論理と感性は相反しない (講談社文庫)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769136

感想・レビュー・書評

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  • 二週目

  • 男の子と話してるとこういうのある
    となんとなく感じる瞬間はあっても
    うまく取り出せていなかったことがずらずら。

    ナオコーラ、神。

  • 論理は積み重なるもので、感性は削られていくものだと思っていたから、今読めてよかった。

  • 「人間が出てこない話」と「嘘系図」
    頭が良くない私は感心して、何でか理由がわからないまま、読んで良かったなぁと思うのだ。

  • 著者が二十代のときに綴った短編集。古文好きな自分としては、「芥川」という物語で一番笑った。伊勢物語ではあんなに情緒ある話だったのに…そう、これは山崎ナオコーラが思うがままにやり切ってしまった作品群なのである。

  • なんかいいけどなんか足りない。
    たまにぎゅっとくることばがあったのがよかった。
    作者のわりとはじめの頃の作品だったらしく、なんかそういう感じ含めてよかったのかも。

  • センスがいいのは認める。でもちょっとおしつけがましさを感じた。言ってること、すっごいわかるんだけど、なんでそれ敢えて言っちゃうの?とも思った。ちょっと躍起になりすぎではないでしょうか。もしかしたら同属嫌悪なのかもしれない。

  • 若さあまっての勢いが素敵。
    彼女はきっと自意識過剰な方なんだと思う。
    そこに共感してしまう。
    これからさらに文章に成長があると思う。注目してる。

  •  哲学の勉強のために図書館をウロウロしてて、タイトル「論理と感性は相反しない」だけに反応して、中身を読まずに借りてきた。

     これは哲学書では全くない。僕のような間違いはしないように気をつけて欲しい。

     論理で生きる(男)と感性で生きる(女)。真逆の方法で生きる者どうしだから、お互い相手を求めることもするし、喧嘩もするのだと思う。

     昔同棲していた男女が、同棲していた家が取り壊しになったことを知り、二人で更地になった場所を訪れ、そこから石を記念に持ち帰る。女は家に着くなり、「石って燃える?燃えない?」と考えた後、燃えないゴミに石を捨てる、というシーンがある。まさに女性の恋愛は上書き保存方式ってことを証明している。書かれていないが、男の方は大事に石を保管しているはず。そう考えると男から見て、女性ってもう単純に怖いです。

  • 2008年05月10日 00:15

    この人の文章は、新聞のエッセイで読んだことがあるだけで、作品を手に取るのは初めてでしたが、純粋に他の作品もこんな調子なのか、とても気になりました。

    はっきり言ってめちゃくちゃです。別に腹の立つめちゃくちゃさではないけど、破綻してるように感じます。
    ただ「あ、今著者飽きた」とか「あ、書きたくなったな」みたいなのが手に取るようにわかって、そこは面白かった。

    ていうかあとがきが事実一番面白かった。

    一番よかったのは一番初めの作品で、一番わけわからなかったのは「プライベート」。


    「わかり合うことなんて、全然求めてない。
    好き合うことを求めているのだ。」
      
    恋人の正しいあり方な気がした。

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著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』(河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』(講談社)、『長い終わりが始まる』(講談社)、『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)、『昼田とハッコウ』(講談社)などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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