新世界より(中) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.13
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  • (18)
本棚登録 : 12505
感想 : 719
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768542

感想・レビュー・書評

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  • 瞬をはさんだ早季と覚の関係に悶える。「好きだったよ」は反則。゚(゚´Д`゚)゚。

  • 1000年後にボノボかよっ

  • さて中巻に突入。正直言って、この流れで続けられると中弛みも予想していたのだけど、緩まなかったねぇ。
    何とか町に帰ってからは、平穏の中に隠されるこのコミュニティの異様な不気味さがひたひた迫り来る。
    SFファンタジー丸出しだった上巻と異なり、呪力の漏出、業魔化、悪鬼などPKやポルターガイストが出てきた時からその気があったオカルトチックな話に、催眠暗示や危険な血統の排除ってな話も合わさったサイコミステリーの様相。
    次々と仲間に降りかかる不幸の中で、薄皮が剥がされるように明らかになる暗黒の事実。暗然とした未来が示唆される中で、分厚い下巻はいかに収束!?

  • 上巻で散りばめられた伏線が活きてくる中巻。

    上巻では物語の世界観の説明に対する比重が大きかったように思うが、この中巻ではテンポ良く話が進んで行って、だれることなく最後まで読み通せた。
    中巻のポイントは、やはり悪鬼と業魔の存在及びそれらの生まれる過程が、具体的な対象を伴って明確になったことだろう。
    神栖66町の所謂「大人」達の言う道理や行いは、確かに正しく、仕方ない方法のような気もするが、そういった社会自体に疑問を覚えるようになった早季達が、今後どのようにして現在の状況を打破するのかが気になるところ。
    果たして今より少しでも希望のある道が彼らの前途に拓けるのか。それともこの上ない絶望を味わうことになるのか。

    遂に今までとは異なる関係に踏み込んだ主人公達の感情の変化が、ラストの展開にどう影響していくかも楽しみだ。

  • 愧死機構の設定がめちゃくちゃすごい。おもろい。

  •  町に帰ってからが大変とドキドキしていたら、お咎めなしの上あっさり呪力も回復でき拍子抜け。しかし何事もなく平穏に時が過ぎるわけもなく、一班のメンバーに悲劇が…。早季の人格の強さに一目置かれているが、本人同様彼女の強さが私にもピンと来ない。ファンタジーの主人公なのだからもう少しヒロイックな性格でも良いと思う。どんどん明らかにされる世界の真実に、下巻に向けて不穏な雰囲気もピークに。人権が与えられる年齢に衝撃を受けた。上巻から折に触れて仄めかされる真理亜の罪が気になって仕方がないので、このまま下巻へ。

  • ネズミ戦争


    おもしろくはない

  • 感想は(下巻)に

  • 2009年(第6回)。6位。
    瞬がいなくなった。5人一組だから、良が加入。記憶を操作され、良が前からいるようにされた。けど違和感。でも思い出せない、顔のない彼。良では役不足でミスキャストなのだ。次は、守と真利亜。世界の外で暮らすと決意。早季は偉い人と会い、次のリダはあなただといわれる。そんなこんなで10代終了。残ったのは早季と覚。

  • 面白さがどんどん加速していく。
    中巻はほとんど一気読みしてしまった。
    起承転結の承転の部分にあたり、ラストどうなるかすごい楽しみ。
    舞台の設定、謎の組織、バケネズミの動き等いろんなことがどう回収されるのか。
    下巻も一気に読んでしまいそう。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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