宿命(上) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 275
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767330

作品紹介・あらすじ

かつて学生運動に身を投じた有川三奈は、病院を多数擁する医療法人会長として辣腕を振るう日々。有川家長男で大蔵官僚の崇に、有力代議士・白井眞一郎の娘との縁談が持ち上がる。革命の志を捨て権力中枢への野心を抱く三奈と、政治家を目指す崇にとって、それは願ってもない閨閥をもたらすはずだった…。

感想・レビュー・書評

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  • 正直いまいち
    リアリティがうすく、ストーリ全体が中途半端!

    あれ、この件って結局どうなるの?
    それでおしまい?
    っていうのがあちこちに残ったままで、個人的には納得できないまま、あっという間に終わってしまいました。
    とくに、最後の最後はあれれれ...
    ぐぐってみると、続編があるようです。
    続編読まないと終わらない感じです

    全体のストーリとしては、学生運動という形で外部から世の中を変えようとしていた活動家の女「三奈」と、権力構造に入り込むことで、内部から世の中を変えようとする男「眞一郎」のそれぞれ2世代にわたる権力物語です。
    おおよそストーリ展開が見えるところも減点

    上巻では
    医療法人会長のエリート息子と政治家の娘を見合いで結婚させようというストーリ展開。
    しかし、実は、医療法人会長と政治家は30年前に学生運動で愛し合っていた二人。
    んで、お決まりのパターンのように、エリート息子が付き合っていた女「宣子」が別れを切り出されて復習に燃える(笑)
    さらに、このエリート息子の父親は実はその政治家(?)
    二人が結婚すれば、「三奈」が成し遂げられなかった権力の頂点を目指すこともできるのに、近親結婚を認めてしまうことにもなってしまう...

    といったところです。
    さてさてどうなるで、下巻!!

  • 面白い。官僚と政治家の金と権力への執着。安保闘争から現代へのつながり。難しそうな内容なのに読みやすい。

  • ・あらすじ
    どろどろ。政治家とその周辺の話
    ・かんそう
    楡周平が書くドロドロ劇。面白かった。女の恨みってこわい。

  • あんまりこういう権力闘争、権謀術数なサスペンス本は読んだことなかったのだけど、内容が成り上がりらしい虚飾を飾り立てたがごとく薄っぺらいせいか、昔の男女が名前を変えて思わぬ再会とか火サスばりにわかりやすい展開に逆にすらすら読みやすいという意外。これなら、松本清張とかにも読むのにも興味持てそう。実際に財務省官僚の生態だとか仕事で絡むこともあるので、割合とリアルに感じられた。

  • 読了

  • サブタイトルの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」に惹かれて思わず購入。内容的にも個人的に関心度の高い69年安保闘争の学生運動が伏線となり、そこから30年たった1999年の世界で、繰り広げられる親子2代に渡り権力を求める運動が再始動する。そこには、思わぬ因縁が。予断を許さない政治権力を求めるドラマは読み応えがあります。オススメです!

  • 社会を変える為に権力を得る。
    そんな人間達の野望や欲望が細部まで見える。それに伴う男女間。下巻に期待。

  • 実業家、政治家、官僚とくればお決まりの金と野心‼ 汚れた世界、いいぞ(笑)

  • この人の作品は朝倉恭介シリーズを始めとして大体読んでおります。
    ビジネスマン出身だから、お仕事シーンは結構リアルなのですが、この作品にはあんまり活かされてなかったようです。

    内容は、学生運動当時に知り合った活動家の女とノンポリの男/活動家の男が現在成功した実業家・政治家として再会する。
    更なるランクアップを目指す政略結婚の両親として…。

    息子は完璧な開成から東大を出て国費留学でハーバードに行った完璧な坊ちゃん、という設定だったのですが、実際にはまわりの状況にあたふたと振り回されて、結局はお母ちゃんや彼女に助けてもらうっていう結構マヌケな役どころになってしまっております。

    政治家の娘の彼女も、捨てられて大変なメにあう元カノも、結構強いオンナ!なのですが、なんだかなぁ~というかんじです。

    唯一よかったのは学生運動当時の描写でした。
    かなりいいかんじで描写されており、その頃の活動家や生きるのに必死で活動する余裕も全くなかった学生たちの生活が上手くかかれていたと思います。

    でも、そういう背景のある彼等が、結局はドロドロのジジババになってしまうっていうところが、月日は残酷っていうか、リアリティーがないっていうか、なんだかなぁ~と思ってしまうのでした。
    2011-09-10 09:11:29

  • わたしは学生運動には全く興味も関心もないが、人間の野心を描ききっているためか、引き込まれた。下巻も楽しみ

    [BOOKデータベースより]
    かつて学生運動に身を投じた有川三奈は、病院を多数擁する医療法人会長として辣腕を振るう日々。有川家長男で大蔵官僚の崇に、有力代議士・白井眞一郎の娘との縁談が持ち上がる。革命の志を捨て権力中枢への野心を抱く三奈と、政治家を目指す崇にとって、それは願ってもない閨閥をもたらすはずだった…。

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著者プロフィール

楡 周平(にれ しゅうへい)
1957年生まれの作家。慶應義塾大学大学院修了。綿密な取材と圧倒的なスケールの作品で読者を魅了し続けている。米国企業在職中の1996年に発表した初の国際謀略小説『Cの福音』がベストセラーに。翌年から作家業に専念し、同作は「朝倉恭介」という人気シリーズになった。
主な著書にドラマ化された『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京』(「有川崇」シリーズ)に『プラチナタウン』(「山崎鉄郎」シリーズ)、『再生巨流』、『ドッグファイト』、『和僑』、『レイク・クローバー』など。

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