遠き面影(上) (講談社文庫)

制作 : 北田 絵里子 
  • 講談社
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  • 本棚登録 :49
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764957

感想・レビュー・書評

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  • ややプレイボーイ的な中年男性、向こうの小説でも主人公として頻出するし、イメージも湧きやすい。男女関係も織り交ぜながら、過去から現在に残る禍根が描かれていて、ありきたりの題材だとは思うけど、内容は面白いから大丈夫だと思います。さて、下巻では?

  • 感想は下巻に。

  • 感想は下巻に

  •  ニースで造園業を営む主人公は、取引相手の社長からイギリスでおこなわれるオークションで指輪をおとしてきてほしいと頼まれる。
     今の謎と、18世紀の惨劇が交錯しながら物語は彩られていく。

     お、珍しくダメンズじゃない主人公だと思ったら…。 
     やっぱり、ヘタレでした。まぁ、ゴダードはこうじゃなくっちゃね。

     社長の奥さんが素敵です。あと、主人公が出会う謎の女性もね。
     うん、どうしてもヘタレな主人公に目がいってしまいますが、ゴダードは女性たちが常ものすごくいい。依存することなく、潔く、自分で自分の道を切り開いていく強さがあり、可憐さもある。

     ってことで、今回は女性たちに注目していただきたい1作。
     謎解きの部分では、ちょっと弱いかなぁww

  • モナコの造園業者ティム・ハーディングは、彼の会社ジャルディニエラ社の上得意客かつ株主であるバーナバス(バーニー)・トーザーから依頼を受けた。それは、競売にかけられるトーザー家に伝わる指輪の落札で、兄ハンフリー(ハンフ)・トーザーを自分の代わりに助けてやってくれと云うものだった。場所は英国コーンウォールのペンザンス。そこは、ハーディングが末期癌だった妻ポリーと旅行した最後の場所だった(1999年8月11日の皆既日食見物)。
    その指輪が競売会場から奪われた。何処かで出逢ったような謎の女性ヘイリー・ウィンターの失踪。バーニーが過去に係わったケリー・フォックストンの死の謎。それらは18世紀のクラウズリー・シャヴェル提督の時代へと、そして、さらに昔の伝説へとハーディングを巻き込んでいく。バーニーの妻キャロルとの情事、財務担当役員トニー・ホワイトブローの陰謀など虚実の世界と歴史的な謎が織りなすミステリーは、モナコの明るい光の中から雨に煙るコーンウォールの影へと 我々を誘い込むかのようだ。

  • 私の中で「当たりハズレのある作家」に属しつつあるゴダードだが、本作品は当たり。
    どっぷりと歴史に浸るのではなく、小粒な史実をさらりと撫でる程度に留めてある。このページ数では仕方ないだろうと納得しつつも、意外と効果的なので少し驚いた。
    指輪を追いかける序盤だが、それに関わる人たちが増えていくごとに、焦点は物から人へと移っていく。巻き込まれ型の脆そうな主人公、不安定な関係で結びついたキャラ、無関係に見えて実は重要な証言など、中盤の安定感は相変わらず抜群。意思に従って行動しながら、徐々に自分を追い込むことになる主人公の変化と覚悟も見どころ。これだけ行動的に動いてくれると退屈しないで済むので、読み手にとっては有難いのだ。
    謎解きは二時間サスペンスレベルだが、起承転結の「転」がいい。ゴダードにしては鋭角な方向転換で切り込んでいる。個人的には、あまりディーヴァー寄りにならないよう、サプライズはほどほどで結構。よくよく考えればこの高評価は、昨今のイマイチ作品によるストレスの反動からくるものだろうなあ。

  • ロバート・ゴダードの最新翻訳本。ゴダードの本は歴史が絡み合うストーリーが特徴的で、これもまたそうです。そしてその歴史も何段階も絡むことが多く、謎も一つの謎が解けるときにはすでに次の謎があって、読み出したら止まらない。

    元々歴史教師ですが、何が専門だったのか毎回色んな歴史を絡めていますが、説明すると面白さが半減すると思うので書きません。ちなみに現代が舞台でそこに歴史が絡んでいます。西洋史が好きにはたまらないです。

    時間のあるときに下巻と一気に読むことをお薦めします。

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