敗者復活戦 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767873

感想・レビュー・書評

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  • 悪くない。著者は、第10章の最後の節を書きたかったんだろうなぁ。アラ還の男三人。自分自身、まだその年齢には遠いが、色々あったからこそ分かる、敗者復活戦。人は自分が思い描いたようには生きられないし、何が理想なのかも分からない。単純に、世のため人のために生きる、それが自分に還ってくると。それだけで十分だと思った。

  • 子供のころは60歳がおじいさんに見えました。
    でもそれはあくまで過去の話。

  • 総合商社の中間管理職・彦坂祐介は、巨額の負債を残して失踪した同期の探索に行き詰まる。都市銀行を定年後、酒浸りの日々を送る雨宮、趣味生活の果てに世界一周旅行に出た河合。アラ還世代三人組が見出した、この先の人生の道筋とは。東京近郊のベットタウン・虹ヶ丘を舞台に描く、もうひとつの企業小説。(親本は2008年刊、2010年文庫化)
    ・第一章 長老 
    ・第二章 岐路
    ・第三章 出発
    ・第四章 暗転
    ・第五章 閉塞
    ・第六章 転換
    ・第七章 倦怠
    ・第八章 進展
    ・第九章 追及
    ・第十章 往還

    主人公は50代後半のケースが多い。ここ最近の作風として、サラリーマン生活に疲れた主人公が生き方を模索するケースが目立つ。本作も定年を控えた、あるいは定年した三人の男達の物語である。いい女が出てきてお酒を飲むシーンがあるが実に旨そうなのがいい。「そんな上手い話があるはずはない」そう思いながらも楽しく読んでしまった。

  • 総合商社の中間管理職・彦坂祐介は、巨額の負債を残して失踪した同期の探索に行き詰まる。都市銀行を定年後、酒浸りの日々を送る雨宮、趣味生活の果てに世界一周旅行に出た河合。“アラ還世代”三人組が見出した、この先の人生の道筋とは!?東京近郊のベッドタウン・虹が丘を舞台に描く、もうひとつの企業小説。

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