スリランカの悪魔祓い (講談社文庫)

  • 講談社 (2010年7月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784062766982

作品紹介・あらすじ

スリランカでは、「孤独な人に悪魔は憑く」と言う。そして実際、病の人が出たら、村人総出で「悪魔祓い」の儀式を行い、治してしまう。著者は、そこに「癒し」の原点を見た。「癒されたい」人から、自ら「癒されていく」社会へ。孤独に陥りがちな現代日本人に、社会や人とのつながり、その重要性を問いかける。


「癒し」の原点の書!
他者を癒す/世界を癒す/自分を癒す
他者とのつながりの回復の中で、人は、はじめて、癒されていく。

スリランカでは、「孤独な人に悪魔は憑く」と言う。そして実際、病の人が出たら、村人総出で「悪魔祓い」の儀式を行い、治してしまう。著者は、そこに「癒し」の原点を見た。「癒されたい」人から、自ら「癒されていく」社会へ。孤独に陥りがちな現代日本人に、社会や人とのつながり、その重要性を問いかける。

20代後半の青年が、スリランカの村々で悪魔祓いを訪ね歩く。
暑い中で汗を拭き拭き来る日も来る日も悪魔祓いを見続けた。あんなに私を引きつけたものは何だったのだろうか。それはその場の熱さ、真剣さと笑いがないまぜになったノイズいっぱいのエネルギー、そして病が癒えていく人たちの喜びと、笑いながらともに喜ぶ村人たちの姿だった。――<文庫版あとがきより>

※本書は、1990年3月、徳間書店から単行本として刊行された『スリランカの悪魔祓い』に、加筆修正した『悪魔祓い』(2000年8月、講談社+α文庫)を、再編集したものです。

みんなの感想まとめ

人とのつながりが癒しの源であることを探求した作品で、スリランカの悪魔祓いを通じて、医療では救えなかった人々がどのように癒されるのかを描いています。著者は、悪魔祓いの儀式に参加し、その場の熱気や村人たち...

感想・レビュー・書評

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  • 悪魔の存在を半信半疑に捉えていましたが、これを読んで自分や周りの人の意見が腑に落ちました。
    癒しというものを根本的に軽く見ていたなと思います。

  • 3

  • なぜ人は悪魔祓いによって癒されるのか?悪魔とはなにか、人は悪魔が必要なのか?
    悪魔祓いと癌のイメージ療法の共通点を見つけたり、現地で著者が感じた悪魔祓いの熱気とコスモロジーが面白い。

  • ニコ動の岡田斗司夫ゼミよりやってきました。

    悪魔は孤独な人間に憑く。
    病は「関係」から生まれる。

  • 【推薦文】
    メインの話題は文化についてのことではありませんが、日本やその他の先進国とスリランカとの文化の違いが良くわかる本です。
    (推薦者:経営システム工学科 B3)

    【配架場所】
    大岡山: B1F-「東工大先生の本」文庫 387/U

  • 悪魔祓いというと、エクソシストとか憑き物落としとかを連想して、なんだかオドロオドロしい感じですが、この本で扱っているスリランカの悪魔祓いはもっとずっと穏やかで完成されたものです。イメージとしては、精神医学分野における東洋医学みたいなもの。薬を投与して治すのではなく、家族や隣人を含めた人間関係のねじれを癒していく。その課程がきちんと体型化され、文化の中にはめ込まれている感じです。こういうものが失われつつあるのは残念ですね。

  • 文庫版として復刊。面白く、良い本です。

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著者プロフィール

上田紀行(うえだ・のりゆき) 東京工業大学副学長(文理共創戦略担当)・同リベラルアーツ研究教育院教授。専門は文化人類学。特に宗教、癒し、社会変革に関する比較価値研究。著書に『生きる意味』(岩波新書、2005年)、『かけがえのない人間』(講談社現代新書、2008年)、『愛する意味』(光文社新書、2019年)など。

「2022年 『自由に生きるための知性とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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