楽昌珠 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 66
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767897

感想・レビュー・書評

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  • 聖獣に導かれてであった幼馴染三人が、
    夢見た世界での日々。

    現実なのか幻なのか、
    よくあるお話のようでいて、
    ちょっと変わっているお話です。

    最初は非常に楽しかったのですが、途中からは
    なんだかちょっと入り込みにくかったです。

    森福さんの作品には、とても楽しめるものと、
    ちょっと入り込めないのがあるのですが、
    今回は後者でした。

  • 荘子の「胡蝶の夢」を思い出します。
    桃林で酒に酔って寝ている自分が現実であるのに、夢の中での唐の都の生活も、また現実であるかのような。
    何かのきっかけで、桃林のことを思い出すから余計にそう感じるのでしょうか。
    唐の都で暮らしている自分達が、思い描いている夢を完璧とは言わないまでも、実現させているからでしょうか。

    タイムループのような終幕。
    現実の桃林には戻れないのかと思うと、このループが続くのかと思うと、少々恐ろしさが湧き出てきます。
    いつかはこの夢の時間が終わるはずと知っているからこそ、心地よい世界と感じているけども。いつ戻れるか知れないをなると、無限ループの恐ろしさが出てきますね。
    桃林の生活は、決して満足のいくものではなかったですが。そうはいってもですよ。

  • 好みの、玄宗の時代が舞台。
    いままで読んできた作品と一風変わって、桃林の世界と夢の世界を行き来する。

    画面がよく飛んだからか、最初でつまづいてしまったかんじ。
    あまり入り込めなかったのが、残念。

  • 面白かったけど、終わり方は人によって好き嫌いあるだろうな。

  • 人生の夢破れ、不思議な獣に誘われて辿り着いた先は美しい桃林。そこで偶然にも幼馴染に出会った男女三名が見る夢、、、それは陰謀渦巻く宮中で、、、。

    中国時代ファンタジー小説。胡蝶の夢のような、どちらが現実で、、、みたいな雰囲気ともちょっと違う。割りとそこはどうでもいい感じ。
    何だろう、、、何とも言語化が難しいの話。
    夢十夜みたいな?語り女みたいな?
    ハッキリとした終わりを求める人には向いていないが、この作者さんのお話が好きなら読んでもよいかと。

    私は買うけど、人には勧めない。
    そんな本。

  • 桃源郷を思わせる桃林で十年ぶりに再会した三人の幼なじみが酒に酔いウトウトと睡夢の世界へ。目覚めたところは唐の宮中だった。こちらではなぜか三人は年も違う叔父と姪そして養女。陰謀渦巻く宮中のサスペンスと桃林での恋心、あちらとこちらの記憶と出来事が入り乱れ、読んでいるこっちまでふわふわしてしまった。

  • 幼なじみの二郎、小妹、七娘の3人は、聖獣に導かれ、10年振りに桃林で再会した。
    酒を酌み交わしながら、幼い頃の夢を語る3人は、いつしか深い眠りへと落ちた。
    夢の中で、3人は、唐時代の宮中へと紛れ込んでいた。
    暗躍する後宮の官吏に巻き込まれ、夢か現か3人の物語が始まるのであった。

    森福さんは初見でしたが、中国歴史物、なかなかおもしろかったです。
    自分がいる世界が本当なのか、どこかに違う自分がいるのではないか、そんな思いがあります。

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