スカーペッタ (上) (講談社文庫)

制作 : 池田 真紀子 
  • 講談社
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本棚登録 : 475
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765305

感想・レビュー・書評

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  • スカーペッタシリーズは、酔いどれで無知無教養な刑事マリナーが好きだったのですが、このところ妙に迫害されている気がして悔しい思いをしていたら、今回はやったぜ!という感じで復活。それがひたすら嬉しかった。

    ●犬の毛ってね、どんなところにでも入りこんじゃうものなの。しかも入りこんだら最後、なかなか取れない。人の心に入りこむのとおんなじね。いつのまにか心に住みついちゃう。犬だけが特別な理由はあたしにはわからないけど、神の御意志が働いてることはたしか。犬なんかただの動物だろうって言うような人には、きっと魂がないのよ。猫は自分たちの世界で生きてるけど、犬はね、地上に降りた天使なの。ほんの一時期、人間の世界を訪れてるだけ。素足でうろうろしてると、何かの棘みたいに犬の毛が皮膚にまで食いこんじゃうのよ。

  • 検屍官からずっと読んでいますが、最近の作品は、
    話を広げすぎておさまりがつかない感じで、
    いつも残念に思っていました。
    今回の作品は初期に戻ったようで、とてもよかったです。
    登場人物みんながバラバラになってしまっていたのが、
    協力して事件を解決し、お互いにいたわる関係になったのもよかったです。
    ベントンは顔を出してもよかったの?と思いましたが。
    なんだか読みにくいと思ったら、訳者が変わってました。
    相原さんのほうが好きです。
    次作が楽しみになりました。

  • 毎年冬に刊行されるパトリシア・コーンウェルの新刊。
    今年は大好きな検死官シリーズとあって、期待して読みました。
    検死官シリーズは、初期のケイの一人称で書かれていた頃がいちばん好きで、最近はなんとなく少し読みにくい感じがしてたんだけど、今作品はなぜかすいすい読める。
    ケイ、ベントン、ルーシー、マリーノ、いつもの登場人物達も今までと比べて特に違和感もなく読めるので、翻訳者が代わったことに最初気付かなかった。
    ストーリーは、ある女子大学院生が絞殺され、その容疑者とされているボーイフレンドがケイを自分の取調べに指名するところから始まる。
    彼が殺したのかどうなのか。
    それと並行してインターネットではゴシップサイトがケイを中傷し、ケイとベントンの結婚生活に不協和音が。
    これから下巻を読みます。

  • これも大学時代に夢中で読んだシリーズ。
    ストーリー自体は、かなり最初から結論が想像されて引き込まれなかったけれど、これまでのシリーズを通しての人間関係や心情の描写にだだはまり。

  • うーん、シリーズのファンじゃない人にはおすすめはできないような……。上巻半分くらいまで、これはシリーズファンでもなければ耐えられないのでは?、と思ってしまうほど展開が遅くでウダウダした感じが。2年前の前作の状況を思い出すのに時間がかかったこということもあるけれども。そして、とてつもなく重く陰気な雰囲気。あと、ベントンって、こんな人だったっけ?と思った。シリーズ最初のほうはすごくかっこよく思えたんだけどなあ。下巻に入ってようやくエンジンがかかって、下巻半分すぎからやっとスリリングな展開になってきた、という感じかも。シリーズファンとしては、とにかく、おなじみのレギュラーメンバーがそろいもそろって、力を合わせて捜査するってだけで、うれしくてわくわくする部分があったことは確か。もうミステリよりメンバーみんながどうなるかっていうのが気になって気になって。以下、ネタばれ。でも、これは珍しくラストが一応ハッピーエンドだったのではー!とうれしい気が。なんだかほっとしたけど、まさか今作が最終回ではないよね??それと、これはいつもこのシリーズを読むと思うのだけれど、またしても、社会病質者っていうのはものすごう身近に、まったく優秀な人物の顔をして潜んでいるような気がしてこわくなる。

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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