作品だ。圧倒的な熱量と質量を含む文章、発想が常人離れした場面展開、そのなかを時に抑制され時に解放し時に右往左往しつつ時に縦横無尽にキクとハシは全速力で走り抜ける。物語のエントロピーが極大化したとき崩壊は結実し、キクとハシの新しい歌が始まる。

    数十年ぶりの再読で、当時小説なんて年間1~2冊しか読まなかったが本作品を皮切りに村上龍作品だけはすべての作品を読んだ。いま読んでも私の生涯Best 3作品である。

  • 埋まることのない空洞を抱えた二人が成長し、そして崩壊していく話。暴力的、厭世的な文体、世界観が魅力なのだろうが、自分は入っていけなかった。
    短編なら世界観を雰囲気として楽しめたかもしれないが、500ページ以上の長編として読むにはしんどいものがあった。


  • 村上龍の作品を読むと高確率で村上龍っぽい世界観の夢を見ます
    建物や人が犇めく混沌としたアジアの世界で基本的に全身が泥にまみれています

  • 初めての村上龍作品。最初、少し読みづらくて断念してしまった。2週間ほどかけてやっと読了。なんか半分を過ぎたあたりから読みやすくなった。なぜだろう。

    内容はとにかく直接的にいろんな角度(性、暴力、ドラッグ、犯罪)から殴りかかってくる。そして恥ずかしいぐらい欲に正直。もしかしたらこういう暴力的な小説好きなのかもしれない、と思った作品でした。

全282件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

「2018年 『収録を終えて、こんなことを考えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村上龍の作品

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする