新世界より(中) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 7900
レビュー : 555
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768542

感想・レビュー・書評

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  • 核爆弾並みの破壊力を持つようになった人間たち。悪鬼や業鬼の正体。記憶を操作され、危険分子は不浄猫により排除された上で成り立っていた世界。大切な人が消えたことさえはっきり思い出せなくなった早季たちだったが、守の失踪によりその違和感の正体に向き合うことになる…。
    ボノボに倣った過剰なスキンシップがエロチックな中巻、読了。

    • 円軌道の外さん

      コレ今アニメで見てます!(^O^)

      今14歳で
      大人で優等生な瞬が
      失踪したところで、
      もう毎回手に汗握りながら
      テレ...

      コレ今アニメで見てます!(^O^)

      今14歳で
      大人で優等生な瞬が
      失踪したところで、
      もう毎回手に汗握りながら
      テレビにかじりついてます(笑)

      小説の方が
      やっぱ面白いのかな?

      2012/12/05
    • hetarebooksさん
      円軌道の外さん

      アニメ・・・どうなんでしょう。。小説はさすが貴志さんで、かなり作りこまれていて圧倒されますよ。

      アニメは絵柄に...
      円軌道の外さん

      アニメ・・・どうなんでしょう。。小説はさすが貴志さんで、かなり作りこまれていて圧倒されますよ。

      アニメは絵柄によって萌え系になってしまいそうなシーンもありますね。
      2012/12/06
  • 中巻に入り世界の全容が見えてくる。
    同時に早季、瞬、覚、真里亜と守の五人の関係に大きな変動が訪れる。

    上巻では はからずも理想的な社会と思ってしまう部分もあったが社会は少なくない人々の犠牲の上でバランスが保たれていた!

    また、バケネズミの社会と神栖66町の人々の関係というものはかつての私達の世界でも起きていた出来事だったかもしれないと少し想像してみると・・・


    何れにしても下巻が楽しみ!

  • 物語がどこに着地するのか、非常に気になる。下巻へ急ごう。

  • ついに下巻をブックオフ100円コーナーで見つけ、上巻から読み始める事ができるようになった。

    中巻
    上を読了し続けて読み始めた中巻。
    3冊中一番ページ数が少ない本巻だったが、上ほどのワクワク感はやや薄れたものの、この作品の世界観には改めて感服する。

    いつものエロさが物語の最後に出てきて、さすがエロいハゲ親父(賞賛)の貴志祐介である。

  • 著者:貴志 祐介
    発行日: 2011/1/14
    評価:★★★★☆  (所要時間:2.5時間)
    読破冊数: 27/100冊


    ■こんな人におすすめ

    ・怖い思いをしたい人
    ・不気味なものを見たい人
    ・純粋な仲間を思う気持ちを味わいたい人

    ■概要

    受賞歴
    第29回(2008年) 日本SF大賞受賞

    内容紹介
    プラチナ本 OF THE YEAR 2008『ダ・ヴィンチ』第1位

    恐怖とは内から芽ぐむ。
    人間の心から出た膿が、社会を、自らを異形化させる。

    心に埋め込まれた暗示が、都合の悪い記憶が蘇るのを妨害しているのだろうか。知らない方が安全――でも。警告は繰り返される。

    町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。(amazonより)


    ■この本から学んだこと

    ・「ねえ。もう一人、いなかった・・・?」
    このセリフだけでサッと鳥肌が立ち、目が醒める感覚があった。

    本当に怖いし不気味。

    見えない無意識に対する恐怖心。
    腐ったリンゴを排除しようとする、町の機関や規則に対する恐怖心。
    大人が子どもの若さ故の自制心の未熟さに抱く恐怖心。
    動物が力の敵わない人間に抱く恐怖心。

    ここに出てくる人物たちは、
    いつも何らかの恐怖心と背中合わせだ。


    ・「鎖は常に、一番弱い環から破断するのよ。
    私たちは常に、一番弱い者に対して、気を配らないといけないの」

    この言葉に納得。

    昨今の大きな企業など、まさにこの言葉を忠実に再現している。
    身体や精神を壊した人たちに対して異常なまでに手厚い待遇をし、神経質に気にかけているのも見かける。
    会社があることないことで訴えられたらたまらないから、
    そうなるのも無理はないだろうが
    本当に壊れてしまった場合はいざ知らず、
    それを利用しようとする人間の心は、本当に弱いのか。本当に壊れているのか。
    そして気を配る側の人間の苦労は、どこへいくのか。


    ・「(唇の)その柔らかさを、いったいどう形容したらいいのだろうか」

    中巻では、上巻よりもリアルに具体的に性行為の場面が何度か描かれている。
    だが、これがまたいやらしさがなくナチュラルだから不思議である。

    覚と瞬(どちらも男)が始めるところなんてまるで子犬がじゃれあっているみたいだし
    早季と真理亜(どちらも女)の最後の長いキスなんて、涙が出そうになった。

    男女がどうとか、性交がどうとかより
    「仲間」「信頼」の感覚が先にあるからなのかもしれないが
    性行為をこんなにあっさりと書く小説を、私は初めて見た。

    新感覚の、「新世界より」である。

  • 上巻で張り巡らせた伏線や世界観の謎が、この巻で一気に解き明かされる。正直、下巻まで引っ張ると思っていたのでこれは意外だった。だが面白味を損なうことなく、明かされた謎が悲劇的結末を予感させながら下巻へと続いていく。主人公の初恋の人を介しての関係は美しく、それでいて切ない。

  • 寝る間も惜しんで本を読んだのは久しぶり 人にすすめたいわけではないけど、好きな人とはとことん語り合いたい。薄気味悪い街の本質がみえてきてぞくぞくするし、そういう、読んでいる最中ずっとなんとなく頭の中にある未知のものへの恐怖や疑念みたいなものが、作品のいちばんの魅力だと個人的には思う

  • 世界の成り立ち、悪鬼と業魔、八丁標(じめ)など、徐々に秘密が明らかになっていくのは非常にスリリング。
    個人的には中巻の助演男優賞は、バケネズミのスクィーラ(野狐丸)にあげたい。

  • 本書の世界観、やっと分かってきた。
    日本の人口は5~6万人足らず。呪力使って殺戮を繰り返す殺人鬼「悪鬼」、呪力の漏出が止まらず制御不能になった「業魔」、放出する力に制限がなく世界を滅ぼすことも可能な呪力(念動力)、呪力を人への攻撃に用いないための刷り込み「愧死機構」、悪鬼を生み出さないために子供を淘汰するための「全人学級」。

  • 徐々に明らかになっていく伝説の正体。
    平和の中に隠された残酷な現実。

    上巻でも感じましたが、
    想像を絶していて面白いです。
    絶しているのに文章が巧みで描写が緻密、且つ
    的確なので想像して読むことができました。

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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