空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.47
  • (1548)
  • (980)
  • (218)
  • (17)
  • (3)
本棚登録 : 6370
レビュー : 716
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764537

作品紹介・あらすじ

事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない-。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、感動の傑作エンターテインメント小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 上巻でかなりヒートアップしてしまい、子どもに当たったりしたのを反省。ビブリアを挟んでクールダウン、したはずなんだけど、読み出したら加速して熱くなってしまった。
    赤松さんの窮地は中々好転せずヤキモキ。
    それでも踏ん張る赤松さん。自力で、自分の足で真相に近づいていく。
    拓郎くんの男気、はるな銀行の誠実、某運送屋技術屋の意地、PTAの仲間。
    赤松さんを後押しする人たちに胸が熱くなる。

    45.319.そして369頁。
    とにかく今までの悶々がスカッとする。私もなだらかな海面がぐんとせり上がってきた。
    最後は驕りと慢心に足をすくわれたような気がしなくもないけれど。
    とにかく、赤松さんの不器用なまでの潔さが清々しい。
    PTAのことだっていくらでも根廻しが出来ただろう。
    「俺はとことん愚直でいく」
    馬鹿にする人も多いだろうけれど、ラストの爽快感はそれだからこそ。
    御天道様はいつだってみてる。

    「将来を思い描くのは、それがなんであれ、またどんな時であれ、素敵だ。」

  • トラックの脱輪による死亡事故。
    その原因、責任の所在を巡る大手自動車メーカーホープVS赤松運送の闘い。
    面白い!とにかく面白かった。
    正義とは?信念とは?
    言葉で書くと簡単だけど、それを貫き通すことの難しさ。
    ラストには赤松社長、家族、従業員、そして高幡刑事に拍手喝采!

  • 【公式談話室企画】投票締切 7月2日まで!池井戸潤作品、初の映画化!好きな池井戸作品を投票してくれたかたの中から抽選で『空飛ぶタイヤ』上・下巻セットを5名様へ!
    https://booklog.jp/q/7799

    【池井戸潤作品、初の映画化!2018年6月15日(金)公開!】
    http://soratobu-movie.jp/

    その事故は事件だった!直木賞候補の話題作
    トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。原因は「整備不良」なのか、それとも……。圧倒的エンターテインメント巨編!

    事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない-。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、感動の傑作エンターテインメント小説。

  • うわー、びっくりするくらい面白い!!
    レビューも評価が高めなので期待はしていましたが、想像以上。こういう時、どう表現していいのか…、自分のボキャブラリーの少なさに歯痒くなります。
    心震わすとはこういう事なのでしょうか、とても充実した読後感です。

    池井戸潤の作品は初めてでしたが、序盤から加速度を増すばかり、息つく暇もないです。

    実際に起きた事件が題材になっているという事で、私にもその事件はまだ記憶に残っているし、とてもフィクションとは思えない現実感がありました。

    感動した、とひと言で済ます事が出来ないくらい何度も目頭が熱くなりました。オススメです。

  • 読後に震えるような感動を覚える作品には、なかなか出会えない。この作品がまさにその一つである。

    上巻の感想にも書いたのだが、財閥系大企業のコンプライアンスに深く斬り込んだ傑作小説。赤松という熱血漢の愚直な社長が率いる中小企業と財閥系大企業の闘いが、学校、警察、出版社、銀行をも巻き込み、ダイナミックに描かれている。

    赤松の勝利も嬉しいのだが、事件を巡る被害者遺族、赤松の家族、赤松運送社員の大きな変貌も非常に嬉しかった。

    また、逆の見方をすれば、品質上の大きな欠陥を隠蔽しようとする大企業の失墜の過程も非常に興味深いものであった。

  • 下巻も文句なしに面白かった!
    ただ、感想書くのが難しい。。。

    中小企業の社長、大企業の社員、学校の児童・保護者、警察、被害者家族、それぞれの立場におけるそれぞれの「正義」。

    自分だったらどうするだろうか?こんなに強い意志を持ち闘うことはできるだろうか?

    面白いし、孤軍奮闘していた赤松社長の置かれている状況が好転していくに従ってスカッとするんだけど、サラリーマンとしてもしホープ側にいたら?関係者としてその場に存在したら?という仮定に対して、綺麗事だけで済ますことは簡単だけど、行動する勇気があるか、心にさざ波が立った。

    どこにいたとしても、自分の中の正義や大切にしたい価値観、信念みたいなものはブラさずに行動したい。強くありたい。

  • 【池井戸潤作品、初の映画化!2018年6月15日(金)公開!】
    http://soratobu-movie.jp/

    その事故は事件だった!直木賞候補の話題作
    トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。原因は「整備不良」なのか、それとも……。圧倒的エンターテインメント巨編!

    事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない-。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、感動の傑作エンターテインメント小説。

  • 勧善懲悪感が最高。ストーリーもリアルでとってもよかった。映画化楽しみ。

  • この本は電子書籍ではなく、紙ベースの本で読むべきだ。活字を追いながら左手で持つ本の厚みが読み手に大きな不安と安心をもたらすからだ。そしてそれが『今』をとても面白くする。言わば手で読む本なのだ。

  • 池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ 下巻」読了。面白かったというより、清々しい気分になった。たくさんの人に読んでもらいたい作品。部品返還を求める赤松社長と秘策を持って臨んだ沢田の打合せに始まり、読めば読むほど、いろんな分岐点が存在する。中小企業と大企業の内部事情、はたまたPTAの会合に至るまで。立場の異なるたくさんの人物が描かれてます。そのなかでも、赤松社長の人情味あふれる行動が一番♪ページ数は多いですが、読みやすいです。会社勤めの人に特にオススメ。

全716件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家になりたいと思っていた。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。

以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、非常に高い人気を誇る。

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)のその他の作品

空飛ぶタイヤ(下) Audible版 空飛ぶタイヤ(下) 池井戸潤

池井戸潤の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
池井戸 潤
有効な右矢印 無効な右矢印

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする