獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 6096
レビュー : 606
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764469

感想・レビュー・書評

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  • 「この世に生きるものが、 なぜ、このように在るのかを、知りたいのです」
    これぞ、上橋さんのファンタジー。文化人類学の知識に基づく具体的な記述が、読者の想像を深めてくれる。私たちが知らないだけで、実際に存在すると思えるような世界が広がっています。

  • 決して馴らしてはいけない獣である闘蛇と王獣
    二体の獣と出会ったエリンはやがて国の運命を左右する出来事に巻き込まれていくことに・・・
    一人の少女の数奇な運命を描いた長編ファンタジー

  • なんて面白いのか! ぐいぐい引き込まれる。精霊の守り人シリーズとはまた違う世界。

  • これはすごい!
    主人公の心理描写がすごく丁寧に描かれていて、なおかつ広大な世界観も伺える。しかもものすごく読みやすくて、読むのが止まらない。実家に置いてあったのに、なんで今まで読まなかったのかを激しく後悔した。
    この先シリーズを読破して、「国産ファンタジーの最高傑作だ」と言いたい。

  • 16.3.26
    SWITCHインタビュー 達人達(たち) アンコール「上橋菜穂子×齊藤慶輔」

  • ぐんぐんと、読み進んでしまいました。
    面白くて、中身にどんどん引き込まれて
    やめることができませんでした。

    わたしはこの作品を
    アニメで初めは知りましたが
    あのとき、エリンはこんなことを思っていたのか、
    初めのエサルの印象はこんな感じだったのか、
    など、
    もっと深く登場人物たちの気持ちを感じることができました!

    やっぱり小説は素敵です!


  • 全体の序章。

    生物観察の才能を持つヒロインの目を通して、学問の過程をなぞることができたのは楽しかった。「なぜこの生き物はこうなのか?」観察に基づく仮説、実証、がとても丁寧に描かれている。空想上の生物をリアルに描き出す筆は流石。

    世界観の説明は少しずつ、退屈にならないように気を配られていた。
    要するに、朝廷と幕府か、と理解。

    なんとなく、子供向けの本かと思っていたが、語りは大人の目線が多く感じた。私がもう子供ではなくなったから、大人の方に共感しているだけかもしれないが。

    ヒロインを護り、導く大人たちが常にいることが、物語に落ち着きと安心感を与えている。逆に言えば、ややスリルにかける。2、3巻で先が読めない大波乱が起こることを期待。

  • 五分作の一作目。闘蛇衆である父とアーリアの母との娘のエリンが、ジョウンと出会い、その後王獣リアンと出会うまでを描く。物語の伏線を張り巡らすが、特に回収はしないのがこの一作目。

  • 【最終レビュー】

    図書館貸出。

    先月、HP・5にて記載した

    *ALL REVIEWS:女優・中江有里さん(同世代)

    〈生きていく中で、辛く苦しいは、本を開いてください~中江有里による読書日記』からの紹介著書:シリーズ・第1弾〉

    https://allreviews.jp/column/2946

    舞台とするならば

    北海道の壮大な自然を、存分に生かしたスケールのある景観を沸き立たせるかのようなイメージ。

    こういった雰囲気を土台にした

    罪を負った母と生き別れた

    女性主人公の再生→まず、一歩、新たな道を踏み出すまでの

    第1弾といったところ。

    かつて、夜回り先生だった

    水谷修氏のような様相の男性(里親といってもいい)との出会い。

    父娘として、自然やライフスタイルを介し『文武両道的』教育を蓄えさせ

    あらゆる文化も、ひとつひとつ、吸収していく中、ある目標を見つけ、一歩を踏み出していく。

    十分、現代に置き換えても通じうるものがある点においては、何よりもポイントとして高い。

    [母娘・父娘・父と息子といった『家族間の関係性』]

    [自然(動物も含む)と、人との距離]

    [権力に絡まざるをえない、男たちの悲哀めいた心情描写]

    [女性主人公が、本来持ち合わせていた『教養・才覚』をしっかりと携わっている側面]

    [地方と都会の縮図に重なるかのような『対比描写』]

    これらを上手く噛み合わせ展開されていく

    〈老若男女:歴史・文化・人間・自然・家族の物語が折り混ざった[壮大なファンタジックエンターテイメント]〉

    といった作風。

    実写化は、ほぼ不可能といった領域といってもいい。

    鹿の王のように

    『アニメ映画化』というところまでが精一杯といった

    スケール感の高い内容であること。

    獣の奏者シリーズにおいても、ただただ実感した。

    [経験、自分の目で、実際に見ることの『ひとつひとつの積み重ね』]

    これが、第一弾のキーとなるメッセージである…

  • SFファンタジー。登場人物が多いがあまり混乱することなく読める。読みやすい文章。この先どうなるのだろうというワクワク感。一気に読み進めた。

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著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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