新世界より(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.97
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本棚登録 : 10226
レビュー : 872
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768535

感想・レビュー・書評

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  • 人間が超能力を持つようになった遠い未来の話。
    上巻では先の展開が全く読めないのですが、引き込まれているのは間違いない。

  • お休みだからって、つい読み始めちゃったらもう、止められない。
    寝不足必至…

    友人曰く、面白いかなって上巻をまず買って、読み始めたら
    嵌まり込んで、読後即追加購入中・下巻。
    会ってはよく読んだ本の話などする間柄な友で、この本の作者の
    貴志祐介作品は「悪の教典」が有名で、私も読んだ。
    で、本作は全く別の世界…殺戮バイオレンスではないから驚き。

    あー、現時点中巻の中間ぐらい迄進んどります。
    かっぱえびせん(昭和TVCMコピー「やめられないとまらない」より)状態。
    トイレに行くついでにブクログ書く。はよ続き読も。

  • 60

    面白い、徹夜本と聞いていた新世界より。
    SFだから世界観や用語説明などがあって、冒頭200ページ読むのに二週間かかった。苦手なの。
    最初から不穏な話だし、怖い~と思いながら読み進めてた。 でも、サマーキャンプのときから、止まらなくなって一気読み!
    疑問に思いながらも巧妙に隠蔽されていた事実が明らかになり、残虐な過去を知ったときから面白さフルスロットル!!
    一気に上巻を読みました。
    貴志祐介のグロさ好きなんだよね、何回も読みたくなる。

    そのままの勢いで中巻に行きました。

    20190825

  • 1000年後の話!?

    サイキッカーが住む世界で現代の文明の何らかを継承しているような世界!?

    バケネズミや風船牛など謎の生物!?

    五人の少年少女達がヒョンなことから知ってしまった世界の秘密!?物語は急転直下で進んでいく。


    ・前半の学園生活はハリーポッターのようにほんのりしてました
    ・世界観はナウシカやブルータワーのように近代文明が滅んだ後の世界のような感じです
    ・世界の秘密に触れている時ワンピースのオハラの人々の研究が頭をよぎりました


    何れにしても中巻が楽しみです!

  • まだ上巻。中巻と下巻が控えていることを承知で、上巻を読んだ感想を。

    前半では、能力を持つ前の子どもたちが育てられる途上を描く。
    子ども時代を振り返るという形式での記述が上手く、淡い懐古を感じさせる読み味。

    まだ世界の全容を知らない子どもたちが大事に育てられるのだけど、それでもどこか不穏な雰囲気が漂う。
    それはカズオイシグロの「わたしを離さないで」を想起させた。


    そして後半からは夏合宿と称して、子どもたちは旅に出る。
    子どもたちは世界の真相を知り、そして身を持って外界の恐ろしさをも知っていく。

    未だ危機の真ん中にいるままで上巻は幕を閉じるので、すぐに中巻を購入した。これは続きが楽しみ。


    あらすじを読んで、SF好きの自分にはハマりそうな内容であることは分かっていたけど、実際に読んでみるとSFとファンタジーの中間と言ったところ。
    そしてテイストはジュブナイル小説の色が濃く、子どもの頃に読んでおきたかったと思わなくもない。

  • 貴志祐介の最高傑作と聞いたから読んだけど、そうかな…?
    クリムゾンや黒い家の方が好きだな。
    余計なうんちくというか、生物やらなんやらの描写が詳し過ぎて前半読むのが辛かった。
    設定練り込んでるのね、てのは分かるんだけど。
    最後の方は勢い付いてきてグイグイ読めたけど、主人公が最後まで好きになれなかった。
    でも平均すればまぁ面白かったかな?という感想なのは、さすが貴志祐介という感じ。

  • 主人公の子供の頃の、ある出来事に関する物語。たくさんの登場人物や、現在とは全く異なる自然、掟、教育、生物、能力の世界観がとても面白いです。情景を想像しながら読むのは少し難しいですが、ここまで異なった世界観だとそれもまた楽しく感じます。
    ある地点から物語の進行速度が一気に加速するように感じました。そして、それまでの伏線の貼り方がすごい。


    私は、初版当時の分厚い上下巻で読みました。子供の頃分厚い本に憧れて購入しましたが、長い間読まずに棚の奥に。というのも、読書が苦手だった私には耐えられないくらい長い物語の序盤。世界観が全く違うので、初めは何が言いたいのか全くわからず少し退屈に感じてしまいました。
    上下2巻の上巻の終わり(文庫版だと中巻の真ん中くらいかな?)に、やっと物語の幕開けという感じでお話に動きがあります。

    それからは、早かったです。続きが知りたくてどんどん読み進めてしまう。退屈しながら読み進めた上巻は全て物語の伏線になっていて。最後まで読むと「この作品すごく面白い!また読みたい!」とハマってしまいました。面白いマンガって何度も読み返しますよね?それと同じ感じ。また読みたくなってしまいます。

    伏線を張りつつ、こんなに世界観を広げていくお話を私は初めて読みました。(そんなに本読んでいないので、あくまで個人的感想ですが。)

    現実を忘れて読みたい本です。

    この本をお勧めしたい方↓
    ・壮大な物語が読みたい方
    ・常識に囚われないSFが読みたい方
    ・時間をかけてゆっくりと進む物語が読みたい方

    逆に、短期間でサラッと読みたい方や長い話が嫌いな方にはあまりお勧めしません。

    この作品はアニメにもなったそうで。アニメは見たことないのですが、このお話だったらアニメになるほどの躍動感があるね、と感心しました。

  • 文庫で上、中、下に及ぶ超大作だが、一気に読める傑作。独特の世界観にドップリつかれるし、ボディーブローを浴びたような読後感。日本の童謡や怪談など土着的な気持ち悪さ、おどろおどろしさが楽しめる。もちろん手に汗握る逃走劇など、見せ場盛りだくさん。バケネズミや不浄猫など、名前を聞いただけで、それ一体何!?と、興味がわく不気味な生き物が続々と登場。ただ、超大作だけにちゃんと集約されるのか不安だったが、しっかりと落としどころに持っていき、きちんと終わる。脂汗をかいたり、冷や汗をかいたり、背後が気になったりと、正直疲れたがすごく面白かった。

  • 長い長い物語。独特の世界観を説明するための、前置きにあたる部分がまた長い。ここで挫折する人もそれなりにいるのでは?と思いますが、のれれば一気に読破できるようにも思います。

    以下、下巻までの感想を一気に。

    遠い未来、人口は激減、科学技術は衰退し、人々は「呪力」という一種の超能力に頼って生きている。争いごとのない、穏やかで平和な世界は、徹底的に管理された歪で冷酷な世界でもあった。子供の頃の冒険が、世界をあげて隠してきたその秘密を少しずつ紐解いていく。

    バケネズミという知能の高い生き物の争いを発端に、町は空前前後の危機に襲われる。しかし、人間達にはそれに対抗する術はなかった。

    主人公の回想という形式が、決死の戦いに挑む彼女が無事だったことのネタバレになってしまっています。その他にも、設定の粗が随所に・・・

    ただ、圧倒的な力をもってしまった人間の驕りとか、無意識の差別意識とか、支配欲とか・・・誰もがおそらくもっているであろう、人間の醜い部分の恐ろしさと、それを隠したり押さえ込んだりすることで生まれるゆがみの危険性とか、まかり間違えば、誰にも手のつけられない世界が生まれてしまうのかもしれない、という危機感とおぞましさのようなものが、読後感にゆらゆらと立ち上ってくるような読後感です。

    しかし、一番おぞましいのは、作品中の「教育」、「倫理」という言葉ですね。

    痛い表現、グロい表現が随所に。なのに登場人物たちは、あんまり気にしてなさそうな感じ。前半はそうじゃないように思うので、生きるか死ぬかの場面では気にならなくなる、ということなのか、だんだん麻痺してくるということなのか・・・。たとえば、奇狼丸の扱いはそんなもんでいいの? その判断に、後悔はないの? そういうところにも空恐ろしさを感じます。けど、たぶんその辺までは作者は意図しておらず、表面的になぞっただけのような。その点、ちょっと物足りない。

  • 気分的にすごく夏休みなので(実際は明日も仕事ですが)、小中学生の頃みたいに現実味のない長めのSFとか読みたいな。と思って本屋をうろついていたところ遭遇。この著者の『黒い家』とか『天使の囀り』とか『青い炎』とか、そういや中学生のとき読んだな・・・と懐かしく思い、手に取りました。

    現時点では、義務感で読んでます。面白く・・なるんだ・・・よね?と。SFはねー・・・どうしても世界の描写が長くなるからねー・・・
    歳をとるにつれ、そこでの想像力を湧かすことに熱中できなくなってきているのを感じます。

    とりあえず中巻の「読ませる力」に期待。時間かけて読むだけの読後感がありそうかどうか、中巻の1/3ぐらいを読み終えた時点で、判断したいと思います。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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