新世界より(上) (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 866
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768535

感想・レビュー・書評

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  • 少し中二病的きらいがある。内容も表現も。ここで中断してもいいかなぁとも思いつつ、一応中巻も読んでみようかな、くらいの面白さ。

  • 初めての貴志祐介作品だったと思う
    世界観、文章、構成
    とにかく衝撃だった

  • 千年後、人類が呪術が使えるようになっている世界、しかし我々が今生きる世界は一度滅んだ後の、かなり変わった世界となっている。倫理の規定が厳しく人口は少なく、周りを囲む生き物も妖怪めいている。主人公、語り部である渡辺早季は統制された記憶を解きに、失った友のため、真実を探して冒険の世界へ。とても、冒険というには過酷なものになるのだが。世界観が独特で、中盤から惹き込まれました。面白かった。

  • 1000年後の日本。

    「念動力」が日常となっている世界観。
    聞いたことも見たこともない生物がいっぱいなのに、すんなり入っていける。

    子供たちの知らないところでは、きっととんでもない社会があるのだろう。

  • ※全巻まとめての感想

    ・構成
    人間とバケネズミの支配・被支配関係を転覆すべく、バケネズミの反乱が起きるという展開はダイナミックで引き込まれた。
    なお、あくまで早季の視点から書かれている以上、書かれた内容は必ずしも(客観的)真実ではないようだ。

    ・ディストピア小説として
    前半は、ネコダマシなどの影がチラつき、徹底した管理社会の恐ろしさを感じた。政府に生殺与奪の権を握られている点で、『1984年』と似ている。
    社会秩序維持と自由保障のバランスの取り方は興味深い。思想、言論や学問の自由はあまりなく、教育や倫理が秩序維持に重要な役割を果たしているようだ。
    ただ、結局無垢の面の意義がわからない。

    ・バケネズミとの戦争
    本作の目玉はバケネズミとの戦争だ。
    「攻撃抑制」や「愧死機構」が機能しない「悪鬼」の話など、前半で張った伏線が良く回収されていた。
    バケネズミを率いるスクィーラが唱える民主主義の理念は印象的。最後に、バケネズミは呪力を持たない人間がネズミと掛け合わされた生物だと判明したときには、世界観が根底から揺らぐ。
    本作は小説である以上、メッセージを伝える目的で書かれたものではないが、階級対立や人種差別、植民地支配、民主主義や人権の理念、科学技術の危険性などの問題を想起させる。また、作中における性・愛の在り方は風変わりで面白い。

    ・その他
    『新世界より』という題名は、現在我々が住む世界、いわば旧世界が滅んだ後の「新世界」の話である、という趣旨だろう。
    呪力は、それが孕む危険や危険防止策が必要な点で、科学技術ないし核兵器に似ている。
    呪力を背景に人間がバケネズミを支配する制度は、奴隷制や植民地支配を連想させる。
    最後にスクィーラを裁く審判は極東軍事裁判のようだ。
    「ヤモリも四つ足、我らも四つ足、ヤモリが越す坂ならば、我らに越えられぬ道理はない」という奇狼丸の発言の元ネタは、義経の名言(鵯越の逆落とし)に違いない。

  • 独特な世界観になかなか付いてゆけず、でも何とか途中で投げ出さず読んだ。
    これがいつかドキドキハラハラな展開へ繋がると信じて。
    そして、やっと最後に近くなってから、先が読みたくてウズウズする感じになり…中巻へ!

  • 遠未来を舞台にしているものの、どこか懐かしく民俗学的な薫りのする世界観。読む前はボノボの生活を基にした社会形成がなされている世界の話ということだけ知っていたのだが、それは一部分の要素で、もっとスリルとサスペンスに満ちた話であった。次巻を読むのが楽しみ。

  • アニメから入ったのですが、より細かな設定に感服し、これからどうなるのかわかっているのに期待が溢れます。
    どうやったらこういう世界を創造できるんだろ

  • この後どうなっていくのか⁈

  • 圧倒的な世界観。張り巡らされた伏線。こりゃとんでもない物を読んでしまったぞ?という感じ。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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