伊坂幸太郎選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005 (講談社文庫)
- 講談社 (2010年9月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062767613
作品紹介・あらすじ
70年代、80年代、90年代の短編ミステリーから、人気作家がベスト・オブ・ベストをセレクトするアンソロジーの第5弾。今回の選者は伊坂幸太郎。"お気に入り"の8作品を選び、収録順も決定。時代を超えて愛される傑作の数々を読み進めれば、ミステリーの新たな世界が見えてくる。巻末には選者による解説も収録。
感想・レビュー・書評
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伊坂幸太郎さんセレクトということで期待して手に取ったミステリーのアンソロジー。
期待通りの小気味良い作品ばかりで楽しく読めた。
印象に残ったのは「めんどうみてあげるね」。
超高齢社会の最期について考えさせられた。
幸せに生きて死ぬ、ということと長さは別物。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伊坂幸太郎さんが書いた話でなく、選んだ短編集。
それなりに面白いけど、語り口調が合わなかった。 -
盗まれて
夜の二乗
この二つが面白かった
伊坂幸太郎は好きだけどアンソロジーは自分に合わない小説が多い -
日本推理作家協会編の「謎」シリーズの5作目。今回は伊坂幸太郎さんが選者になって、好みの作品を8作選んだアンソロジー。伊坂さんてこういうミステリーが好みだったんだ‥と、新鮮な驚きもあって楽しめる。70年代〜90年代の作品なので少し古さもあるが、伊坂幸太郎が選んだものに間違いはないだろうと変な確信があって、どの短編も面白かった。今まで読んだことのない作家を知ることができるのも、このアンソロジーの良さだろう。
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まるで伊坂さんの書いた話を読んでるような錯覚を覚えた。
さすが伊坂さんが選んだ8選。 -
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8つの作品が描かれている。
懐かしい顔ぶれの方も、・・・・
夏樹静子氏の本は、よく読んだけど、今読んでも、この当時の香港を思い出すことが出来る。
まだ、中国の返還が、なされていない時の話であるが、人の不幸から、事実が明るみに出る所など、今現在でも通用する話である。
「めんどうみてあげるね」の鈴木輝一郎氏の本は、今まで読んだことなかったのだが、この当時から、親の介護の問題を取り上げていたのかと、・・・
題名をひらがなだけにこだわったのは、この登場するさやかちゃんからの視点で、見ているからだろう。
他の小説も面白く読んだのだが、小松左京氏の話は、やはりSFぽっくって、私には、読むのに時間がかかった(笑)
30年前の小説、この後、30年、この本を読んだ読者は、どう見るのだろうか?と、思いながら、本を閉じた。 -
最高の短編集や〜
小松左京先生のはエグすぎ笑