新世界より(中) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 7901
レビュー : 555
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768542

感想・レビュー・書評

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  • この町の異常性が、少しずつ明らかになってゆく。禁忌を1つ知ると共に、1人ずつ消えていく仲間たち。SF作品の『まだ人間じゃない』を彷彿とさせる設定まで登場。子供に同性同士のフリーセックスが推奨されているという設定のせいだが、やたらと出てくるエロティックな描写も、この世界の異常性を高めている。

    そして、まるで日本の歴史の中で、為政者たちが神仏や天皇を崇拝してきたように、人間を崇拝するバケネズミ。人間のような知的文明を築く彼らがあるいは、人間に反旗を翻す日は来るのか。

  • 面白くなって来た。

    次へ。

  • 何が悲しくて男同士のオーラルセックスを脳内描写せにゃならんのでしょう…
    別に同性愛を否定はしませんが、不快なものは不快ですね。

    さてさて、今回は瞬の業魔化と離脱
    業魔に関してはだいたい合ってましたが、
    人一人が核兵器に例えられるほど深刻だとは思いませんでした。

    非人道的ともとれる教育制度は、
    不安定なソフトを乗せた大量破壊兵器を恐れる大人たちの
    苦肉の策だったということでしょうか。

    穢れを放出するための八丁標、
    因子の排除と、徹底的な洗脳と教育で悪鬼はほぼ完全に抑え、
    業魔に対しては即時対応できるようなシステム。
    でもその中で管理されているだけではそれを管理できる人間に
    育つことはできない。
    だから泳がされていた一班。
    でもそのおかげで業魔になってしまった瞬。
    逃亡した守と真理亜。
    早紀と覚もまた、元通りに戻ることはないのでしょう。
    意図と思考が交錯して絡み合ったまま、
    物語はどこに着地するのでしょうか?

    それからバケネズミはどんどん人間っぽくなってい行きますね。
    この分だとラスボスはバケネズミかもですねw

    そういえば、
    温かくとかんじきとはったりとかまくらの横に点が書いてあるのは
    何か特別な意味があるのでしょうか?

  • 瞬をはさんだ早季と覚の関係に悶える。「好きだったよ」は反則。゚(゚´Д`゚)゚。

  • 1000年後にボノボかよっ

  • 上巻で散りばめられた伏線が活きてくる中巻。

    上巻では物語の世界観の説明に対する比重が大きかったように思うが、この中巻ではテンポ良く話が進んで行って、だれることなく最後まで読み通せた。
    中巻のポイントは、やはり悪鬼と業魔の存在及びそれらの生まれる過程が、具体的な対象を伴って明確になったことだろう。
    神栖66町の所謂「大人」達の言う道理や行いは、確かに正しく、仕方ない方法のような気もするが、そういった社会自体に疑問を覚えるようになった早季達が、今後どのようにして現在の状況を打破するのかが気になるところ。
    果たして今より少しでも希望のある道が彼らの前途に拓けるのか。それともこの上ない絶望を味わうことになるのか。

    遂に今までとは異なる関係に踏み込んだ主人公達の感情の変化が、ラストの展開にどう影響していくかも楽しみだ。

  • 読了。

  • 話は意外な方向に進み、かなりドキドキハラハラ。

  • 文庫本、上、中、下、全て読み終えてからの感想です。

    上巻は、比較的ドキドキしながら読み進めておりました。この先、どうなるんだ?ミノシロモドキ、マジやべえ!とか思いながら。

    でも、この中巻から、うーむ、、、ダメでしたね。個人的には、まあ、どんどんと面白くなくなっていきまして、うーむ。あかんな、多分これは、俺は、楽しめないな、ってのが、徐々に徐々に確信になりつつある中で、下巻まで繋いでいった巻だったな、という感想でしょうか。貴志さん、すみません。楽しむことができませんでした。

    え?瞬、そんなに早くに死んじゃうんや?ってのは、感じましたね。「僕は業魔になったんだよ」って言われても、まあ、なんで瞬が業魔になるの?って理由が全然わからんかったんで、なんだかなあ、、、って思ったりしてましたね。業魔化した瞬に、早季が会いに行って、んでなんだか、ここ山場でっせ、な感じの場面があって、瞬が早季を助ける場面、とか、アレってこう、感動する場面なんだろうなあ、とは思うんですが、まあ、なんだかなあ、、、って思いながら、読んでました。ゴメンナサイ。なんだかなあ、、、って感じやった。

    学校見学に来た鏑木肆星は、真理亜をジックリ眺めてたやないですか。アレってホンマに、「この子、、、可愛いなあ、、、ぐへへ」的な変態的気持ちで眺めてたんですかね?あの場面、なんだったんだろう。意味わかんなかったですね。あの描写、必要だったのか?ホンマ意味わからんかった。その後、意味あったと全然思えなかったし。

    まあ、この中巻。なんとか、下巻、面白くなってくれよ。頼むよ。そう思いつつ、ひたすら耐えながら読んでいた感じですね。とにかく、肌に合わないなあ、、、って感じで、ホンマごめん貴志祐介さん。あなたの作品、基本的には好きなの多いんです。でもコレは、無理やったわあ~。なんか、とりあえず困った時は呪力に頼る。で、なんだか、色んな設定も、後付け無理くり感を感じまくる。瞬の存在そのものを、記憶改ざんで、みんなに忘れさせる、とか、そんな設定とか、うわあ、なんか杜撰やねえ、ご都合主義やねえ、とかね、そうとしか思われへんかったよ。

    まあ、自分にとっては、そんな作品なんです。ホンマごめんなさいね。

  • 上巻で

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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