名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4977
レビュー : 393
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767446

作品紹介・あらすじ

依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ一つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」二人はその「誰か」を探し始める。

感想・レビュー・書評

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  • 3ヶ月後の未来から滑り落ちた高校生が主人公という、SF要素が入った辻村ワールドです。主人公たちの過去も気になるし、基くんの今後も気になるし、いろんな伏線が散りばめられてるんだろうなぁと…下巻でどんなふうにつながるのか、とてもとても期待!

  • 本来なら下巻のレビューに書くべきだろうが、全体としての所感をすでに書いてしまったので、敢えてここで触れる。

    この作品は感動の最後を迎える(少なくとも私は)わけだけが、終わり間際の文章に、普通に独立した一作品として読むには
    「おいおい、ミステリーでそれはないだろう……」と言われても仕方ないような、ある意味余計な表現が出てくる。
    逆にそれは辻村深月ファンにとっては
    「この二人はあの二人だったのか」的な、もう一つの感動というかうれしさというか、
    そういう気分を抱かせてくれるのだけれど。
    これには確かに賛否両論あって然るべきだろう。
    “作者の遊びが過ぎるのではないか”と言われて仕方がないようにも思う。
    この作品より先に「ぼくのメジャースプーン」を読んでいなければ、その台詞の意味が全く理解できないからだ。
    だから、この作品は何かの賞を取るということはないのだろう。
    その部分は、重大な瑕疵として読まれてしまうはずだから。
    作者が読者、或いは自分の作品に対するファンへのメッセージ、もしくは楽しませるために”その禁断の謎解き”を入れるのがどこまで許されるのか、という論争まで発展しかねない。
    難しいところだ。
    ミステリーとしては反則技だろう。
    ただ、私はこの作品を「ぼくのメジャースプーン」より先に読んだが、それでも感動に打ち震える素晴らしい作品であることに疑いを持たない。
    その部分の瑕疵が気になるとしてもだ。
    私が何を書いているのか、この「名前探しの放課後」と「ぼくのメジャースプーン」の両方を読んでいない方には全く分からないことだろうが。
    まあ、最後までこの作品を読んでください、と言うしかないか。

  • 有川浩ではないけど、なんかややあま~い感じがしつつの先の展開が気になる感じ。
    ものすごい面白い!!って感じではないけどサクサク読み進む。
    とりあえず下巻、結末が楽しみです。
    メジャースプーンのあとがきに「次にコレを読め」と書いていたが。
    何か繋がってる部分があるんだろうか??

  • 再読。
    他の辻村さんを読んでから読むとまた面白い。
    やっぱり買おうかな・・・。

    他の作品と比べても、やっぱりこれが好き。
    色々「うまくいきすぎでしょ~!」とか突っ込みどころは満載なんだけど、なんでか好きなんだよねぇ。

    ただ、やっぱりみんな演技がうますぎだし、結局のところ「力」なわけ?
    とか、そもそもなんでいつかはあすなを選んだの?とか語りだすときりがないけど、でも好きなんだよね。

    あすなのキャラ設定も真面目で暗い女の子かと思いきや、隣のクラスの男の子のところに平気でいけちゃったりちょっとぶれてる気がしないでもないんだけど、勝てない戦いはしない負けず嫌いなところとか共感。

    いつかの水泳をやめることを許されてしまったときの悲しさとか、本当はコーチに引き止めてほしかった寂しさとかそこらへんも、物凄く共感。

    やっぱり買おうかなぁ。

  • 辻村深月の青春ミステリー作品
    この人の作品は風景、人物がイメージしやすく頭の中の映像として楽しむことができる作品に仕上がっている。

    主人公と登場する周りの友人たちが徐々に打ち解けていく様や、事件(事象)が発生した時の雰囲気など読み進めれば読み進めるほど理解が深まり、あまり気にしていなかった伏線も拾えて繰り返し読みたくなる作品です。

  • 3ヶ月後の未来に誰かが自殺する、
    それを止めたい、と協力してくれる仲間と
    共に活動する話です。
    きっかけから行動までに
    かなり丁寧に書かれていて、
    上巻は下巻への"準備"で終わってしまいました…

    でもこの辻村さんなので下巻が楽しみ。なので星4つです: )

  • ・・・!
    上巻の途中まで読んでしばらく放置してしまっていました。
    読み返し始めてもうすごいスピードで一気読み。仕事したり埋まっている予定以外の時間で読み進めてしまいました。青春ミステリー、その言葉がまさにあてはまります。
    最後すべて、本当にすべてがつながって震えます…。
    辻村本オススメの順番で読んでこその感激があ理ました。最後、涙を流しつつ、感動に鳥肌がたちました。辻村さん好きな人ならわかるはず。
    詳細書くとネタバレになってしまうので書けないけれど傑作。やっぱり辻村さんの本、大好きです。ただただそれだけ。

  • 冷たい校舎を思い出す学校もの。登場人物が個性的で温かい。自殺するのは誰なんだろう。

  • 面白かった。
    ついつい勢いで下巻まで読んだ後の感想になっちゃうくらい。
    いい高校生ばっかりだな。

  • 上巻だけ読んだ段階では、まだ?でいっぱいです。
    相変わらず個性的なキャラクター達でたくさんですぐに登場人物が覚えられて、読みやすいです。
    他の作品に登場するこの人とか...?なんて思いながら読み進めています。
    下巻が楽しみです。

    「冷たい校舎の時は止まる」に少し設定が似ている気がしますが、そこは何か繋がりとかはあるのか気になります。

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プロフィール

1980年山梨県生まれ。
千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。
2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞をそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第15回本屋大賞の大賞を受賞した。
他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。

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