宿命(下) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767347

作品紹介・あらすじ

三十年の時を経て、息子と娘の見合いの席で再会した二人。しかしそれは呪われた宿命が動き出す瞬間だった。また縁談のために崇に捨てられた宣子は、彼への復讐を決意する。野望と愛憎が交錯する二世代の男と女。現代版・華麗なる一族を壮大に描く長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 下巻読了

    崇は、無事に華やかな華燭が終わり新婚旅行から戻る。
    そこで待ち受けていたのは・・・

    続編に続くようなので、そこに期待しよう。
    どうしても、朝倉恭介シリーズから比べると、残念に感じてしまう。

  • 正直いまいち
    リアリティがうすく、ストーリ全体が中途半端!

    あれ、この件って結局どうなるの?
    それでおしまい?
    っていうのがあちこちに残ったままで、個人的には納得できないまま、あっという間に終わってしまいました。
    とくに、最後の最後はあれれれ...
    ぐぐってみると、続編があるようです。
    続編読まないと終わらない感じです

    全体のストーリとしては、学生運動という形で外部から世の中を変えようとしていた活動家の女「三奈」と、権力構造に入り込むことで、内部から世の中を変えようとする男「眞一郎」のそれぞれ2世代にわたる権力物語です。
    おおよそストーリ展開が見えるところも減点

    下巻では、
    婚約破棄をもくろむ「三奈」
    あの手、この手で婚約破棄をさせようとして、「宣子」まで利用
    さらには、婚約者の妊娠がわかると薬で堕胎させたりとやり放題!!
    一方で「眞一郎」は自分も権力の頂点を目指すため、何とか結婚を成立させようと親子関係がないことを証明するDNA鑑定を捏造!
    それを確認すべく「三奈」もDNA鑑定を依頼し、その結果は?
    って結果が出ないで物語終わっているんですけど..
    さらに「宣子」の復習も仕掛かり中
    さらにさらに「眞一郎」は別の後ろ盾を得ようとしていて、この結婚どうなるの?ってな感じ

    で、下巻が終わっちゃうんですけど..
    ひどくないですか..これで物語終わらせちゃって..

    続編読むしかないのかなぁ..

  • 「世界で最も貧しい大統領」を知った後だけに、真一郎、崇の2人は、最高権力を握った後、何をしたいのか。

  • 自分とは住む世界が違う人たちの考え方などが少し分かる。予想通り。悪者はいない。展開が早くて面白い。

  •  アジアの王朝ドロドロドラマを観ている気分。権力を握る皇太后と大病院の会長とが重なった。50過ぎの女性を妖怪のように描くドラマ、作品が目立つのは、自分が同年代だからか。第三者(作家など)の目は恐ろしいものだと思った次第。
     ただドラマと違うのは、この中に誰一人として純粋な善人が登場しないところ。あの「はめられた」尚子にしても、これから「妖怪」になる可能性は十分にあり。(笑)だから勧善懲悪ものではない。この下巻では主要人物の誰かが地獄に堕ちるものと思っていたが、中途半端で終わる。(続編があると後で知った。)
     長男の出生の秘密についてかなりページがさかれていたが、当の本人たち(父子)が最初から知っていた設定ならかなり面白くなったのにと、勝手な妄想が働いてしまった。

  • かって権力に反抗し革命を夢見た2人が、一転何十年の時を経て権力に取り憑かれた女狐と古狸になって、欺瞞と策略にまみれた泥仕合をしかけあう。うーん、清々しいまでに醜い。特に三奈が眞一郎を権力に取り憑かれた悪魔と罵るところは、お前が言うなとしか言いようがない。しかし、結局崇の父親が眞一郎ではなかったのだから、尚子は本当に流産損である。ひでー姑。

  • 主人公の一人は、かつて学生運動で失敗した理想社会の実現を子供に託すが、そこには多くの宿命が待ちうけていて、登場人物を苦しめていく、というストーリー。

    現代版・華麗なる一族と評されているが、登場する家庭の裕福さ、主に結婚によりもたらされる閨閥に着目したらそうなるだろう。

    しかし本作は本家本元の「華麗なる~」とは違って、応援したくなる登場人物があまり登場しない。人間の際限ない欲がリアルに描かれていて、そこが非常に面白い。

  • まさに華麗なる一族現代版!

  • 権力と金、野望と愛憎の楡ハードボイルド作品。「小説現代」全16回連載。テレビドラマ化。

    東大安田講堂攻防戦に参加し革命を目指す女性活動家「有川三奈」と、「権力の内部に入り込み頂点を目指す苦学生「白井眞一郎」。互いに愛し合うも30年の時を経て、病院グループの経営者、与党政調会長として息子と娘の見合いの席で再会。呪われた「宿命」が動き出す瞬間。

    ただ、息子「崇」の出生の秘密も、縁談のために捨てられた「宣子」の復讐劇も中途半端。結末も何も完結していないで終了・・・。これで終わられたのではたまらないと思ったら、2012年『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2「血戦」』。そりゃそうだろ、これで終わりなら★★。次に期待の★4。

  • 血戦を先に読んだ。こちらはどちらかというと裏面がメイン。それも読んでいて気分が悪くような・・上ではある描写でここまで書く必要があるのかと思うような箇所もいくつか。個人的に点数低いです。

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著者プロフィール

楡 周平(にれ しゅうへい)
1957年生まれの作家。慶應義塾大学大学院修了。綿密な取材と圧倒的なスケールの作品で読者を魅了し続けている。米国企業在職中の1996年に発表した初の国際謀略小説『Cの福音』がベストセラーに。翌年から作家業に専念し、同作は「朝倉恭介」という人気シリーズになった。
主な著書にドラマ化された『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京』(「有川崇」シリーズ)に『プラチナタウン』(「山崎鉄郎」シリーズ)、『再生巨流』、『ドッグファイト』、『和僑』、『レイク・クローバー』など。

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