宿命(下) ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京 (講談社文庫)

  • 講談社 (2010年8月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784062767347

作品紹介・あらすじ

30年の時を経て、息子と娘の見合いの席で再会した2人。しかしそれは呪われた宿命が動き出す瞬間だった。また縁談のために崇に捨てられた宣子は、彼への復讐を決意する。野望と愛憎が交錯する2世代の男と女。現代版・華麗なる一族を壮大に描く長編小説。(講談社文庫)


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野望の前に立ちはだかるのは呪われた記憶。
病院経営者と与党有力政治家が目論む完璧な閨閥。新たな「華麗なる一族」が繰り広げる壮大なドラマ。

30年の時を経て、息子と娘の見合いの席で再会した2人。しかしそれは呪われた宿命が動き出す瞬間だった。また縁談のために崇に捨てられた宣子は、彼への復讐を決意する。野望と愛憎が交錯する2世代の男と女。現代版・華麗なる一族を壮大に描く長編小説。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京』加題。

みんなの感想まとめ

複雑な人間関係と権力闘争が交錯する中、宿命に翻弄される登場人物たちの姿が描かれています。エリート官僚や大物政治家、病院経営者が絡むドロドロとしたドラマは、婚姻や金銭を通じて日本の中枢に迫る様子をリアル...

感想・レビュー・書評

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  • (上下巻合わせてのレビューです。)
    楡さんの文庫最新刊を年末に読みました。

    今回は、エリート官僚・大物政治家・病院の会長たちが、
    婚姻や大金を用いて、日本の中枢にまで上り詰めるべく画策するドラマ。
    (予想できると思いますが、)かなりドロドロです。
    エリート官僚と政治家の娘の結婚を巡り、
    昔の女がでしゃばって邪魔をしたり、
    政治家と病院の会長の若かりし頃の過去がクローズアップされたりと、
    盛り沢山の内容です。

    ちょっと関係者の繋がりがあり過ぎて、現実味はないのですが、
    そこはまぁフィクションの小説なので仕方ないでしょう。
    その部分を差し引いても、
    先の展開が気になって仕方ないドラマ仕立てになっています。

    予想通り期待を裏切らない大作でした。
    続編もハードカバーで出ているので、
    早く読みたいところです。。

  • かなり間が空いだけど読了。
    それでも少しだけ上と比べると何か失速した?って感じ。
    上ではとても上手く当時の学生運動に励む学生の感情や権力に対する思いを詳細に書いていて熱がこもっていたが、下になると少し冷めたような場面が多くなった。
    その原因が二人の対立という理由かもしれないが、それでも感情の描写は減って、ただただ相手を追い詰めるために行動する獣みたいな存在になってしまったのが少し悲しかった。
    権力を手にするならば自分を濾過して不純な物を全て取り除け無ければならない、でもそんな純粋なものに不純物だらけなこの世の舵がとれるのかどうか?少し考えさせられる本でした。

  • 馬鹿げた話のようでいて、現実はもっと馬鹿げているのかも

  • 下巻も面白く読み進めた。最後はやや物足りなかったが、上下通して一気読み。

  • 昔読んだ本

  • 下巻読了

    崇は、無事に華やかな華燭が終わり新婚旅行から戻る。
    そこで待ち受けていたのは・・・

    続編に続くようなので、そこに期待しよう。
    どうしても、朝倉恭介シリーズから比べると、残念に感じてしまう。

  • 正直いまいち
    リアリティがうすく、ストーリ全体が中途半端!

    あれ、この件って結局どうなるの?
    それでおしまい?
    っていうのがあちこちに残ったままで、個人的には納得できないまま、あっという間に終わってしまいました。
    とくに、最後の最後はあれれれ...
    ぐぐってみると、続編があるようです。
    続編読まないと終わらない感じです

    全体のストーリとしては、学生運動という形で外部から世の中を変えようとしていた活動家の女「三奈」と、権力構造に入り込むことで、内部から世の中を変えようとする男「眞一郎」のそれぞれ2世代にわたる権力物語です。
    おおよそストーリ展開が見えるところも減点

    下巻では、
    婚約破棄をもくろむ「三奈」
    あの手、この手で婚約破棄をさせようとして、「宣子」まで利用
    さらには、婚約者の妊娠がわかると薬で堕胎させたりとやり放題!!
    一方で「眞一郎」は自分も権力の頂点を目指すため、何とか結婚を成立させようと親子関係がないことを証明するDNA鑑定を捏造!
    それを確認すべく「三奈」もDNA鑑定を依頼し、その結果は?
    って結果が出ないで物語終わっているんですけど..
    さらに「宣子」の復習も仕掛かり中
    さらにさらに「眞一郎」は別の後ろ盾を得ようとしていて、この結婚どうなるの?ってな感じ

    で、下巻が終わっちゃうんですけど..
    ひどくないですか..これで物語終わらせちゃって..

    続編読むしかないのかなぁ..

  • 「世界で最も貧しい大統領」を知った後だけに、真一郎、崇の2人は、最高権力を握った後、何をしたいのか。

  • 自分とは住む世界が違う人たちの考え方などが少し分かる。予想通り。悪者はいない。展開が早くて面白い。

  •  アジアの王朝ドロドロドラマを観ている気分。権力を握る皇太后と大病院の会長とが重なった。50過ぎの女性を妖怪のように描くドラマ、作品が目立つのは、自分が同年代だからか。第三者(作家など)の目は恐ろしいものだと思った次第。
     ただドラマと違うのは、この中に誰一人として純粋な善人が登場しないところ。あの「はめられた」尚子にしても、これから「妖怪」になる可能性は十分にあり。(笑)だから勧善懲悪ものではない。この下巻では主要人物の誰かが地獄に堕ちるものと思っていたが、中途半端で終わる。(続編があると後で知った。)
     長男の出生の秘密についてかなりページがさかれていたが、当の本人たち(父子)が最初から知っていた設定ならかなり面白くなったのにと、勝手な妄想が働いてしまった。

  • 主人公の一人は、かつて学生運動で失敗した理想社会の実現を子供に託すが、そこには多くの宿命が待ちうけていて、登場人物を苦しめていく、というストーリー。

    現代版・華麗なる一族と評されているが、登場する家庭の裕福さ、主に結婚によりもたらされる閨閥に着目したらそうなるだろう。

    しかし本作は本家本元の「華麗なる~」とは違って、応援したくなる登場人物があまり登場しない。人間の際限ない欲がリアルに描かれていて、そこが非常に面白い。

  • まさに華麗なる一族現代版!

  • 権力と金、野望と愛憎の楡ハードボイルド作品。「小説現代」全16回連載。テレビドラマ化。

    東大安田講堂攻防戦に参加し革命を目指す女性活動家「有川三奈」と、「権力の内部に入り込み頂点を目指す苦学生「白井眞一郎」。互いに愛し合うも30年の時を経て、病院グループの経営者、与党政調会長として息子と娘の見合いの席で再会。呪われた「宿命」が動き出す瞬間。

    ただ、息子「崇」の出生の秘密も、縁談のために捨てられた「宣子」の復讐劇も中途半端。結末も何も完結していないで終了・・・。これで終わられたのではたまらないと思ったら、2012年『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2「血戦」』。そりゃそうだろ、これで終わりなら★★。次に期待の★4。

  • 血戦を先に読んだ。こちらはどちらかというと裏面がメイン。それも読んでいて気分が悪くような・・上ではある描写でここまで書く必要があるのかと思うような箇所もいくつか。個人的に点数低いです。

  • 自分の信念を貫く為には、
    一切の妥協は許さない。
    自分にとっての信念とは何か、
    考えさせられる。

    青海長雲暗雪山
    孤城遥望玉門関
    黄沙百戦穿金甲
    不破楼蘭終不還

    青海の長雲 雪山暗し
    孤城遥かに望む玉門関
    黄沙百戦金甲を穿つも
    楼蘭を破らずんば終に還らじ

    青海に雲が垂れ込め、
    雪をいただく 山々は暗く見える。
    ただ一人前線の砦より遙かに玉門関の 方を見つめる。
    黄沙の戦場で百戦し、鎧甲にも穴があくほどだが、 桜蘭を破らないうちは死んでも帰らない。

  • この人の作品は朝倉恭介シリーズを始めとして大体読んでおります。
    ビジネスマン出身だから、お仕事シーンは結構リアルなのですが、この作品にはあんまり活かされてなかったようです。

    内容は、学生運動当時に知り合った活動家の女とノンポリの男/活動家の男が現在成功した実業家・政治家として再会する。
    更なるランクアップを目指す政略結婚の両親として…。

    息子は完璧な開成から東大を出て国費留学でハーバードに行った完璧な坊ちゃん、という設定だったのですが、実際にはまわりの状況にあたふたと振り回されて、結局はお母ちゃんや彼女に助けてもらうっていう結構マヌケな役どころになってしまっております。

    政治家の娘の彼女も、捨てられて大変なメにあう元カノも、結構強いオンナ!なのですが、なんだかなぁ~というかんじです。

    唯一よかったのは学生運動当時の描写でした。
    かなりいいかんじで描写されており、その頃の活動家や生きるのに必死で活動する余裕も全くなかった学生たちの生活が上手くかかれていたと思います。

    でも、そういう背景のある彼等が、結局はドロドロのジジババになってしまうっていうところが、月日は残酷っていうか、リアリティーがないっていうか、なんだかなぁ~と思ってしまうのでした。
    2011-09-10 09:11:29

  • 人間の権力への執着心、貪欲さなどよく描かれていると思います。引き込まれました。続編、楽しみです

    [BOOKデータベースより]
    三十年の時を経て、息子と娘の見合いの席で再会した二人。しかしそれは呪われた宿命が動き出す瞬間だった。また縁談のために崇に捨てられた宣子は、彼への復讐を決意する。野望と愛憎が交錯する二世代の男と女。現代版・華麗なる一族を壮大に描く長編小説。

  • 権力を前にして、人間の強さと弱さが描き出され、
    狡猾な思いが交錯する人間ドラマが生み出されています。

    後半から締め括りに話が進むに従って、
    物語は不時着するような感が否めなかったです。

    続編があるようなので、そちらに挽回を期待したいと思います。

    文庫本が出ていないようなので、それまで待とうかな。
    いや、早く読みたいな。

  • 上巻からの続き。

    面白いんだけど、後半急ぎ過ぎかなぁと思った。上巻をもうちょっと削って後半を厚くして!って感じる。

    この続編があるっぽいんだけど、文庫本になるまで待つかなぁ。それとも買ってしまおうか。もう、タイトルからして「血戦」ってところが期待してしまう。

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著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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