6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

著者 : 高野和明
  • 講談社 (2010年5月14日発売)
3.63
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  • レビュー :285
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062766524

作品紹介

6時間後の死を予言された美緒。他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。美緒は半信半疑のまま、殺人者を探し出そうとするが-刻一刻と迫る運命の瞬間。血も凍るサスペンスから心温まるファンタジーまで、稀代のストーリーテラーが卓抜したアイディアで描き出す、珠玉の連作ミステリー。

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • タイトルを見て、ゴリゴリの刑事モノかと思ったのですが全く違った。

    人の未来がみえてしまう男性の周りで起きるアレコレ。
    連続短篇なのですがスッキリと纏まっていて読みやすかったです。

    割とキャッチーな話なのですが、テレビドラマを観ている様にサクサク読めて
    安定した面白さがありました。
    定番ってやっぱり大事。

    私は四話目のプロダンサーを目指している女の子の話が好き。

  • 良かった。特に『時の魔法使い』が良かったなぁ。多分私自身が少しだけ疲れていたからかな。少しだけ涙か出そうになりました。ドラマもも観てみようかな。

    このつたない文章を読んでいだだいた皆様に私が見えたヴぃジョンをお伝えします(笑)

    『明日は、きっといい日だよ。』

  • 久しぶりの高野和明。なるほど、連作短編集ですか。最初の2-3作は、”何かを起こさないといけない”っていう作者の企みが、ちょっと悪い方に作用してしまったパターンで、そういう見え透いた魂胆が垣間見えてちょっと苦手だった。予知能力者が通底した主人公で、それを介した連作だけど、逆に殆どそれが登場しない、4作目が一番良かった。いわば予知能力のルーツみたいな部分に触れる物語だけど、あまりギスギスしてないファンタジックな内容で、未来を予知するドールハウスっていう演出も、他とは一線が画されていて、一番興味深く読めました。それを経ての、最後の”三時間後に~”もなかなか楽しかったですが。

  •  タイトルからして、重たい話なのだろうと思っていたら、違った。むしろハートフルで、「時の魔法使い」なんて、電車の中で懸命に涙が流れるのを堪えたくらいだ。
     
    「6時間後に君は死ぬ」
     街なかで出会った青年に、「6時間後に君は死ぬ」と告げられた美緒。彼は他人が未来に経験する非日常的体験をビジョンとして見ることができると言う。美緒は彼を信じ、二人で未来を回避すべく立ち回る。
     面白く、終わり方はまとまっている。ただ、やや安っぽいというか、ご都合主義的な面が多いように感じられた。

    「時の魔法使い」
     夢を追いながら、日々の生活をひたすら倹約して生活する三十歳前の女性、未来。人生に疲れ、地元の街を訪れたとき、小学生の頃の自分と出会う。
     この本の中で一番好きな話。別れ際の小学生の未来の言葉には、泣きそうになった。
     お金や、夢を掴むことは、すごいことだ。そのことで、自分をうんと成長させることもできる。しかし、お金や夢を掴むことができないからといって、成長できない、人間としての価値が低い、などというわけでは決してない。お金や夢を掴めなくても、人間として素晴らしい人はたくさんいる。お金や夢は、目に見えて分かりやすい成功や努力であるだけで、人として生きていくうえですばらしいことは、決してそれだけではない、と改めて気付かされた。

    「恋をしてはいけない日」
     うってかわって恋愛物語。とても素敵な。
     最低限の身なりへの気遣いは大切で必要だと思う。しかし、だからといって、外見だけで人を判断すべきではない。分かっているつもりでも、無意識に、時には意識的に、外見だけで人を判断してしまっている。難しいが、気を付ける意識は持たなきゃな、と改めて思った。

    「ドールハウスのダンサー」
     圭史のこの設定だからこそできた、入れ子のようになっている構成がとても面白い。
     物語自体も、とても魅力的だ。夢をかなえることのできなかったダンサー。彼女が夢を追い、挫折する様は、読んでいてとてもつらかった。
     ただひとつ、将来の夫を知らせてしまうのには、少し興ざめした。そのために、仕事を頑張るわけではないだろう。ただ生きるために仕事をするのだ、という割り切りとその辛さが、やはり必要なのじゃないかと思う。

    「3時間後に僕は死ぬ」
     最初の「6時間後に君は死ぬ」の美緒と圭史の物語。
     しっかりとしたサスペンス短編でもあり、未来は類稀なる努力で変えられるんだ、という気付きも与えてくれる。
     既に分かっている最悪の未来に向かってどんどんと突き進んでいく恐ろしさと緊迫感。それに抗うべく必死に奮闘する二人。そして、未来は変えられる。彼らの手によって。
     まさにお見事!

  • 可もなく不可もなくといった感じ
    短編で読みやすいが反面読み終えてみてなにかのこったかと言えば13階段のような興奮があったわけでもない
    自分のなかではタイプライターあたりまでは面白かったがあとのは蛇足な気がする
    やはり三分割くらいが落ち着く

  • 鬼気迫るという雰囲気は最初と最後の章だけで、あとはほんわかした雰囲気。
    もう少しサスペンス色が強いものを期待してたけど、これはこれでなかなか面白かった。

  • 読もう読もうと思ってて忘れていた作品。鬼気迫る感じ、秀逸のラスト。やっぱり読んで良かった。
    あらすじ(背表紙より)
    6時間後の死を予言された美緒。他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。美緒は半信半疑のまま、殺人者を探し出そうとするが―刻一刻と迫る運命の瞬間。血も凍るサスペンスから心温まるファンタジーまで、稀代のストーリーテラーが卓抜したアイディアで描き出す、珠玉の連作ミステリー。

  • 幾つかの短編が収められている。主役は毎回変わるが、本物の「予言者」が必ず絡んでくる。主人公は未来を変えようと頑張ったり、未来が予見されてたことに驚いたり。読後も爽やかで案外面白かった。

  • 短編集だが全てに必ず登場する共通の青年の物語。
    短編の内容は感動ものからミステリーまで様々。
    タイトルからサスペンス系のミステリーかと思いきや、どちらかというとファンタジー寄り。
    リアリティに欠ける部分から、評価は星3つ。

  • この本はミステリー小説です。
    結構話の展開が読めてしまいます

    また、現実味があるかというと、
    あまりないような展開でした。
    いきなり見知らぬ男性から
    君は6時間後に死ぬと言われます。

    すると、結果どうなるでしょう。
    普通はそんな事を信じませんが、
    この本では信じる展開に。
    名作とは決して言えないものの、
    ハラハラドキドキ感はあったので、
    一度読んでみる価値はあると思います

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