スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765572

感想・レビュー・書評

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  • なんか入っていけなかった…
    2016.9.27

  • 何もかもが主人公に都合よく進んでいく。上巻の終わりに登場した不吉な出来事―――主人公の矜持を揺るがしかねない封筒の中身は、けっきょく主人公のプライドを傷つけない形で処理される。ライバルのむかつく女は跡を濁さず姿を消す。友情は壊れない。そして惚れた男は実は昔から両思いだった!
    スロウ・ハイツは主人公のためのユートピアだった。馬鹿馬鹿しい。

  • 辻村さんの作品の中ではあんまり悪意とかないサラッとしていてちょっとがっかりだった

  • 下巻に期待しつつ頑張って読む。
    ・・・が、長っ!!

  • いつかは抜けるというか卒業するのが「チヨダ・コーキ」作品。
    と、
    そんな作家のイメージって読んだことがないんで悪いんですが「西尾維新」さんでした。
    赤羽さん怒ってくださっていいですよ。
    そんな、
    「西尾維新」さんが解説しててびっくり。
    モデルにしてたりして?!

    ミステリーな要素もありつつ青春小説かと思いきや立派な恋愛小説に落ち着いた感じですな。

    ストーカーって凄いな!
    一途って凄いな!
    一途なストーカーって凄いな!

    おいらは、
    「チヨダ・コーキ」に憧れるわ!

    まだまだだけど、
    この「スロウハイツの神様」もオススメしておきますわ。

  • あたしはそんな好きじゃなかったな。
    ただの恋愛小説は苦手なのかな。

  • 最終章からエピローグにかけてはよかった。
    綺麗に伏線を回収していくのは見事。
    ただ上下巻に分けてまでの内容だったのだろか。
    人物に感情はあるが思考が無い感じがする。
    やっていること、言っていること、考えていることがまとまらずなんかしっくりこない。
    回想によって過去を掘り下げるたびに、人物がより安っぽく嘘らしくなっていくのにがっかりする。

  • 最後の章のために上から続くすべての章がある、という感じ。一人一人のエピソードが深く書かれていて結末はそれぞれのキャラクターがなんとなくハッピーエンドな感じで書かれていて内容量も割りと多めなため、読みごたえという意味ではある方だが、色んなレビューや感想でお薦めしている人が多かったので楽しみにしていたのに少し肩透かし感が。。。そこまで一番のお勧めと言える作品には私の中では感じなかったな。作者を批判するつもりではないが上巻から貼られている付箋が最後の章で回収される雰囲気が好きな人は伊坂作品の方が読みごたえがあるのではないでしょうか?☆5つ。

  • うーん、いまいち。
    登場人物が多く、一人一人のエピソードがしっかり描かれている。そのわりに最終的に重要になるのはその内の2人くらいで、あとは中途半端。
    いままで3作品読んできたけど、なんとなくこの作者の書き方が見えてきた。
    既読の2作は高校生の話だったが、今回は大人の話なので少し雰囲気変わるかな?と思ったけど、相変わらず若い感じだった。

    最終章は良かったが、もう少し何かあればおもしろかったのになぁー。
    辻村深月はちょっと休憩します。

  • 好きな人は好きでしょう。嫌いな人は嫌いでしょう。
    私には、あまりに若かった。好きとか嫌いとか思うところまで入り込めなかった。

    クリエイトするのってそんなに偉いですか。黙っていいことするのって、そんなにかっこいいことですか。つよがることってそんなにかわいそうなことですか。

    どれも全部、普通だと思う。ただのよくある話です。 よくあることを本にするなというわけじゃなく、無意味に崇めたて祀るのはおかしいという話。

    この人の本の登場人物に言いたい。いい加減、自分を特別だと思い込むのやめた方がいい。
    この人の本の一部のファンに言いたい。いい加減、そういう登場人物を見て、自分も特別な人間かも、と希望を持つのやめた方がいい。

    もちろん引き込まれる部分もあり、全部が悪いわけじゃないのに、馴れ合いが全てを台無しにしてる。


    『不幸に依存する人間は、誰かにその状態を見せるまで含めてが、一つの儀式』
    2010年06月13日 20:10

    • かやさん
      私も同意見です。高評価のレビューばかりの中私と似た意見をお持ちのレビューを見つけて嬉しくなり思わずコメントしてしまいました。
      私も同意見です。高評価のレビューばかりの中私と似た意見をお持ちのレビューを見つけて嬉しくなり思わずコメントしてしまいました。
      2012/04/10

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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