増補版 三度目ならばABC (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765503

感想・レビュー・書評

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  • 上から読んでも下から読んでも名前の読みが同じ、という織田貞夫と土佐美郷の「山本山コンビ」が、ノベルス未収録だった幻の短編「はい、チーズ!」を収録して復活した増補版。

    岡嶋二人はこれが初読なのだが、推理のテンポのよさにびっくりした。
    論理的には「ちょっと弱いかな?」と感じるところもあるけれど(何しろ、犯人の絞り方がほぼ美郷の直感なので)、推理までの道のりが非常にわかりやすく提示されることに感心した。
    解説で薬丸岳さんが書いているように、話ひとつひとつの推理の切れ味がよい。ばっさり切られる、というようなことはないけれど・・・小さくてもよく切れます、ってところだろうか。

    登場人物たちの軽妙なやり取りも楽しめて、私としては箸休めにちょうどいいミステリーであった。
    読書メーターでぽつぽつ感想を見たところ、美郷のキャラクターがどうも好きになれない、という感想がいくつかあったのだが、私は自身がチビなせいか(^^;)、美郷がちやほやされているのが目に付くことはありませんでした(笑)。
    このコンビが活躍するという、『とってもカルディア』のほうも読みたいな~。

    岡嶋二人、これから要チェックしておこ。。

  • 岡嶋作品の中では、評価は低い作品が多い。ただし、書かれたその当時を考えれば、よく練られた作品である。テンポの良さは絶品で、一気に読了。

  • 2017年19冊目。
    1月に既に読んでいたものを、増補版があるとのことなので別途購入。幻の未収録作品「はい、チーズ!」についてはそこまでではなかったけど、内容が既に分かっていてもやっぱり良くできてるなぁ、山本山コンビは好きだなぁ・・と改めて思った。
    岡嶋二人作品の中では断トツに美郷が好きです。

  • 主婦が大好きなお昼のワイドショーの1コーナー、本当にあった事件の再現フィルムを制作する山本山コンビが、取材をする中で本当の真犯人を見つけてしまうお話。
    毎回ある同じくだりは流して読んでしまうけど、テンポが良くて楽しく読めました!
    このコンビ、まだまだ続きそうですね。
    2人のプライベートも気になる❤︎

  • 必ず二人が別犯人をつきとめる、って流れに流し読みしてしまう箇所もあり。
    二人のやりとりは楽しい。

  • 上から読んでも下から読んでも同じ、回文名を持つ織田貞夫と土佐美郷を主人公にした短編集です。
    「その方が面白い」と飛躍したトンデモ推理をする美郷に振り回されながら真相を引き出す貞夫というのが共通するパターンでしょうか。文章のテンポがいいし、ユーモアミステリーが味わえます。若干都合よすぎる気がしないでもないですが、真相が分かると納得はできますね。
    事件の発端から人物達のその後までというより、中心だけスパッと切り取った感じの話作りと思います。

  • 『論理型ノッポと直感型チビの凸凹男女によるミステリー』

    元々の出版が1987年とかなり昔の作品ですが今読んでも十分キャラが立っていて面白かったです。
    ジャンルとしてはユーモアミステリかな。
    ただ少しドラマ性が低く、その分論理に振った感じでした。
    短編と言う事と展開が重くないと言う事もキャラクターとマッチしていて良かったです。
    今回追加された「はい、チーズ!」に関しては他の収録作品と比べると少しキャラクターにぶれが感じられます。

    全体を通しての感想としては、当時としては斬新だったかもしれないキャラクターも今読むと新しい何かは感じれない。
    事件とその解決も驚天動地といった話では無い。
    しかし、主役の二人は憎めないキャラクターをしているし、同様に話も素直に作られており、重くなりすぎず進むのにも好感を持ちました。
    短編集と言う事もあり、時間が空いた時に気楽に読むのには良い作品だと思います。

  • 山本山コンビが軽快に事件を追っていく。さらさら読めるけど、謎解きはしっかり作られてて、がっかりしない。登場人物も実在してそうないきいきした感じがあってよかった。

  • 土佐美郷と織田貞夫の「山本山」コンビ。引っ掻き回す美郷に振り回されながらも真相に到達する貞夫の苦労人ぶりが面白い(笑)

  • プロットはまずまずなのですが、
    文章力が不足だと思います。
    2時間ドラマのネタに使えばちょうどいい感じだと思います。

    「プールの底に花一輪」のトリックはもっと膨らませれば面白い。

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