イナイ×イナイ PEEKABOO (講談社文庫)

  • 講談社 (2010年9月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784062767460

作品紹介・あらすじ

Xシリーズ、待望の開幕!
行方の知れない兄と、凄絶なまでに美しい双子、そして後妻。周囲から時間が消えたような屋敷に今、血腥い風が吹く。

黒髪の佳人、佐竹千鶴は椙田探偵事務所を訪れて、こう切り出した。「私の兄を捜していただきたいのです」。双子の妹、千春とともに都心の広大な旧家に暮らすが、兄の鎮夫は母屋の地下牢に幽閉されているのだという。椙田の助手、小川と真鍋が調査に向かうが、謎は深まるばかり――。Xシリーズ、文庫化始動!

みんなの感想まとめ

本作は、兄を探す美しい双子の妹と、その依頼を受けた探偵たちの物語です。地下牢に幽閉された兄の行方を追う中で、魅力的なキャラクターたちが織り成す理詰めの推理が展開されます。特に、理系的な視点を持つ真鍋や...

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい。行間も余裕があり、ストーリーもスッキリしている。久しぶりの本格ミステリーを森博嗣の作品で堪能した。出てくるキャラが魅力的。真鍋、小川、椙田、鷹知が主要メンバーだが、ホームズや金田一のように天才的では無ないが、理系の著者の作品らしく理詰めで推理する真鍋や不思議な立ち位置をキープする鷹知など、ふんわりとした探偵役にお姉さん役の小川の存在がエッジを効かせていた。

  • 美術品鑑定士・椙田の事務所を訪れた佳人はこう切り出した。「私の兄を探していただきたいのです」。双子の妹とともに広大な旧家に住む千鶴は、母屋の地下牢に兄が幽閉されているといるのだという。
    椙田の助手である小川と真鍋は、調査へと赴くが……。


    森博嗣さんの「Xシリーズ」の一冊目。
    自宅の地下牢に兄が幽閉されているかもしれないという魅力的な導入で、さらさら読めます。やっぱり謎めいた旧家とミステリアスな住人というのはミステリの舞台的にとても素敵。
    ラストはさっぱり目ですが、寂しげな余韻があって良いです。

    助手である小川と真鍋のバディも良い感じに気が抜けていていいコンビ。真鍋君が色々図太くて結構好きでした。

    森博嗣さんの作品は学生時代にかなり読んでいて、こちらは久々に手に取った一冊でした。新シリーズの一冊目という事で、とっつきやすいかなと選んだのですが、大筋は問題なくても前作とのキャラクターとの絡みなどがあるので、やっぱり「S&Mシリーズ」から読み返すべきだったな、とちょっと後悔してます。
    機会があれば最初から読み返したいですね。

  • Xシリーズ第1弾
    Gシリーズの途中からこちらへ移行。
    時系列的には合ってそう

    舞台は那古野から都内へ
    屋敷の地下牢で起きた殺人事件を追う

    小川と真鍋、椙田、鷹知などの新キャラたちの今後に期待˙ᴥ˙

  • xシリーズを読み始めます。家族が地下牢にいるかも。。という心躍る?シチュエーションです。初期のころのコナン君でもそんな設定がありましたね。
    保呂草さんがでてきてくれて私はハッピーです。紅子もでるといいなあ。事件は意外とアクションも混じえて解決します。珍しい。。
    鷹知さんはナニモノなのか今後が気になります。

  • 読みやすくて、ラストまでスラスラ辿り着いてしまった。結末が少し淡白かなと思ったけれど、Xシリーズの第一弾ということなので、続きを楽しんでみようと思う。

  • 森博嗣作品「スカイ・クロラ」のみしか知らず、そちらに比べると、話のテンポはいいけど、説明不足で消化不良…。
    双子を使うあたり入れ替わりものか?と推測

    千春殺しについては五章の後半に解明文章があるけど他の伏線回収とかないから、鎮夫はいたの?とか、千鶴は男?妹と関係もったの?とか、わからないことが残される。

    私が思うに、
    閉じ込められてたのは千鶴で、千鶴は二重人格で(女の人格が千鶴で男の人格が鎮夫)体は両性具有かな?と。
    描写で醜い、汚らわしい、呪わしい、恥ずかしい…とかあったし。最後らへん警察から男か女か教えてもらえなかったってあるし。
    谷崎潤一郎を引用文に用いてるあたり性的なことを含むのかと思いました。

    苦手なのは、「沈黙。」とかいう2文字の表現、至る所にあり。どんな沈黙なのか文章で表現してほしい。

  • 久しぶりの森博嗣作品。
    学生の頃夢中になって読んだS&Mシリーズ以来だったが、森博嗣ワールドが懐かしくそして変わらない世界観になんだか嬉しくなった。

    登場人物たちのちょっと浮世離れしたキャラ、少し耽美な世界観、そしてミステリィ
    気づいたら2日で読み上げてしまった。

    このシリーズの続編も読んでみよう。
    面白かったです!
    ⭐︎4.3

  • 悲惨、不穏と相反する美しさの共存。
    そして想像圏外の結末。
    最後まで予想ができない衝撃展開に、読後も余韻が残りました。

  • 3.4

    20年ぶりの森博嗣でしたが楽しめきれず。

    SMシリーズ、四季、Gシリーズを読んできたがしっくり来なかった。
    このシリーズも読み進める事で『イナイ×イナイ』で不明点だった点が繋がる可能性もありそうな気がするので次を読むか悩む。

    ただ、会話形式の文章でサクサク読めるし真鍋くんのキャラは立っていて楽しめそうな感じもあり懐かしかった。

  • Xシリーズ!椙田さんの登場嬉しい!
    真鍋くん、フラフラしている子だと思ったら、冷静に物事を分析出来てて凄すぎ!これでボランティアは可哀想、、、笑
    ストーリーは読みやすく、サクッと読めた

  • 探偵社(兼 美術鑑定業?)に転職してきた小川と、美術大学生で電話版をする真鍋。千鶴からの依頼をきっかけに佐竹家の奇怪な事件に巻き込まれる。

    読み終わった直後の感想は、「え、どゆこと!?」。

    きっとこうだったら、こうなんだろうね。みたいな、想像しか語られておらず、全貌は謎。章の冒頭にはいる詩めいた文も、ほとんど読み解くことができなかった。
    あえてそういう作風なんだろうけれども真実が明らかにならないことに気持ち悪さを覚えてしまい、モヤモヤしてしまう私はまだまだペーペーね。
    もしくはそれが狙いか。森博嗣さんの作品を読むのは初めてだけど何とも不思議な感覚。

    シリーズを読み進めるか悩み中。。。

  • 面白かった。
    設定が金田一耕助シリーズみたい。
    久しぶりに一気読みしてしまった。
    次も読んでみたい。
    でも途中である程度読めちゃったかな。

  • 読みやすくて1日で読み終わってしまいました。動機がよくわからなく、最後まで読んでも結末がしっくりこなかったけど、第二章を再読して腑に落ちたというか、スッキリしました。探偵もの面白い!!そしてあの人との再会もファンなら嬉しい。

  • 美術品鑑定を生業にしている椙田事務所にやってきた美人の佐竹千鶴は、兄を探してほしいと依頼をした。都心の一等地にお屋敷を構える佐竹家は謎が多い。美人な双子の姉妹、数十年地下牢に閉じ込められているという行方不明の兄。そして、探偵を名乗る男の登場。旧家で渦巻く事件の香り。



    初めて読んだ作品だった。作者の方はもう随分前から知っていたが、なんとなく難しいのかなと思って読んだことはなかった。だけど、今回読んでみて意外に読めることが分かって、あぁ良かった。難しいと考えていただけだったんだと思っていた。


    だけど、事件の結末がよく分からなかった。そこがちょっと難しいのか、私の読解力がなかっただけなのか。たぶん、そうなんだろうなとは思うが…結局、千鶴の正体は私にはよく分からなかった。


    あとどうでもいいけど、やはり探偵と名乗る男はどこか自分に自信があるというかキザというかキャラはどんな作者でも同じなんだなとどうでもいいことは思った。


    2021.11.14 読了

  • 再読がようやくXシリーズまで来た!うれしい。
    小川さんと真鍋くんのコンビ、掛け合いが面白くて好きだし、ちょいちょい出てくる鷹知さんもいいスパイス。
    話は双子が出てきたことしか覚えてなかったな〜。全てを理解することは困難。。。

    最後に萌絵ちゃん出てきたの、ニヤニヤしちゃう。慌てて隠れる保呂草さん、めっちゃ面白い。時間軸が、ηなのに夢のようのちょうど後なんだなあって思うと、やっぱり刊行順に読むと面白さが倍増する気がする。続きを読むのが楽しみ。


  • 保呂草こと椙田の美術鑑定事務所に努める眞鍋瞬市・小川令子が探偵役のXシリーズ。椙田は50代で白髪混じりと顎鬚に銀縁眼鏡。小川は前社長秘書。鷹知も探偵役。西之園もニアミスする。事務所の名前をすぐに変えるあたり、前とのつながりもちょいちょいありなかなか面白い。佐竹家の家族内いざこざの話。
    小川:今日はおごってあげるから。その代わり、出世したら返してね。

  • 久しぶりの森博嗣。

    2時間ドラマくらいのスピード感。

  • 初森博嗣。会話文の描写が独特。改行とか文章の結びとかも。
    口語の再現率が高くてイメージしやすいけど少しくどいかも。
    ミステリーにしては呆気なくさらっとしてる。

  • 残念ながら、森博嗣の黄金時代は終わってしまったのかもしれない。新シリーズはずっと読み続けている人以外は楽しめないだろうな。

  • 軽く読みやすいのに、なかなか世界に入れなくて苦労した一冊でした。。。
    読んでも読んでも先になかなか進まず、読み終えるまでに苦労しました。
    初めて読んだ作家さんの本だったのですが、ちょっと自分と合わなかった模様。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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