人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2094
レビュー : 191
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767163

作品紹介・あらすじ

父が飛龍想一に遺した京都の屋敷-顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読みはすでに始まっていた!?シリーズ中、ひときわ異彩を放つ第四の「館」、新装改訂版でここに。

感想・レビュー・書評

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  • その世界に没入させる、さすがの筆力だと思います。

    あと、舞台の界隈や大学に馴染みがあるので、それも懐かしかった。北部キャンパスや御蔭通りとか出てくるしなあ

  • 成程と思いました。すっかり先入観が働いてしまいました。確かにシリーズでも異質です。賛否あるみたいですが、私としては、これはこれで有りです。
    シリーズというよりは番外編っぽい印象ですが、シリーズの中にあるからこそ発揮された騙し方だと思います。

  • これはこれであり。

  • 【ネタバレあり】
    館シリーズのなかでは異質の作品。
    (作中の島田氏は主人公が作りだした人格、人形館は中村青司建築ではない)

    読みはじめて早々に「あ、これ主人公の別人格が犯人なパターン」と気づいてしまったため、謎を楽しめず。

  • “館シリーズ”の第4段。4作目ともなると、いつ『島田潔』と『中村青司』が出てくるのか!?そして両名が登場してからの展開、館の『からくり』とは…と、注目するポイントが定まってきますが、今作ではうまく出し抜かれたというか。こんなのもアリなんですね!ふん!という感じでした。今回も面白かったです。

  • 序盤から中盤にかけては冗長で退屈で、終盤の謎が明かされるあたりから漸く物語に引き込まれました。ただ、まさか、、という展開で意外性は二重丸でした。この展開は浅いミステリー歴の僕からしたら初めて出会う感じでしたが、賛否はわかれそうだなぁ。

  • 昔読んだときは館シリーズとは認めないぞという気持ちが強く、どちらかというと嫌いでした。
    読み直したら、これはこれでアリだなと、これ以降の綾辻さんぽさが随所にある、分岐点小説。

  • 今のところ、館シリーズで一番好みではなかった。人形館て、オカッパ頭の日本人形じゃないの??まさかのマネキンとは...。マネキンに囲まれたお屋敷に住む主人公の画家は、様々な嫌がらせを受け、命を狙われていると危惧する。途中までは超退屈で、かなり頑張って読んだ。ラストもねぇ、このタイプのサイコな感じはちょっと自分の好みではない....。探偵島田さんも一応登場したけど、この扱いはあんまりでは....。次作に期待。

  • 真犯人の人物造形、心理分析は凝っているが、本格的要素は皆無。
    犯罪心理小説で、本格ミステリーとしての謎解きを期待した私のような読者には肩透かし以外の何物でもない。

  • 館シリーズの異色作です。今回も面白かったです。
    今回の舞台は京都の町中にある、体の一部が欠損しているマネキンが置かれている館でした。
    再読なので大筋は覚えていて、そうすると主人公に接している人の違和感にも気付きました。
    中村青司の館ではない…というのにやられます。館シリーズなのに。島田潔も手紙だけで、あとは主人公の妄想だなんて。
    何もかも無くなるラストがゾッとします。友人の架場も、こうなることを狙って主人公にはなにもしなかったのか…?とか思い始めると止まりません。
    色々なお話があります館シリーズ。楽しいです。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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