ハヅキさんのこと (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1084
レビュー : 117
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765060

感想・レビュー・書評

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  • どの短篇も出だしがすてきだな、と思っていたら、
    解説にも同じようなことが書いてあって嬉しかった。
    どれも川上さん独特の雰囲気でした。
    ことばが綺麗だった。
    おもしろかったです。

  • 多数の短編から構成されている。どの話も、川上ワールドに入っていると感じます。「蛇を踏む」や「センセシの鞄」の中に出てくる夢を見る下りを読んだ時と、共通の感覚です。何とも奇妙な感覚ですね。人間関係や互いの環境が、相互に行き違っているんだけど、それでも一つの世界に留まって、繋がっている感覚です。その僅かに繋がっている部分が、本来の人間同士の繋がりではないのかと言われているような気がします。

  • うそばなしとほんとのはなしが混ざったような感じ
    エッセイと小説を混ぜ合わせたようなかんじだとあとがきでもおっしゃっていた
    話の内容も短いのにきれいにまとまっていて、かつ感情移入しやすいはなしがたくさんあるため読みやすかったです

    わたしは短編はおふろのなかでゆっくりと読むのが好きなので多少時間かかりましたが、川上弘美さん独自の世界観、ことばつかいにうっとりしました

    わたしはこの作品とても好きです

  • 掌編小説集という、とっても短い小説集
    日常でいて、普通じゃない変な感じなのです
    ひとつひとつ、ちょっと余韻に浸りながら
    ゆっくりと読み進めました
    川上さんご本人によると、エッセイとも小説ともつかないもの
    はんぶんやけくそにように書きはじめたとのことです
    川上ワールド堪能です

  • 一日一遍ずつ読んで、
    ようやく読み終わりました。

    一日一遍でもお腹いっぱいです。
    リアルで痛いけど、
    少しほっこりして、
    よし、今日も頑張ろう、とか、
    うむ、今日も頑張ったな、とか思える不思議。

    やさしいです。

  • 表題作が素敵でした。

    最初の作品から読み始めて、
    実は2作品目の書き出しで、
    放棄しそうになったのです。
    そこで、適当にページを捲り、
    気になった作品から読む
    と決めたら読み切れました。

    するすると流れていく文体。
    心にひっかかりを残すのは
    掌編よりももう少し長い方が
    良いのかもしれません…。
    そんな中でも満足したのは、
    表題作と「床の間」、「扉」、
    「階段」、最初苦手だった
    「ストライク」でした。

  • しゅわしゅわと染み込むような。語感が好き。短編集。

  • 川上弘美の真骨頂。
    「吸う」がいい。
    登場人物が、みんな、ほんの少し、あちら側に足を突っ込んでいる、そんな感覚。
    (2011.6)

  • タイトルに惹かれて購入。短編集のどれもが、ほんのちょっとさみしくなる内容だった。

  • 2011.03.23

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著者プロフィール

川上 弘美(かわかみ・ひろみ)
1958年生まれ。96年「蛇を踏む」で芥川賞、99年『神様』でドゥマゴ文学賞と紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨、15年『水声』で読売文学賞を受賞。ほかの作品に『風花』『どこから行っても遠い町』『神様2011』『七夜物語』『なめらかで熱くて甘苦しくて』『水声』などがある。2016年本作で第44回泉鏡花文学賞を受賞した。


「2019年 『大きな鳥にさらわれないよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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