- 講談社 (2009年9月15日発売)
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感想 : 893件
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784062764537
作品紹介・あらすじ
事故原因の革新に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠がない。激しさを増す、大ホープグループの妨害工作。家族と社員を守るために、赤松はどうしても真実を証明しなければならないのだ――。歯をくいしばって闘う男の姿を描いた感動長編。(講談社文庫)
事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知った赤松は、激怒する。
ホープ自動車は、組織ぐるみでリコール隠しをしているんじゃないか・・・・・・。
そんな中、激しさを増していくホープグループの妨害。
赤松は追い詰められながらも、真実を掴み、それを明らかにしてみせることはできるのか。
けっして泣き寝入りはしない――池井戸ドラマの真骨頂!
★池井戸作品が、初めて映画に!★
映画「空飛ぶタイヤ」 6月15日全国ロードショー
出演:長瀬智也 ディーン・フジオカ 高橋一生
がんばれ、赤松!
感想・レビュー・書評
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数日前に読了。
今までの池井戸さんの中では、家族や自会社の仲間の団結や人情が多めミックス♪
本編の内容のスカッと感よりも、PTA?の会合の時の黄色のスーツを負かした時のシーンが、印象的ですね。
登場人物多すぎて途中から部長なのか係長なのか、関係性わからなくなるも、もうそのまま読んだw
赤松社長、長瀬智也の映画、もう一度観よーっと!
最近甲子園もありで、全然読書できておらず、、
次本屋さん行ったらストレス解消に大量購入してしまいそうだ。。。(^◇^;) -
池井戸作品を読むのは2作目だが、今作のような悪代官をとっちめる構図作品は初めて。
半沢直樹など映像としては見ていたのでその構図は把握していたが、やはり爽快感がありますね。
その結果に至るまでの苦労を知ればこそよりその爽快感が増します。
今更ながら他の池井戸作品も読んでいこう -
面白い!今から18年程前の作品ですが、今も尚起きるであろう大手企業の悪事と隠蔽、立ち向かう下請け中小企業、絡み合う人間模様、そういった関係性や構図がとても分かりやすくリアルに描かれてます。本当に腹が立ってイライラしながら読みましたが(読書として良い意味で)そのストレスが一気読みを加速させてくれます。きっと良いゴールが待っているであろう前提では読んでいましたので、早くスッキリしたい早くスッキリしたい、その一心で読み進めていました。しかし池井戸作品によく出てくる、あの悪い役員達や銀行員はホント腹立ちますね。企業がどうあるべきか、守るべきものは何なのか、屈しない強さ、色々と励みにはなりますが、現実はなかなかそう上手くはいかないものです、、、ただ、小説というエンタメとして楽しみながら、少しでも勇気づけられたり、やっぱあともう少し頑張ってみようかなと、ちょっとしたキッカケを与えてくれる感じがとても好きです。とても素晴らしい作品に出会えたと思います。この後、映画版も観たいと思います。
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最後は感動。
やっぱり人間力ある人の元にはステキな人が集まる。
下巻は、クライマックスに向けてスカッとなる場面がたくさんあった。
散々ひどい扱いを受けてきた社長:赤松をはじめ正しい方に自分の想い(力)を発揮する人は魅力的。
必ず見てる人はいるし結果報われるのがいい。
いち社会人としてどうゆう人になるべきか、目指したい人間力を学んだ1冊。
映画化されてるのでこちらも観たい。 -
上下巻とても面白かったです♪
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これぞエンターテイメント小説!
主人公の社長が男くさくて、泥にまみれて、情に厚くて。
これでもか!と苦しめられて、残りのページを確認しながら「本当にハッピーエンドになるのだろうか?」と不安を抱えながら読んだよ。
でも、流石。最後にはちゃんと敵役の人も懲らしめられて、溜飲を下げる事が出来た。
池井戸小説ってパターンわかっているのに、おもしろいってすごいな。 -
気持ちが晴れた。
というのが、読み終えた直後の感想だ。
登場人物が置かれた様々な環境で葛藤する人々。信念を貫くことの大切さ、正しいことを正しく実行することの大切さを改めて感じた。ただ、それらを愚直に実行するには多くの葛藤が伴うこともある。
だけれども、結果は自ずとついてくる。
そう感じた作品です。
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これだけの登場人物の1人1人を無駄にせずに、
話の最後に向けて進んでいく様。
すごいの一言。
ここまで長い話を読むのは初めてだったけど
止まることなく読み進めました。
映画見ようっと! -
勧善懲悪――水戸黄門をはじめとする時代劇に代表されるように、日本人はこの手の話が大好物であろう。『空飛ぶタイヤ』もまた、時代背景は江戸、平成と異なるが、この系譜に名を連ねる、いわば甘い汁を吸う悪代官をやっつける町人の味方という構図に当てはまる物語であった。
空飛ぶタイヤは奇しくも自分にとって、平成最後に読了した本ということになったが、世の中が十連休に浮かれ、その間に年号が「令和」に変わり、一見平和が訪れたかに見える日常も、ニュースでは連日暴走した車の犠牲となった痛ましく、理不尽で、憐れな人たちが報じられている。これらの「事実」は、ニュースではあっという間に消費され、風化してしまう。だからこそ、この物語の存在が重要なのである。
事実を下敷きとして、池井戸氏はそのディテールをおのが想像力を駆使して物語に仕立て上げた。この想像力こそが作品にリアリティをもたらしている。そして、リアリティは読者の読むことへの推進力となるのである。
事実(と呼ばれるもの自体、実は多分に脚色されていることも多いが)を伝えるニュースでは感じ取れない勧善懲悪を、久しぶりに思う存分楽しめた。組織という巨人をバックに自己正当化を繰り返し試みる奴らに下される鉄槌こそ、最高のカタルシスであることをこの本は教えてくれる。 -
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【ここだけ】お返しは良くないんだね。(あれ?倍返しだ!!は?)
【感想】大企業病、派閥問題、社員の慢心。だからと言って中小企業がいいのか。どこでもいいから自分の信じられる人や組織に貢献していきたいと思った。
会社資金繰り、遺族との関係、PTA、子供問題、私はこれらを並行で処理できんです。
最後はハッピーエンドでよかったよかった。
ゆぎ…強い。お金ではない、ホープに掻き乱されたくない。未来のために生きていきたい。 -
読後に震えるような感動を覚える作品には、なかなか出会えない。この作品がまさにその一つである。
上巻の感想にも書いたのだが、財閥系大企業のコンプライアンスに深く斬り込んだ傑作小説。赤松という熱血漢の愚直な社長が率いる中小企業と財閥系大企業の闘いが、学校、警察、出版社、銀行をも巻き込み、ダイナミックに描かれている。
赤松の勝利も嬉しいのだが、事件を巡る被害者遺族、赤松の家族、赤松運送社員の大きな変貌も非常に嬉しかった。
また、逆の見方をすれば、品質上の大きな欠陥を隠蔽しようとする大企業の失墜の過程も非常に興味深いものであった。 -
自分の会社の事だから、世間一般の人とは違う、どこか特別な視点で作品を読んでいた気がする。
作中で描かれるような卑しさは、二年目の私にはまだ感じられない。だがもしまた同じような状況に会社が陥った時、普段我々が見ないもう一つの体質が顔を覗かせるかもしれない。
勿論、不祥事から会社全体を悪だと決めつけることは出来ないが、長年一つの会社で働いていると、その邪悪な体質に気付かぬうちに飼い慣らされていくのも事実だと思う。
結構な長編小説なので、途中飽きが来ることもあったが、最後はじんわりと目頭が熱くなるのを感じた。
会社に守られた私は、死に物狂いで働いたことはあったか?何をしても自分の生活は安泰だというこの意識そのものが、サラリーマンなのだと感じる。
自分のいる環境について一度立ち止まって思いを巡らすには良い体験だったと思う。
•どんなことがあろうと、常に目指すべきはことの本質だ。形式や先入観にとらわれた時、その本質は見失われ、安直だが見当違いな結論だけが目の前にぶら下がってるわけだ。
•大企業にいる時に周囲を囲っていた見えないバリアが取り払われ、世の中の荒波と強風がまともに吹き付ける中、大型客船から帆船に乗り換えたようなものだ。生きることとはこういうことかと思った。その厳しさを認識こそすれ、嘆く暇も恨む余地もなく、ただひたすらがむしゃらに、無骨に奔走してきたのだ。
•会社の都合と個人の都合を使い分け、体よく、つつがなく、定年まで勤め上げようというサラリーマンそのものだ。 -
ここまで来るのにたくさん不幸がありました。
しかし、いつまでも悪がのさばるわけにはいきません。
赤松社長の諦めない精神力で、ホープ自動車の不正を追い詰めていきます。
赤松家には少しずつ平和がもどり、反対にホープ自動車ではこのやり方に疑問を持つ職員からの内部告発で逮捕者が出て終焉を迎えた。
最後の方は駆け足だったが、全てが片付いて綺麗な終わり方だったと思う。
ここまでよく耐え忍んだと、その熱い精神力に読み手の心もグッとわし掴まれた気分でした。 -
トラックの脱輪による死亡事故。
その原因、責任の所在を巡る大手自動車メーカーホープVS赤松運送の闘い。
面白い!とにかく面白かった。
正義とは?信念とは?
言葉で書くと簡単だけど、それを貫き通すことの難しさ。
ラストには赤松社長、家族、従業員、そして高幡刑事に拍手喝采! -
Amazonオーディブルで「空飛ぶタイヤ」下巻を聴き終えた。
最後はスッキリと清々しい気持ちで終わって良かったけど、それまでの鬱屈がすごい。
特に上巻の前半はつらい。
東京ホープ銀行の人はずっとブレなかった。
はるな銀行はちょっとファンタジーが過ぎるような…。
ホープ自動車の狩野と学校のモンスターペアレントにはイライラさせられた。
PTAパートは要らなかったような…世間の風当たりの強さというより、単にモンスターペアレントが異常なだけだし、あそこで他の作品1本できちゃうよね(^_^;)
聴いてるときは楽しかったけど、聴き終えると、「文学性に乏しい」という理由で直木賞に落選したことに納得してる。
確かに聴き終えて残るものがない。
たくさんの登場人物もそれぞれの立場でしかない感じだし…。
でも面白いから、十分か。 -
(上下巻合わせてのレビューです。)
三菱自動車のリコール隠しが元ネタのフィクション。
フィクションだけれども、どこまでもリアル。
登場人物の考えていること・感情がよく表現されている。
この本は是非、三菱自動車で働く人たちに読んでもらいたい。
三菱は諸悪の根源のように書かれていて、
なかなか読むのがためらわれるかもしれない。
それでも、リコール隠しによって、
苦しんだ人たちのことを切実に知るためには、
ときには毒薬も必要かと。
この本を読んで感じたのは、
「嘘をつけばもう後には戻れない」ってこと。
決して嘘をつくことを否定はしないけれど、
つく場合はそれ相応の覚悟を持ってつかないといけないということ。
特に企業の不正については、正直が一番かな。
自分が可愛いのは皆同じだから、難しい選択ではあるけれど。。
あっという間に読んでしまいました。
★4.5個って感じ。 -
なぜか感想書き忘れてました。上下巻合わせての感想になります。
モチーフは間違いなく○菱の話ですね。
学生時代、初めて車買おうと検討したときに「○菱車は論外」のイメージがあったのを思い出しました。
お手本のようなモラル欠如で、会社のコンプライアンス研修なんかでも毎回のように事例として出てきます。
ここまで露骨に史実の話をモチーフにしてるわけですから、作品の内容もある程度はノンフィクションなんでしょうね…改めて○菱は論外だと再認識…。
それ以上に、会社員として働く自分としても、もし自分が関係者になってしまったら…と色々考えさせられる内容でした。
最悪職を失い家族を路頭に迷わせるリスク背負ってまで正しい行動が取れるか?
そんな会社だと知った上で定年まで勤めるのか?
うちのモノづくりは世間に胸を張って送り出せるシロモノか?など…。
(もちろん被害者や遺族の方もですが)全く事情を知らないまま一生懸命働いてた○菱の従業員の方々が可哀想で仕方がありません。
間違いを認める勇気、大事ですね。 -
やっと解決編。無事に終わってよかった。下町ロケットほどのすっきり感がなくて少し残念。この作品に出てくる悪役はほんまにリアルで、やからこそめっちゃ腹が立つ。その中でも保護者片山はほんまに腹立った。こいつの件がイマイチすっきりしなかったから、全体通してすっきりせんかったのかもしれん。
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組織に翻弄されながらも、逞しく前に進む沢田。絶望に打ちひしがれながらも、土俵側で力を発揮する赤松と彼を支える人々がとても良い。面白かったです。
著者プロフィール
池井戸潤の作品

ときどきあるんですよ
ブクログとアマゾンがリンク?しているかなにかでアマゾンでの画像が変わるとブクログの画像も変わっちゃうみたいです...
ときどきあるんですよ
ブクログとアマゾンがリンク?しているかなにかでアマゾンでの画像が変わるとブクログの画像も変わっちゃうみたいです(^.^;
早く本来のタイヤの表紙に戻ってほしー!
早く本来のタイヤの表紙に戻ってほしー!
うん!これちょっと嫌かもw
戻って欲しいです!
うん!これちょっと嫌かもw
戻って欲しいです!