人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 189
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767163

感想・レビュー・書評

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  • 心も気持ちもまっさらにして、"本格"を楽しもう。今度こそ...

    毎回のようにそう思うのだけれど、60ページほど読み進んだところで
    もしかして.....?とある思いが過り、その思いというのが
    とうとう最後まで覆されることなくあっけなくゴールしてしまいました。

    あぁ..なんだかなぁ....。

    そして毎回のようにこの次、どうしようかな...と思ってしまうのです。

    だけどとても気になっていることがあります。
    これまでの4作のうちの、一話にしか登場しなかったある人の事が
    もうずーっと気になっているのです。

    あの人は一話限りの人なのかしら....
    これも毎回、読む前に登場人物のなかにいないことを確認しつつ読んでいます。

    きっと何かある。
    だからいつかまた登場してくれる...

    そう期待し願いつつ
    次回作に進んでいるこの頃です。

  • 「異彩を放つ」物語とはいったいどんなものなのか?
    期待をしながら読み始めた。
    「館」シリーズでありながら島田潔は登場はするけれど、登場はしない。
    相反する矛盾した構成になっていた。
    ミステリーというよりもサスペンスといった方がしっくりとくるような物語だった。
    「人形館」がどこか異様な佇まいなのはいつものことだけれど、記憶にまつわる展開などより一層忍び寄る恐怖を描いたサスペンスのような気がした。
    本格ミステリーではないけれど、全体を覆う歪な空気感は物語を最後まで気の抜けないものに作り上げていた。

    「館」シリーズを読んでいなければ面白さは半減してしまうかもしれない。
    他の「館」シリーズを読んでいればこその「そうくるの!?」といった驚きがあるからだ。
    いつか全「館」シリーズを読みきってみたい…そんなふうにあらためて思わせてくれた物語だった。

  • 館シリーズ4作目

    サイコホラーミステリー
    館シリーズは全作読んでるけど、
    極めて異色。
    これまでの作品は
    クローズドサークルの中で起きて
    きたけれど、
    今回は違う。
    いつでも逃げられる中で
    事件が起きて行く。
    ラストまで読めばその理由も
    明らかになるけれど。
    太田忠司氏の旧版解説の中に
    読書とは格闘技
    絢辻氏の作品は
    思わぬところで殴り倒されるようだと
    あるが正しくその通り。
    私も闘うのが楽しくてしょうがない。

    2016.5.14再読了

  • 「私」、飛龍想一は、育ての母である叔母とともに実父・飛龍高洋が残した「緑影荘」に引っ越すために京都を訪れる。その屋敷は本邸の日本家屋には部品の一つが欠落したマネキンが随所に配置され、また離れの洋館はアパートとして貸し出されていたが改築時に中村青司が携わったという噂があった。
    しかし、近所では通り魔殺人事件が発生、さらに私のもとにも奇怪な手紙が届き、そのころから次々と奇妙な出来事が起こり始める。
    私の命を狙う人物とは誰なのか? 恐怖に駆られた私は、大学時代の友人・島田潔に助けを求める。


    今までの期待値を超えてきた。
    そうきましたかーーーって感じ。
    フェアかアンフェアかの問題ではなく個人的に好き。

  • 本格推理というよりサイコサスペンスともいうべきか。
    最後の方に驚きを用意しているのは流石!

  • これはちょっとナシかな。
    先の3作と比べると格段にしょぼい。

  • 十角館→時計館→人形館の順で読んだので、作風の違いに驚いた。
    作中で人が死ぬのに慣れ過ぎて、穏やかな気がするけどよく考えるとけっこう死んでる(°_°)

  • 館シリーズの中では異質な作品。他の作品と違ってクローズドな世界で事件が起こる訳でもなく、ミステリと言うよりはサスペンスに近い印象。

  • 館シリーズ第四弾。エピローグを読むまでは、いくら病気だからって自作自演はないよなぁと思っていたんですが・・最後のトンデモナイ描写に言葉を失いました。。まるで夢野久作の『ドグラ・マグラ』ように・・

  • 全体に漂うどんよりした感じがあまり好きじゃなかったし、真相も何だかよくわからなくてシリーズの中ではイマイチな作品でした。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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