- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062766838
感想・レビュー・書評
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生きることの尊厳を教えてくれる一冊。
中学生から30歳位までの若いうちに読んでおくと良い。
何かに思い悩んだり、踏みとどまっている方は、そうではない方はもちろん、一読の価値はあると思います。
とても、心が温かくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【夢ゼミ2010年09月オススメ本】
第一話の「クワガタと少年」をはじめ、短編6編からなる物語。オムニバス形式でそれぞれの物語が絡み合っている。勉強、初恋、大学、仕事、結婚…。人生のさまざまな場面においてそれぞれの主人公が、同じ「少年 」に教えられる。いつも大人が正しいわけではない。大人が子どもを育てるだけでもない。「師」はいつもいて、どこにでもいて、誰もが「師」である。素直な心の持ち主にとっては。素敵な言葉がいっぱいちりばめられています。付箋を貼りながら読む小説です☆“現在の苦労なんて、将来の喜びのための一時的な借金に過ぎないんだよ。そんな利息もつかない借金なんて、目標を達成して一括返済しちゃえばいいのさ” “お前がそうして無駄に過ごした今日は、昨日死んだ人が痛切に生きたかった明日なんだ”一人ひとりの大切さについて考えるきっかけになれば、家族や友達との関係も新鮮な視点で感じることができるかもしれませんよね。 -
「お前が無駄に過ごした今日は、昨日死んだ人が痛切に生きたいと願った明日なんだ」という一文が印象的でした。
今日という日が当たり前ではないことをストレートにぶつけたり、物語の中で読者に訴えかけるような言葉が多く出てくるので好き嫌いは別れるかもしれません。
ただ前向きに生きる登場人物達は、流れていく日常を一度立ち止まらせ、考えさせてくれるものがあります。
若い人はピュアな気持ちで読むことができると思いますし、大人の方であればどこか懐かしい気持ちで作者の真っ直ぐな気持ちを感じることが出来るのではないでしょうか。
ストーリーはとても読みやすくて面白いので、一気に読んでしまいました。
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twitterで紹介されているのを見て読んでみました。
クワガタと少年
本当に短い小説ですが
大切な物をいただきました。 -
悲しい。
インパクトのある本。 -
「クワガタと少年」を皮切りに人々の生きる道が変わっていくというストーリー。
屈辱感から這い上がっていく姿に否定はしないが、会話文が古くて薄っぺらい。人間の真の強さが描かれてなく、登場人物に心が惹かれない。 -
所々心にずーんってきた!カブト虫の少年とか黒い丸の話とか!でもストーリーは結構普通??
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ネットサーフィンしていて、すごく評判が高かった本だったので早速amazonで購入。
薄い本でもあり、中身もすごく読みやすくて1日で読破。
内容は、一言で言うと「心が温かくなる物語」
短編形式ではあるが、読んでいくと徐々にそれぞれ違った物語が1つにまとまっていく。
それぞれの短編で感動あり笑いありで、社会人として激動の日々を過ごしている中の
オアシスとなりました。
日々何かに忙殺されている方にオススメな本です。 -
サラリと読み終わり。もう少し『悪意』がふりかけてあると良かったかな…前向き過ぎる人達の集まりっぽかったな。