三国志 曹操伝(上) 落暉の洛陽 (講談社文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768849

感想・レビュー・書評

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  • 2018/01/19 22:45:02

  • 三国志が好きだから最後まで読めたってとこ

  • 幕開けは20歳の青年曹操。三国志と言えば黄巾の乱辺りが幕開けで、物語が始まったときには太平道は一大勢力になっており、漢王室は手がつけられない状況になっているのが通り相場だが、本著では太平道がどんなものか、また漢王室がどのような腐敗をしていたか詳らかにされるのでとても見晴らしがいい。物語は全三巻の一巻を費やして董卓による長安遷都まで。普通の三国志なら二章程度かな。

  • ≪内容紹介≫
    幼い皇帝を巡り、宦官と外戚が熾烈な権力争いを繰り広げていた後漢末の中国。後宮では巫蠱という呪術が流行し、民衆の間では新興宗教・太平道がのさばり始めていた。混乱の都・洛陽を掌握したのは、冷酷な将軍・董卓。青年・曹操は、この乱世を虎視耽々と見つめながら、「姦雄」として歩み出そうとしていた。

    ≪感想≫
    レビューがいまいちだったので期待せずに読み始めたが、これがなかなか面白い。陳瞬臣とはまた違った角度からの三国志なので、今後の展開非常に楽しみ。いやいや何進があれほどまでの策略家とは、今までとは全然ちがいますねぇ。。。

  • 三国志演義やそれに類する作品では悪役として描かれている曹操が主人公。
    彼の青年時代から没するまでが描かれている。

    不正に厳しく、才能を重んじ、頭の切れる将だと感じた。
    その考え方には学ぶところが多いと思う。

  • つまらん。でも中巻買ってしまったから、とりあえず読み終えた

  • 続きを読むのが、とても楽しみ。

    若きころの曹操。
    曹操をみていると、才覚とは、努力ではなく
    センスだと思ってしまう。

    努力して引出を数多く持つことは当然で
    時流にのり、一番いいタイミングで、最もマッチした引出を
    さらっとあけちゃうセンス。

  • 演義の悪役ではない曹操の長編小説と期待していたが、黄巾の書き方に乱世の幕開けとなる魅力を感じない。オリジナル部分の描写があまりにも長くて飽きてしまった。
    曹操ができすぎており、乱世の奸雄のイメージにとらわれすぎて、曹操本来の人間らしい魅力がない。今後は躍動感のある展開に期待。

  • 早々が渋い、三国志の中では、好きなタイプの人間だ。

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著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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