流星の絆 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.07
  • (1501)
  • (1830)
  • (914)
  • (105)
  • (19)
本棚登録 : 17070
感想 : 1069
  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769204

作品紹介・あらすじ

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 始まりから心温まる兄妹の行動。
    しかし両親が殺されるという予想にもない不幸が彼らに降りかかり。
    月日が経ち大人になった彼らが掴んだ両親を殺したと思われる容疑者。
    事件の真相と彼らの揺れる心情を描いた物語。
    どういう場面でも揺るがない兄妹の絆。
    弟と妹を守るための兄の行動は感動すら覚えました。
    終盤にかけては怒涛の展開。少し理解が追い付かなかったけど。
    結末は救われる話になったかな。

  • 犯罪者を主人公にしながら、その主人公たちが背負う強烈に重い過去の設定によって、読者に強く感情移入させる手法がいつにもまして上手い。

    思わず引き込まれるよねぇ。さすがです。あっという間にけっして薄い本ではない600頁以上の文庫本を読み終わってしまった。

    東野圭吾の中で一番好きな長編が「白夜行」なのですが、それに匹敵するような自分的にかなり好みのストーリー。中でも血のつながらない美しい妹というキャラクター設定が(あまりにあざとくて)秀逸。

  • 両親が殺されて犯人が見つからず14年・・・
    幼かった3人兄妹は詐欺師として今を生きる、この人で詐欺から足を洗おうとしていた相手はレストランの御曹司!
    レストランに招かれ試食した「ハヤシライス」が父の味そっくりだったことに涙を流す妹。走馬灯のようによみがえる父の味!もしや犯人はレストランオーナーでは?
    と感づいた妹は兄に相談するも証拠がないため警察に訴えることは不可能

    「証拠がないなら作ればいい」と兄の言葉に3兄妹は一致団結するも結末とは・・・

    ここからは私が突っ込みたくなるヶ所を言いますね

    まず犯人と思わしき人物が現場から立ち去ったがそれは殺された後だったのだ
    その場で警察に連絡しておけば疑われることなく14年過ごせた気がするし、犯人の証拠となる品物を何故あなたが14年間ずーーーーーーっと保有しておくのか?
    レストラン御曹司に恋をしてしまった妹!御曹司も妹に恋をしている
    兄から僕たちは詐欺師ですが妹は違います!どうか妹をよろしくお願いします!
    っと言われても御曹司はドン引きするし、オーナーにどう説明するのでしょかねぇ~

  • 両親を惨殺された幼い三兄弟が大人になり、三人で詐欺を働いて世の中を渡っているが、ひょんなことから真犯人ではないかと思われる男を見出す。その男の息子を通じて殺人の証拠を手に入れようとするが、末の妹がなんとその息子に恋心を抱いてしまう。
    事件の真相は?恋の行方は?
    これだけ興味の湧く材料をどかんどかん揃えて、超面白いエンタメに仕上げてしまうんだからさすがです。
    かなり分厚い本ですがあっという間に読めました。

  • ドラマ化にもなった作品。親を殺せれ復讐を考える兄妹たち。大人になった彼らは偶然犯人らしい人に出会い、どうやって暴くのだろうという展開でいくのかなと思いきや…
    お前かーっていう(笑)ちゃんと伏線はあった。ハッピーエンドではないが、希望はある。幸せになって欲しい。

  • 主人公3人の視点で常にストーリーが進み、非常に読みやすいです。常に先が気になる内容でした。

    犯人は予想外で見当もつきませんでした。

    エピローグ、最後ページは鳥肌が立ちました。感動です。

    読んだ日がちょうどふたご座流星群が見られて、さらに感動。

  • 読み終わって最初に感じたのはら流星の絆というタイトルがこのお話にふさわしすぎる、ということでした。
    このお話は小さい頃に両親を殺された3兄妹が時効がせまる14年後、犯人を見つけられるチャンスをつかみ、3人で協力して犯人を見つけ出す、という話です。
    この本で私が大好きなところは、3兄妹の結束力、そして題名にもある"絆"です。一番上の兄功一は、事件が起こった後、兄としての自覚を持って2人を率いていく姿が魅力的でした。また、2番目の泰輔は自分たちを引っ張って行ってくれる兄を心から尊敬し、妹のことを大切に思う気持ちがにじみ出ており、とても感動しました。一番下の静奈は、末っ子であるにもかかわらず、2人の兄たちのために懸命に生きる姿に心を動かされました。
    この話のクライマックスである、最後の静奈と行成の2人のシーンが私は忘れらせません。行成はなんていい人なんだろう、と思い、私もほっこりした気持ちになることができました。
    この本は、家族との絆についてすごく考えさせられるお話です。家族と度々喧嘩をしてしまったり、素直になれなかったりする方にオススメの本です。ぜひ読んでみてください。

  • 「クサナギとでもしておこう。スマップの草薙だ。で、俺のほうはカガ。女優の加賀まりこの加賀だ。どっちも神奈川県警本部の刑事ってことにする。」が、1番のピークだった!

  • 評判を耳にして、またも東野圭吾作品を読了。購入していたのを忘れて、未読のうちに『流星の絆』二冊目を購入してしまった。

    基本的には、同じ作者は続けない様に読書を楽しんでる。だが、東野圭吾作品の放つ引力にまた捕まってしまった。結論からいうと、面白い作品です。ミステリー好きが勧めるのは、理解できる。『百夜行』と似ているのかなと思ったが、そこは流石の東野圭吾。僕も一緒に犯人探しをしてしまった。作中に「この行動は、きっと破綻するだろうな」と思う箇所はいくつか登場するが、それすら作者の意図するところ。即ち、まんまとしてやられました。読後感は、これまでに経験したことがない種類のものでした。東野圭吾作品の読書経験はまだ浅い僕ですが、また別の作品を読んでみたいと思いました。

    二冊目の『流星の絆』ですか?そのうち、読みます。(笑)

  • 東野圭吾は安定して面白い上に作品が豊富なのでついつい手に取ってしまう。珍しく複数視点ではないが面白かった。とある事件で両親を殺された三兄弟が復讐を誓うものの、妹が犯人と思しき人物の息子に惚れてしまう。結末やいかに。続きは書店で。

全1069件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×