輝く夜 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4749
レビュー : 701
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767781

作品紹介・あらすじ

大ヒット『永遠の0』著者による、もうひとつの号泣ストーリー
人は最後に誰を想い、何を願う?

幸せな空気溢れるクリスマスイブ。恵子は、7年間働いた会社からリストラされた。さらに倒産の危機に瀕する弟になけなしの貯金まで渡してしまう。「高望みなんてしない、平凡な幸せが欲しいだけなのに」。それでも困っている人を放っておけない恵子は、1人の男性を助けようとするが――。5編の泣ける奇蹟。

感想・レビュー・書評

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  • 『奇跡』って言葉はすごいなぁ。

    決して開きはしないけど
    鍵穴のある箱の形をしていて。

    私達は
    (いつかは開くんじゃないか?)
    (鍵がどこかにあるんじゃないか?)

    これが開いたら何かが変わる。
    …事を期待しつつ、
    開かない<現実>を逞しく生きている。

    『輝く夜』にはキラキラ光る鍵が5つ。
    箱が開く瞬間は聖夜。
    いいなぁ~。
    鍵は
    ふっくらした温かい手の平のなか。
    「どうぞ」と
    差し出す人はもちろん赤い服のあの人。

  • 「日頃はつらい思いをしている女の子にも夢みたいな報われる日があってもええやないか」との思いを込めて作者が書いた作品なので、ベタな話が多いけど、夢みる女の子の気持ちになって読んで欲しい。
    心の中にクリスマスツリーや街中のイルミネーション、クリスマスソングが現れてふわっドキっとさせてくれる。
    クリスマスイブには奇跡が起こる…起きてほしいと願わずにはいられない優しいファンタジー集。

    動物好きとしては『猫』が一番心ぽかぽか。
    夢みる女の子としては『魔法の万年筆』のような恋がしたい。

  •  百田尚樹 著「輝く夜」を読みました。

     クリスマスイブに起きる希望に満ちた奇跡の物語集。

     5つの短編小説でどの作品も幸せを掴む女性のお話です。

     実際にはありえないという意味でファンタジーのような印象を受けますが、きっとこうだったらいいなあという女性の希望を強く感じさせるストーリーで、読んでいて温かい気持ちになりました。

     また、クリスマスイブを一人で過ごすせつなささも懐かしく思い出されるなど、それぞれの女性に自然に感情移入して読んでいる自分がいました。

     ただあくまでも自分は男性であり、女性が読むとどう感じるのか気になるので、この後かみさんに読ませてみたいと思いました。

  • 幸せをおすそわけしてもらいました。
    感動させるのが上手な百田さんらしい短編集。

  • 百田尚樹さんのクリスマスイブを舞台にした短編集。
    5作品共に主人公の女性が不幸!それでも、最初の2作は
    「女性ならこんな素敵な奇跡起きてくれないかな~と一度は考えるかも」と思えるような話で楽しく読めたが、後の3作は病気ネタなどで不幸すぎて気持ちが落ちてしまった。

  • 希望のある話を書きたい。

    いいじゃないか。
    クリスマスだもの。
    老若男女、人生が楽しくても満ち足りてなくとも、
    斜に構えようと真っ直ぐいようと思っても、

    クリスマスに奇蹟を願った事のある人なら
    誰しもあったかい気持ちになれると。

    思ったからこそ手に取ったんじゃないかな。

  • 初「百田」作品。

    映画「永遠の0」が公開される前に原作を読もうと思ったが、初読みなのでなかなか食指が動かず、まずは短編からと先にこの「輝く夜」を読んでみた。

    まずは非常に作品に入りやすかった。

    クリスマスを舞台に女性を主人公にした5つの短編。

    真面目に読むとご都合主義だって切り捨てられるかもしれないけれど、これがクリスマスの奇跡だと思うと幸せな気分になれる1冊。

    クリスマスの時期限定で読むと幸せかも。

    大なり小なり人間なんて苦しみを抱えて生きてるもの。
    そして女性はこんな幸せな夢見る結果を望んでるんだって同調してしまう。

  • 読む前の期待値が高かっただけに拍子抜け。永遠の0と同じ著者とは思えませんでした。

    クリスマスイブの日、善良で真面目(でもじつは美人)のヒロインが落ち込んでいる。憧れの人はいるけど、モデルみたいな美人が近くにいるから自分になんて振り向いてくれないと思っている。しかしイブの日に魔法が起こり憧れの男性が急接近してきてくれて、ハッピーエンド!という感じの大筋のストーリーは似ている短編が五本。

    白馬の王子様的、というか、シンデレラ的というか、マッチ売りの少女的というか…なんか、ちょっと夢みがちすぎて違和感があります。男の人が考える女の幸せってこんなんなの…?と軽く凹んだほど。

    神任せ男任せじゃなくて、自分で幸せになろうとする女性の短編も混ざってたら、感動できたかもしれません。

  • クリスマスにちなんだ短編集。想定した読者層は女性と思われる。クリスマスの時期に読めたのは偶然だが、それはそれで楽しめた。

  • 一話一話の世界観にすぐに引き込まれる感じ、さすが百田さんです。百田さんの小説はいつも男性が魅力的、かっこいいんです。
    クリスマスどんぴしゃで読めたことが幸せでした。

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著者プロフィール

百田 尚樹(ひゃくた なおき)
1956年生まれ、大阪府出身の放送作家・小説家。『探偵!ナイトスクープ』の放送作家として活躍。
50歳の時にはじめて執筆した『永遠の0(ゼロ)』で作家デビュー。ヒット作となり、映画化されている。
ボクシング青春小説『ボックス!』が第30回吉川英治文学新人賞候補、第6回本屋大賞の5位に選出され、映画化もされた。『海賊とよばれた男』で2013年本屋大賞大賞受賞。コミック化、映画化された。

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