ふりむく (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765923

感想・レビュー・書評

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  • 一枚の絵に、一枚の物語。

    このコンセプトがすばらしいと思いました。


    さようなら、
    からはじまり、

    でもすこしだけ、誰かのものになれてうれしかった。

    で終わる話が一番好きでした。

  • 笑ってしまった。江國さんらしくて好き。

  • 2013.1.2読了

  • (メモ)
    江國さんだったので購入。
    1枚の絵から、こんな物語が思い描けるのかぁ!と、ただただ感心。
    短い文章から、自分なりにその背景を妄想するのが楽しかった。
    また読もう。

  • 感性を大切にしたくなるそんな一冊

  • 知らず、なにげに、ふりむいてる事ある

    最後の文章がよかった

  • この本の使い方 というのが最後のページにあるが これを最初に読んでから詩を読む方がよい。この本は イラストから生まれた詩集ということがわかれば、何故このイラストとこの詩?というものも、こちらの想像を掻き立てられ興味深く楽しめる。この本はきっと 読み返す度に違う感じ方ができる本。また数年後に読み返したい。とても薄い本だが十分に楽しめた。

  • 松尾たいこさんの絵に、江國さんが短い文章をつけた。
    松尾さんの絵は、色合いがくっきりしていて、版画のように色が分かれ、パッと目に飛び込んでくる。
    絵をじっくり見てから、絵國さんのつけた文章を読むと作家の想像力はたくましいなぁと改めて思う。絵も文章も、どのようにでも捉えられる遊びのようなものがあって、観ていて楽しい。

  • 1枚の絵をみて、掌ほどの物語が浮かぶだけでも凄いし、そのお話のどれをとっても、嫌な印象はなくて、ものすごく心地よかった。自分が絵をみた印象とも全く違う話が載っていたり、どれが正解というわけではなくて、味わい深い本だなと思った。

    巻末にある「この本の使い方」を読んでから、また読み直すと、印象も変わりそう。

  • 異色の経歴を持つイラストレーター松尾たいこさんと彼女の絵を見て思うままに詩に表現した江國香織さん
    の、コラボ作品。読むだけでいい女になれそうと思わせる、彼女の文章はさすがの一言。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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