獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 491
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764476

感想・レビュー・書評

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  • ◆王権の象徴として、神々が遣わしたとされる聖なる獣――王獣。

     成長し、母と同じ獣ノ医術師を目指してカザルム学舎で獣ノ医術を学び始めたエリンは、そこで傷ついた王獣の子リランに出会う。真王の象徴で、決して人に馴れず、また馴らしてはいけない聖なる獣・王獣。その王獣を理解したいと願い、ついに心を通わせる術を見いだしてしまったエリンは、やがて王国の命運を左右する戦いに巻き込まれていく――。

     穢れなき真王と、軍事の一切を担う大公が並びたつリョザ神王国が舞台。おかしてはならぬ禁忌も、人と獣の間の越えがたい壁も乗り越え、なぜ生き物はそのようにあるのかという問いの答えを探求するエリン。その姿は知ることの絶望と希望とを感じさせる。
     
     数々の受賞に輝く世界的注目作家、上橋菜穂子――新たなる代表作。
     新たなる時代を刻む、日本ファンタジー界の金字塔。


    (^^)<Comment

  • シリーズ第二作。1巻には登場しなかった政治・戦争という要素が加わり話が展開する。主人公エリンが15歳〜21歳頃の話。
    聡明な老女王・新女王、狡猾な副官、無骨な護衛官、無愛想だけど心根が優しい女教官、というキャラ達が登場。

  • 闘蛇を食い殺す王獣と出会い、エリンは特殊な能力が開花して王獣使いとなり、そのために数奇な人生を送ることになる。技を使ってはならないという厳しい戒律の謎も明らかになる。

  • 読み終わって満足の長い息を吐くような、読み応えのある話でした。能力的にはチートなエリンですが、周りに翻弄されつつも前を向いて進む彼女が好きです。
    すごくきれいに終わっていますが、続き....あるんですよね?

  • エリンとリランの関係が微笑ましくも切なかった。エリンもリラン家族も、そしてイアルも幸せになって欲しいなぁ。

  • おもしろい。でも好きな終わり方ではないです。

  • 請求記号:X1850-2/913.6
    資料ID:50084190
    配架場所:図書館1階

  • とても良かったし、納得できるストーリだった。楽しめた。当初はこれで終わりだったんだね。続編書いてくださって良かった。まだ続きが読めるというのが嬉しい!

  • 面白いぞ。作者もあとがきで書いていたが子ども向けに作ったのではなく大人が読んで面白い小説だ。

  • 王獣という、闘蛇をやすやすと食い殺す獣の王は、決して人に慣れないとされていた。けれども、エリンは、その王獣・リランと意思疎通をする術を編み出してしまう。
    ヒトと獣は決して本当に理解しあうことは出来ず、その間の壁を守らなければならない。そんな母の言葉に果敢に挑むことになっていくエリン。しかし、そのために、エリンは、政治に巻き込まれてしまう・・・。

    前半は、次々とエリンの工夫が当たり、リランが野生の王獣のように立派に育っていく様にどきどきしますが、中盤から、政治的な争いに巻き込まれ、王獣を人間の武器として扱う恐ろしさや卑しさに苦悩する場面が多くみられ、こちらも苦しい気持ちになりました。
    ラストシーンは、希望ある終わり方ですが、少し終盤展開を急いたかな、と思いました。

    人と獣の話にはとどまらず、生き物の営みの複雑さ、その尊さを感じる物語でした。

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著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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