ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.73
  • (43)
  • (65)
  • (62)
  • (9)
  • (4)
本棚登録 : 868
感想 : 59
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764919

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 西尾維新作品で唯一人に勧められる。やっぱり読み手は選ぶけど、ライトな新本格ミステリとしてハマれる。本文で謎解き前にヒントとして叙述トリックを匂わされたから、謎解きを考えて、それでも騙された。

  • 西尾維新のガチミステリィ。
    特にスケアクロウは秀逸。

    ダブルダウン。
    勘繰郎は、トリック云々イマイチピンと来なかった。
    勘繰郎のまっすぐさとか、勧誘を蹴るとか。
    あやめの感情の、爆発なんかは見てて面白かった。

    トリプルプレイ。
    二段構えのオチは予想外だった。
    八歳ネタは、論理は通ってるからフェアじゃないけど、いまいち納得できない面もあったり。
    なんでも百足が想定していたのです、っていうのもちょっとゴリ押し感があった。
    想定外の自体が起きてもいいように、徹底的に代案を用意してた、とかなら納得したかも。
    それでも、トリックとかオチは面白くて大分悔しい思いをした。

  • これはいい!!

    トリプルプレイ助悪郎が好き。
    純粋な(?)、というより一昔前はミステリって言ったらこういうジャンルだった、というような、名探偵と犯人、的なミステリ小説はあまり見ないけれど。これは面白かった。
    ぶっちゃけミステリなら、戯言シリーズ序盤みたいにキャラを売りに使うような(キャラが物語で大きな比重を担いすぎる)ものは、そこまで好きではない。
    でも、誰が誰かわからないような本は、読みたくない。読みにくい、面倒くさい。
    かといって、昔のものは時代が違いすぎて、読みにくかったりする。昔のミステリが読みたくなった。
    西尾維新の技量かなー。言葉遊びもいつも通りおもしろい。

    ダブルダウン勘繰郎も、普通にカッコよかったし、おもしろかった。

  • ミステリとして見れば、ダブルダウンは反則、トリプルプレイは反則気味。トリプルプレイは二葉に関しては読めましたが、読者への挑戦での予告と同じくらいの理解までしかできませんでした。話の流れは面白く、楽しんで読めました。

  • 西尾維新にはなんていうか特にミステリー要素はいらないと思う。
    というわけで助悪郎より勘繰郎のがよかった。
    かっこええ。

  • 短編が2編というより2作品が一冊に。
    2作目がいい。
    矛盾をフェアな視点で遊ばせたミステリ。
    このトリックはきらいじゃない。
    思った以上に本格ミステリだった。

  • 2010.11.2
    久しぶりに本を読み進める手が止まらなかった。ダブルダウンは読み終わってすっきりしたけど、トリプルプレイは嫌な気持ちになった。百足の最悪さは狐さんを彷彿させる。性別トリックに続き叙述トリックにもまんまと騙されました。トリプルプレイは注意して読んでたはずなのになぁ…。勘繰郎は未だに男の子な感じが否めない。

  • 見事に騙されたわけで。

  • 勘繰郎の饒舌体が好い。

  • 日本探偵倶楽部の探偵と事件2つ。どちらも地の文に答えが隠されている。維新節で、展開も早い。私は、勘操郎の方が好きだ。

全59件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西尾維新の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×