- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062765503
感想・レビュー・書評
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テンポがよく今読んでもなかなかおもしろいし、山本山コンビが好きになっていく。ミステリの種もショートショートなのも、ガッツリ重めのディナーじゃなくてブランチって感じ。
1987年出版でこれはとってもすごいことなのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
岡嶋作品の中では、評価は低い作品が多い。ただし、書かれたその当時を考えれば、よく練られた作品である。テンポの良さは絶品で、一気に読了。
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『論理型ノッポと直感型チビの凸凹男女によるミステリー』
元々の出版が1987年とかなり昔の作品ですが今読んでも十分キャラが立っていて面白かったです。
ジャンルとしてはユーモアミステリかな。
ただ少しドラマ性が低く、その分論理に振った感じでした。
短編と言う事と展開が重くないと言う事もキャラクターとマッチしていて良かったです。
今回追加された「はい、チーズ!」に関しては他の収録作品と比べると少しキャラクターにぶれが感じられます。
全体を通しての感想としては、当時としては斬新だったかもしれないキャラクターも今読むと新しい何かは感じれない。
事件とその解決も驚天動地といった話では無い。
しかし、主役の二人は憎めないキャラクターをしているし、同様に話も素直に作られており、重くなりすぎず進むのにも好感を持ちました。
短編集と言う事もあり、時間が空いた時に気楽に読むのには良い作品だと思います。 -
土佐美郷と織田貞夫の「山本山」コンビ。引っ掻き回す美郷に振り回されながらも真相に到達する貞夫の苦労人ぶりが面白い(笑)
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プロットはまずまずなのですが、
文章力が不足だと思います。
2時間ドラマのネタに使えばちょうどいい感じだと思います。
「プールの底に花一輪」のトリックはもっと膨らませれば面白い。 -
かつて岡嶋二人の作品ばかりを読んだ時期があったが、これは記憶がなかった。「山本山」の二人による謎解き連作。独特の軽いタッチだが、よく練られた作品だと思う。
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凸凹の山本山コンビが活躍する短編集です。
ユーモアミステリと言いますか、テンポ良くコミカルに物語は進んでいきます。
1番気に入ったのは「十番目の殺人」です。
トリックが良いと思ったのは「プールの底に花一輪」で、読んでいて面白かったのは「七人の容疑者」です。
どれも無難な作品ばかりです。 -
幻の未収録作品「はい、チーズ!」を加え、織田貞夫と土佐美郷の「山本山コンビ」シリーズが生まれ変わった!三度の銃撃事件に隠された事件の真相、仮装パーティーで起きた暗闇密室殺人、プールを用いた驚くべき殺害方法。岡嶋二人ならではのトリックとアイデアの魅力溢れる、7編のミステリー。
《ブックデータベース より》
《2010年4月5日 読了》