びっくり館の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1782
レビュー : 171
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767170

作品紹介・あらすじ

あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。館に住む少年と友だちになった三知也たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくが…クリスマスの夜、ついに勃発する密室の惨劇!悪夢の果てに待ち受ける戦慄の真相とは!?ミステリーランド発、「館」シリーズ第八弾、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 館シリーズに期待が大きいだけに、拍子抜けした感じ。
    他の館シリーズとは違い、ページを戻りながら読み進む感じではなく、サラッと読んで最後は[?]で終わってしまう。ミステリーではなくホラー小説でした。
    人間が犯人と言うより、目に見え何かに操られ……ラストは考えても状況を把握できませんでした(汗)
    子供向けとの事ですが、内容は子供向けとは思えず、館シリーズとして発表しなくても良かったのにと個人的には思います。
    でも綾辻さんの館シリーズ大好きなので、次回作に期待です!!

  • 少年少女向けということですが、正式な館シリーズであって番外編ではないと言うことを考えると、今ひとつ。
    でもまあターゲット層が広くなるとこのくらいが限界と言うかちょうどいいのかも。
    ただ低年齢層には禍々しいような。子供の頃、乱歩の児童向けに改編されたものを読んだ時のような感じとはまた違うかなと。

  • 人形館同様、同シリーズではやや変化球の位置付けだが、幻想的な雰囲気やトリックはしっかり継承している。色々物足りない所もあるが、たまにはこんな遊び心ある館があってもいいんじゃないの?(たまには?)

  • 館シリーズ8作目
    ミステリーランドからということで、文体も内容もやっぱり児童向け…
    かと思いきやリリカの父親の件など児童にはあまり読んで欲しくないような描写もあり…
    トシオの中のリリカの邪悪な魂が事件を起こしたというオチもいまいち好きになれず…
    暗黒館のラストもそうでしたが、ホラー映画のようなラストが続きますね
    ただ、暗黒館の登場人物チラリと触れられていたのは嬉しい驚き!
    そして島田さんも前作に引き続きほんとーにちょっとしか登場せず…
    次作、奇面館での大活躍を期待したい

    2013/01/26

  • いつものおじさん、ジャングルジムに座ってるだけだった・・・

  • 綾辻行人は新本格ミステリの立役者と書かれているけど、正直ミステリとしてはいまいちな作品。
    伏線を張るだけ張って、ほとんど回収せず散らかしっぱなし。
    館シリーズ全部読めばわかるのかもしれないけど、連続小説ではなく、あくまでもオムニバス形式の館シリーズでそれは致命的な欠陥。

    ミステリというよりどちらかというとサスペンスのほうがしっくりくる。
    トリックもなければ推理要素もない、ただ殺人事件が起こるだけ。
    清々しいまでにミステリのタブーをおかした展開。
    挙げ句の果てに殺人犯人の動機にオカルトが混ざる始末。

    これを本格ミステリというにはおこがましすぎるというのが正直な感想。

  • 綾辻行人の舘シリーズ。
    トリックもなかなか大掛かりで、さすが舘シリーズと思った。
    でも、今までの作品に比べると、少し質は落ちるかな…。
    舘シリーズといえば、登場人物や殺人事件勃発から解決までかなり絡み合っている…という私の勝手な想像があったのだけど、こちらはあまり絡みすぎずスルスル解けていく感覚だった。
    まぁ、読みやすくはあるから良いのだけれど…。

  • 館シリーズの第8作。お屋敷街に佇む怪しい洋館。その名も「びっくり館」。この「びっくり」とは「びっくり箱」のことで、この館の主がたくさんのびっくり箱を作り、屋敷に飾っていることからそのように名付けられたという。

    小学校六年生の三知也は、ひょんなきっかけで館に住む少年と仲良くなり、少年の誕生日会に招待される。事前に不吉な噂を聞いていた館だけあって、恐怖心と好奇心とが交錯するなか、館に訪れることとなった三知也。そこで、少年の祖父による「特別なショー」が幕を開けるのだった…。

    文章は非常に簡易で読みやすい。そんな構造になったの理由は解説で明らかにされるのだが、本作品はもともとミステリーランド発となる。つまり子供向けの小説として書かれているわけだ。しかし、真実は実に不気味で大人向きだ。そこは、正統な館シリーズの系譜を受け継いでいるだけある。


    ところで、黒猫館と暗黒館を読み飛ばしてしまった。特に深い意味はないのだが、暗黒館は分量が多くてなかなか怖気づいてしまう…。次作は黒猫館に挑みたい。

  • 暗黒館の後だからか、物足りなく感じてしまった。

  • 館シリーズの7作目。
    普通の推理小説だったかな。
    館のトリックも大したことはなかったし、そこまで驚きの結末でもなかった。
    時計館が一番良かったかな。
    まぁ、すべてがいい作品にはならないだろうし、次の作品に期待だね。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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