新世界より (上) (講談社文庫)

  • 講談社 (2011年1月14日発売)
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本 ・本 (488ページ) / ISBN・EAN: 9784062768535

作品紹介・あらすじ

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 (講談社文庫)


第29回日本SF大賞受賞 第1位

ここは病的に美しい日本(ユートピア)。
子どもたちは思考の自由を奪われ、家畜のように管理されていた。

手を触れず、意のままにものを動かせる夢のような力。その力があまりにも強力だったため、人間はある枷を嵌められた。社会を統べる装置として。

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。

感想・レビュー・書評

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  • 2回目の夏休みの前に、実は体調を崩し、コロナの検査をするも、陰性。

    我が家はみなさまの家とは違い亭主関白で、、、私が行かないなんて、、、
    言えないよなぁ(;´д`)

    ご両親にうつしてはいけないから、医者に行ってみるという私にも、大丈夫だろ?医者なんて行かなくていいよという感じ。。。

    そんなわけで行ってきました。旦那の実家の札幌。

    まぁ、お義母さん、お義父さんの優しいこと、優しいこと。毎回涙が出そうなくらい優しくしてくれます。
    まきちゃん、クラシックたくさん買っておいたからね!
    ビール冷えてるからね?
    旅行にも持っていくからね。
    まだたくさんあるからね、いっぱい冷やしてあるから(^^)

    一生私のビールの心配してくれます(ToT)

    そして、私が咳き込むと、嫌がるどころか、兎に角心配してくださるお義母さん。。。
    まきちゃん、大丈夫かい?可哀想だね。のど飴食べるかい?

    5日間、これでもかってくらい甘やかされて帰ってきました。
    甘やかされて過ぎて、一ミリも読書ができなかったー(笑)

    体調不良が続く中、久々の読書です。

    ゆーきさんがコメントでお書きになっていて、読みたくなったのですが、Amazonは上巻だけを届けてくれず、やっとこお店まで出向いて購入できました。

    私が想像する貴志祐介先生の作品とは全然違う??え??こんな作品書いてました??

    出だしは、この物語の世界観に慣れるまで、かなりもたつきましたが、途中からどハマり!!

    雰囲気は、高野さんのジェノサイドみたいな、いや全然違うけど、私の中の分類ではそんな雰囲気(笑)

    ミノシロモドキに、バケネズミ、風船犬。
    最初よく分からず検索かけてしまった(笑)

    これは中巻、下巻に期待大っすね!!

    私も呪術使いたいー!

    • bmakiさん
      どんぐりさん

      ただいまーo(^▽^)o
      旅行って、楽しいですけど、疲れも結構出ちゃいますよね。。。

      数日休むと、仕事メールの量が半端ない...
      どんぐりさん

      ただいまーo(^▽^)o
      旅行って、楽しいですけど、疲れも結構出ちゃいますよね。。。

      数日休むと、仕事メールの量が半端ないですね(-。-;
      全部読み切るのに、かなりの時間を要しました(⌒-⌒; )
      ま、自分が悪いのですが。。。
      今日と明日は怠けます(笑)
      2024/08/31
    • shintak5555さん
      女満別です!
      北の大地のスケールには毎度圧倒されます!
      女満別です!
      北の大地のスケールには毎度圧倒されます!
      2024/08/31
    • bmakiさん
      シンタローさん

      女満別でしたか!いいですねー、道東!
      女満別はまだ一回しか使ったことがありません!

      知床の大自然、いいなぁ!

      以前旦那...
      シンタローさん

      女満別でしたか!いいですねー、道東!
      女満別はまだ一回しか使ったことがありません!

      知床の大自然、いいなぁ!

      以前旦那がうちの息子を野付半島に連れて行ったのですが、受験問題に知床半島が答えの問題が出た時、野付半島って答えを書いてました。
      なぜ知床に連れて行かなかったんだ(笑)
      2024/08/31
  • 壮大なストーリーの予感。
    世界観に追いついて行けてない自分。
    これから中巻へ。まとまった感想は最後に。

    • きたごやたろうさん
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございました。
      今度、大作に挑戦するとしたら、この本がいいな。
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございました。
      今度、大作に挑戦するとしたら、この本がいいな。
      2024/09/12
  • 1,000年後の日本。限られた狭い社会の豊かな自然に恵まれた集落。集落は注連縄が張られ、結界とされている。その外側の地域に出ることは固く禁じられていた。その掟を守るため、悪鬼と業魔の言い伝えを子供達に伝奇として、修得させていた。
    大人達は、レベルはそれぞれだが、呪力を持っていた。大人になるという事は、呪力を得る事。
    子供達は、学校で呪力の向上を目指して、精神ともに、綿密に管理されている。
    未来とはいえ、日常生活の動力は、ほぼ呪力。明治時代あたりの生活感。1984のようなディストピアを予測していたので、この世界観に慣れるまで時間がかかってしまった。上巻のストーリーの中心が中学生の少年少女なので、学校のシステムや友人との関係性が多いかな。

    • 1Q84O1さん
      この作品を読んだときに確かに貴志さんの作風が何だか今までと違うなって感じました
      (おびのりさんが別レビューでおっしゃているように)
      作品のジ...
      この作品を読んだときに確かに貴志さんの作風が何だか今までと違うなって感じました
      (おびのりさんが別レビューでおっしゃているように)
      作品のジャンルも違うからかな…?
      けど、これはこれで私の場合は楽しめました^_^
      ちょっと長いですけどねw
      この作品では、まだ貴志さんを嫌いにならないでぇ〜(´Д⊂ヽ
      2023/03/27
    • おびのりさん
      おはよーございます。
      面白くは読めるのですけど、図書館まで虫って、想像しちゃってね。
      主人公の女子が、これから成長すると思うんだけど、会話等...
      おはよーございます。
      面白くは読めるのですけど、図書館まで虫って、想像しちゃってね。
      主人公の女子が、これから成長すると思うんだけど、会話等ジョブナイル感が気になって。
      2023/03/28
  • 貴志祐介さん好きな1Q84O1さん&yukimisakeさんのおすすめ「新世界より」です

    やっと読み始めました
    普段あまり読むことのないSFですし
    上中下巻ですからね
    買ってはいたものの 暫く寝かせておきました
    しかし読むなら今だ!暇すぎる毎日を過ごしている今しかないだろ!!とねっ

    うーむ
    二一○年生まれ?
    ネコダマシ…
    風船犬…
    フクロウシとかいう架空の動物の説明が3ページも…

    ダメだ全く話が入ってこない!笑


    からの主人公 早季たちが和貴園(小学校かな?)を卒業して全人学級に入学し 呪力(サイコキネシス)を操れるようになってからどんどんこの世界観に入り込めるようになって

    後半は心臓バクバクの夜更かし読書となりました。

    人々が当たり前に呪力を使える世界
    攻撃的な人間の存在しない世界
    そして 子どもたちが決して知ることのない
    先人たちの歴史

    上巻を読み終わってから 1000年後の日本を描いていると知ったんだけど 神栖やら筑波山やら霞ヶ浦やら、これって1000年後の茨城じゃんって嬉しかった笑 (1000年後は筑波山神社は廃墟になってた笑)
    霞ヶ浦は琵琶湖を抜いて日本一デカい湖になってるらしい\( ᐛ )/ (たぶんどーでもいいこと)


    真理亜 瞬 守は無事なの?
    早季と覚はバケネズミの住処から生きて帰れるの?
    まぁ大人になった早季がこの話を書き留めておくことにしたんだから生きてるんだろうけど
    あー早く続きが読みたいなぁ


    でもなぁ 上巻しか買ってないんだよなー笑

    続きはつぎのリハビリ日に買いましょ>ᴗ<✧



    • bmakiさん
      昔数冊読んでいて、黒い家、雀蜂、青の炎、鍵のかかった部屋、悪の経典は既読でした。

      黒い家読んだ時はきっと昼間だったので大丈夫だったのかも。...
      昔数冊読んでいて、黒い家、雀蜂、青の炎、鍵のかかった部屋、悪の経典は既読でした。

      黒い家読んだ時はきっと昼間だったので大丈夫だったのかも。でもゾワゾワっとしたことを何となく記憶しています(笑)

      皆さんおすすめのようですし、この本も仕入れてくるかな♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
      2024/06/04
    • ゆーき本さん
      やはりここはファンお二人のレビューを見てから
      (‘v’*)フフッ
      どんなレビューが待っているのか
      そちらも楽しみだー
      やはりここはファンお二人のレビューを見てから
      (‘v’*)フフッ
      どんなレビューが待っているのか
      そちらも楽しみだー
      2024/06/04
    • ゆーき本さん
      マキさん
      雀蜂はゆきいちが酷評してたやつですね笑
      「読むだけ時間の無駄」とか言ってるから
      逆に気になってる本です笑
      マキさん
      雀蜂はゆきいちが酷評してたやつですね笑
      「読むだけ時間の無駄」とか言ってるから
      逆に気になってる本です笑
      2024/06/04
  • 貴司先生はリアル系だけでなく、ファンタジー系も書かれるだなと読んでいて新鮮に感じた。

    自分が過去に経験したり、見たものに関しては読んでいて想像で何とかなるが度重なる生き物や様々なものの説明がポカーンとしてしまう。また、漢字が難しくて2度目に登場する時はカタカナ表記で配慮があるなら難しい漢字は使わずにいて欲しかった笑。

    バケネズミのコロニーの名称が塩屋虻だとか鬼蜻蜓だとか、簡単な"山" "川"にしてもらえないかなと笑。人の名前や土地の名前も現実に存在しないだけに中々覚えられなかった。

    しかし、読み進めるスピードは増すばかり。まだまだ先は長いけど面白い。

  • どこで見ても評価の高い作品なので、いつか読もうと、ネタバレを回避し続けた。
    おかげで世界観も何もたいへん新鮮。
    しかしながら導入部は実に読みづらかった。
    ファンタジーかな?と思ったが、SFアドベンチャーだと思ったら少し取っ付きやすいかも。
    SFは世界観をいかに掴むかが大事。読みづらく退屈な上巻だった。
    でも世界を掴めば、後はノンストップで先に進める。
    上巻で挫折しないで、続けて読もう。

  • マジかー。500ページ近くあるのに、1日で読み切ってしまった。序盤は、何を言ってるんだろう?と思って読んでてたら、「これって、もしかして、、」という感じで謎への探究が始まっていく。作中の登場人物たちとある意味共感しながらページをめくる手が止まらない。このペースであと中編、後編と維持できるのか?それだけが、心配だが、少なくともこの上巻はすごく面白かった。自分が全く、前情報無しで楽しめているので、本作に関しては一切、ネタバレしたくない。

    でも、めちゃくちゃ面白い!!

  • 1000年後の日本・・・
    うまく想像できない新世界が延々と続いております。

    しかし、なぜかスイスイと読み進んじゃいます。不思議。

    「呪力」
    絶対的なものでもなさそうなんだけどなぁ。

    では中巻へ

  • 1,000年後の世界。今の延長線の一つに、これに近い未来があるかも知れないと思えた。恐ろしい。それも今の自分達の選択次第。

    図書館のくだりあたりで大分背景が理解ができて来た。
    2023年読みたい本

  • とにかく作り込まれた設定と世界観が凄い。上巻で世界の謎について色々と明かされたので、この先どうなるのか。先の読めない展開にワクワクしつつ、中巻へと行こうと思う。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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