スカーペッタ (上) (講談社文庫)

制作 : 池田 真紀子 
  • 講談社
3.37
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本棚登録 : 475
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765305

感想・レビュー・書評

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  • 検屍官シリーズは全部読んでるけど、もう習慣というか惰性で読んでるような感じで、このところあまりおもしろくないなーと思ってました。でも本作は初心にかえってシンプルな推理小説になっている感じで、久々におもしろかった。シンプルな普通の推理小説とはいえ、ケイ、マリーノ、ルーシー、ベントンには深い歴史と深いキャラがあるので、やっぱり全部読んでる人の方が楽しめるんだろうなとは思うけど。

  • (2011-11-16)(2012-01-27)

  • <あらすじ>
     2007年12月31日、ニューヨークで一人の女性が自宅で殺された。犯人と憶測される関係者がベルヴューの刑務所病棟に収容されたが、ケイの診察しか受けないと主張しているという。ベントンから頼まれたケイは急遽マサチューセッツからニューヨークへと飛ぶ。あるときから距離を置いていたルーシーとマリーノも、事件の捜査のため集結。「左の足首に金のアンクレット」という過去の類似事件も浮かび上がり、連続殺人の可能性も高まる。一方、新年早々インターネットに、ケイについてあることないこと書きたてたゴシップコラムが掲載される。

    <ひとことコメント>
    「検屍官ケイ」シリーズ第16弾(短編は抜かして)。ケイはマサチューセッツ州で検屍局長をし、ニューヨークでも講師や顧問として活躍中。ジェイミー・バーガーが「八年前」に「三十代の後半」だった(たぶん『審問』のときで1999年)、現在は「四十六歳」である、とあります。『審問』でケイはバーガー女史のことを「私より二、三歳上だろう」と言っているので、今回ケイは43~44歳? 会話文が長々と続いて、どんな事件なのか見えてくるのはだいぶ読み進んでからです。事件よりもケイを中心とした人間関係を重視しているような……。でも、下巻後半の勢いはさすが。
     池田真紀子さん訳の第1弾。訳者あとがきがなくて、ちょっと淋しいです。

    上・下巻 原題“Scarpetta” 訳:池田真紀子

  • あまりのダメさに読むのを控えてましたが、タイトルと、意気込みに負けて読んでみた。久々に心ときめきます。下巻が楽しみです!

  • リンカーン・ライムシリーズのあとに読むと、まだるっこしくてかなわん……
    ライムシリーズは会話に無駄がないんだよね。
    こちらの方は、より人間の普段の会話に近い気がする。なので、ヒントなのかも知れないけど、無駄会話が多い。しかしその分、キャラクターがわかりやすい。

    作品はおもしろいし話がうまいから、やっぱり読んでしまうんだけれども、ルーシーが大きくなったり、スカーペッタを若返らせたりしてから、かなあ……人間関係がドロドロしてきて、疲れる。
    スカーペッタとマリーノの縁が切れたあたりから、余計にかなあ。
    初期の方がおもしろかった。

    毛むくじゃらの狼男な犯人の話、あれが確かセーヌ川で泳ぐんだよ。先天性多毛症の身体を厭って、自分なりの信仰心というか儀式のようなもので、その毛がなくならないかと願って。
    暗い夜に、きれいでもない川に身を浸して……
    当時は今よりもニキビにひどく悩んでいたので、あの場面には、犯人であるにも関わらず、ものすごく同情出来てしまった。
    あくまでも、そこのくだりだけね。


    以下、盛大にネタバレ含みで。

    ルーシーとジェイミーの仲ににおわせてるなあ、と思っていたら、くっついてしまった。
    これくらい頭のいい相手でないと、ルーシーにはダメだろうから、ちょうどいい。

    マリーノとスカーペッタの再会で、ベントンやら周囲の方がギスギスしていたけれど、大団円になってよかった!
    ルーシーには新しい恋人も出来たし、マリーノにもよさげな恋人が出来たし。
    久しぶりに、こんなに平和な雰囲気で終わったんじゃないだろうか。
    カタルシス!という感じだった。

    天気が悪いシーンから始まって、段々に天気がよくなって、快晴になった印象。

    モラレスが犯人なのはいいとして、ゴッサム・ガッチャの記事のあたりの関連が色々謎。
    テリーが家をもう一軒借りて、シュルーに給料まで支払えていたのは、実家が裕福だったから?
    モラレスがスカーペッタ612を名乗って、テリーに流していた情報は、嘘が大半に真実を織り交ぜていたとして。出身地や少女時代の話はどうやって知った?
    ドクター・レスターから? でも、レスターもスカーペッタとそんなに深いつきあいじゃないんだから、細かい話は知らないんだろうに。
    モラレスとテリーはどうやって知り合ったんだ?

    犯人はわかったけど、このシリーズ、あまり謎解きが親切じゃないよなあ……こっちが読みが浅いだけか?

  • どうやら前作を読んでいなかったようで話が繋がらない。でも例によってなぜか変質者につけねらわれるケイ。相変わらずの展開。

  • 何か微妙に読みにくいなぁと思ったら訳者さんが替わったんですね…前半ちょっと苦労しました。
    さて、検屍官シリーズ16弾。ここ数作は登場人物たちの人間関係がこじれてそちらの描写が増えてきていたので、シリーズ当初の検死官の最新プロフェッショナルっぷりにドキドキさせられたあの面白さが足りない感じがしてたのですが、今回も初めのほうは延々とゴタゴタしててちょっと読むのやめたくなりました(^^;)。下巻に入ってからはだいぶマシになりましたが、それでもやはり物足りない感が…。
    人間関係も落ち着いたようなので、次作に期待して星ひとつ余分につけときます!

  • 検視官シリーズは、恐らく全部読んでます。
    カッコイイですよ。完璧だなぁと思う。でも、そんな主人公の悩みや苦しみが普通に下世話なとこがいいのかも。

  • 2008年発表
    原題:Scarpetta

  • ずっとコーンウェルの翻訳をされていた相原真理子さんが亡くなって、はじめての出版。雰囲気は昔と変わっていないけれど、時々ちょっと違和感があるのは訳者が変わったせいかも?

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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