6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1848
レビュー : 292
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062766524

作品紹介・あらすじ

6時間後の死を予言された美緒。他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。美緒は半信半疑のまま、殺人者を探し出そうとするが-刻一刻と迫る運命の瞬間。血も凍るサスペンスから心温まるファンタジーまで、稀代のストーリーテラーが卓抜したアイディアで描き出す、珠玉の連作ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルを見て、ゴリゴリの刑事モノかと思ったのですが全く違った。

    人の未来がみえてしまう男性の周りで起きるアレコレ。
    連続短篇なのですがスッキリと纏まっていて読みやすかったです。

    割とキャッチーな話なのですが、テレビドラマを観ている様にサクサク読めて
    安定した面白さがありました。
    定番ってやっぱり大事。

    私は四話目のプロダンサーを目指している女の子の話が好き。

  • 良かった。特に『時の魔法使い』が良かったなぁ。多分私自身が少しだけ疲れていたからかな。少しだけ涙か出そうになりました。ドラマもも観てみようかな。

    このつたない文章を読んでいだだいた皆様に私が見えたヴぃジョンをお伝えします(笑)

    『明日は、きっといい日だよ。』

    • ラスカルさん
      はじめまして。
      時の魔法使いが私も一番良かったです。
      みくちゃんが、「とても優しい人になる」って言ったとこなど最高でした!!
      はじめまして。
      時の魔法使いが私も一番良かったです。
      みくちゃんが、「とても優しい人になる」って言ったとこなど最高でした!!
      2010/09/11
  • 【昔読んだ本】
    ジェノサイドに魅了され購入。
    長編かと思って読んでたら突然終わり、まさかの短編。
    どんでん返しあり、ホンワカあり。ジェノサイドのような壮大な長編も書けて、幅が広いんだな~。ますます尊敬。
    恋をしてはいけない日がすき。

  • 13階段とジェノサイドで「これは!」と心を掴まれ、グレイヴディッガーで、「あー、うん…」となり、幽霊人命救助隊で「…あれ?」となったタイプです。

    この作品も前半2作を読んだ時点で、グレイヴディッガーの時のような読感(悪くない。しかし13階段やジェノサイドほどじゃない)を得て、仕事が忙しくなり放置。
    しばらくして再開すると、思っていたより面白い。
    放置したことで、自分の中のハードルが幽霊人命救助隊あたりまで下がっていたというのもあると思いますが、後半は楽しんで読めました。「恋をしてはいけない日」「3時間後に僕は死ぬ」(若干の中弛みはあるものの)あたりは映像が頭に浮かんでテンポよく進みます。
    振り返ると「時の魔法使い」も鼻の奥に引っかかるような懐かしい匂いがして良かった気も。

    でも13階段とジェノサイドの背中はまだ見えない。

  • 短編集。

    特にタイトル作品と、「恋をしてはいけない日」が良かったです。とても映画的で気に入った!!

  • 初読。設定自体は結構すきだけど、文が自分にはちょっとあわなかったかな。だけど時間をおいてまた読んだら違うかもしれない。「3時間後に僕は死ぬ」の緊張感がよかった。

  • 単なる連作と云うより、全体として繋がってる短編集。個々の話もなかなかいい。ドールダンサーの話、好きだな。

  • 久しぶりの高野和明。なるほど、連作短編集ですか。最初の2-3作は、”何かを起こさないといけない”っていう作者の企みが、ちょっと悪い方に作用してしまったパターンで、そういう見え透いた魂胆が垣間見えてちょっと苦手だった。予知能力者が通底した主人公で、それを介した連作だけど、逆に殆どそれが登場しない、4作目が一番良かった。いわば予知能力のルーツみたいな部分に触れる物語だけど、あまりギスギスしてないファンタジックな内容で、未来を予知するドールハウスっていう演出も、他とは一線が画されていて、一番興味深く読めました。それを経ての、最後の”三時間後に~”もなかなか楽しかったですが。

  •  タイトルからして、重たい話なのだろうと思っていたら、違った。むしろハートフルで、「時の魔法使い」なんて、電車の中で懸命に涙が流れるのを堪えたくらいだ。
     
    「6時間後に君は死ぬ」
     街なかで出会った青年に、「6時間後に君は死ぬ」と告げられた美緒。彼は他人が未来に経験する非日常的体験をビジョンとして見ることができると言う。美緒は彼を信じ、二人で未来を回避すべく立ち回る。
     面白く、終わり方はまとまっている。ただ、やや安っぽいというか、ご都合主義的な面が多いように感じられた。

    「時の魔法使い」
     夢を追いながら、日々の生活をひたすら倹約して生活する三十歳前の女性、未来。人生に疲れ、地元の街を訪れたとき、小学生の頃の自分と出会う。
     この本の中で一番好きな話。別れ際の小学生の未来の言葉には、泣きそうになった。
     お金や、夢を掴むことは、すごいことだ。そのことで、自分をうんと成長させることもできる。しかし、お金や夢を掴むことができないからといって、成長できない、人間としての価値が低い、などというわけでは決してない。お金や夢を掴めなくても、人間として素晴らしい人はたくさんいる。お金や夢は、目に見えて分かりやすい成功や努力であるだけで、人として生きていくうえですばらしいことは、決してそれだけではない、と改めて気付かされた。

    「恋をしてはいけない日」
     うってかわって恋愛物語。とても素敵な。
     最低限の身なりへの気遣いは大切で必要だと思う。しかし、だからといって、外見だけで人を判断すべきではない。分かっているつもりでも、無意識に、時には意識的に、外見だけで人を判断してしまっている。難しいが、気を付ける意識は持たなきゃな、と改めて思った。

    「ドールハウスのダンサー」
     圭史のこの設定だからこそできた、入れ子のようになっている構成がとても面白い。
     物語自体も、とても魅力的だ。夢をかなえることのできなかったダンサー。彼女が夢を追い、挫折する様は、読んでいてとてもつらかった。
     ただひとつ、将来の夫を知らせてしまうのには、少し興ざめした。そのために、仕事を頑張るわけではないだろう。ただ生きるために仕事をするのだ、という割り切りとその辛さが、やはり必要なのじゃないかと思う。

    「3時間後に僕は死ぬ」
     最初の「6時間後に君は死ぬ」の美緒と圭史の物語。
     しっかりとしたサスペンス短編でもあり、未来は類稀なる努力で変えられるんだ、という気付きも与えてくれる。
     既に分かっている最悪の未来に向かってどんどんと突き進んでいく恐ろしさと緊迫感。それに抗うべく必死に奮闘する二人。そして、未来は変えられる。彼らの手によって。
     まさにお見事!

  • 可もなく不可もなくといった感じ
    短編で読みやすいが反面読み終えてみてなにかのこったかと言えば13階段のような興奮があったわけでもない
    自分のなかではタイプライターあたりまでは面白かったがあとのは蛇足な気がする
    やはり三分割くらいが落ち着く

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