流星の絆 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 12486
レビュー : 895
  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769204

作品紹介・あらすじ

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わって最初に感じたのはら流星の絆というタイトルがこのお話にふさわしすぎる、ということでした。
    このお話は小さい頃に両親を殺された3兄妹が時効がせまる14年後、犯人を見つけられるチャンスをつかみ、3人で協力して犯人を見つけ出す、という話です。
    この本で私が大好きなところは、3兄妹の結束力、そして題名にもある"絆"です。一番上の兄功一は、事件が起こった後、兄としての自覚を持って2人を率いていく姿が魅力的でした。また、2番目の泰輔は自分たちを引っ張って行ってくれる兄を心から尊敬し、妹のことを大切に思う気持ちがにじみ出ており、とても感動しました。一番下の静奈は、末っ子であるにもかかわらず、2人の兄たちのために懸命に生きる姿に心を動かされました。
    この話のクライマックスである、最後の静奈と行成の2人のシーンが私は忘れらせません。行成はなんていい人なんだろう、と思い、私もほっこりした気持ちになることができました。
    この本は、家族との絆についてすごく考えさせられるお話です。家族と度々喧嘩をしてしまったり、素直になれなかったりする方にオススメの本です。ぜひ読んでみてください。

  • 東野圭吾は安定して面白い上に作品が豊富なのでついつい手に取ってしまう。珍しく複数視点ではないが面白かった。とある事件で両親を殺された三兄弟が復讐を誓うものの、妹が犯人と思しき人物の息子に惚れてしまう。結末やいかに。続きは書店で。

  • 東野圭吾さんのハッピーエンドはとても温かい味わい。
    この話の内容で、こんなラストを迎えるとは思いませんでした。

    読み終わった後、何かを感じるより先に
    ハヤシライスが食べたくなりました。

  • さすが東野圭吾って感じの本

  • 評判を耳にして、またも東野圭吾作品を読了。購入していたのを忘れて、未読のうちに『流星の絆』二冊目を購入してしまった。

    基本的には、同じ作者は続けない様に読書を楽しんでる。だが、東野圭吾作品の放つ引力にまた捕まってしまった。結論からいうと、面白い作品です。ミステリー好きが勧めるのは、理解できる。『百夜行』と似ているのかなと思ったが、そこは流石の東野圭吾。僕も一緒に犯人探しをしてしまった。作中に「この行動は、きっと破綻するだろうな」と思う箇所はいくつか登場するが、それすら作者の意図するところ。即ち、まんまとしてやられました。読後感は、これまでに経験したことがない種類のものでした。東野圭吾作品の読書経験はまだ浅い僕ですが、また別の作品を読んでみたいと思いました。

    二冊目の『流星の絆』ですか?そのうち、読みます。(笑)

  • 東野圭吾作品の中で一番好きな作品。
    ハッピーエンドになって欲しくて、どうか三人の思う犯人は人違いであってほしいと願いながら読んでいました。じゃあ真犯人は他にいないといけない、一体誰なのか?と考えた時に犯人に目星がついてしまいました。いつもなら予想を超えてきてほしいと思うところですが、ハッピーエンドの結末でホッとしました。
    重々しさはなく、とても読みやすい作品です。

  • 東野圭吾。安定して面白い。うん。うまーく収まるラストには賛否あるかもしれないけど、フィクションはそういうのが好きです。

  • 東野さんのすごいところはその作品の多くが映画、ドラマ化されており当たり前のようにヒットを飛ばしていることにある。
    流星の絆もその例外ではない。二宮和也 、錦戸亮、戸田恵梨香といった旬の人が主演しており、2008年10月17日よりTBS系で連続ドラマ化された本作もその年の話題を掻っ攫っていった作品である。

    幼少時、両親を惨殺されるという過酷な運命を背負った三兄妹が詐欺を働きながら、時効が迫る14年後に真犯人を追い詰める復讐劇。本作の要旨を述べるとこんな感じになる。なかなか重い話のように思えるのだが、実はストーリはそんなに暗いわけではない。もちろん、軸になるのは殺人事件なのである程度のシリアスさはまとってあるが、ただの暗いストーリーにしないのが東野流。

    私自身読んだのがかなり昔になるのでそんなに覚えていないのだが、キーポイントとなるのはハヤシライスである。
    これはミステリーとしてどうなのかなって当初は思ったのだが、これはこれで一つの試みとして取れよう。
    そして私の忘却された記憶に唯一残っている痕跡。それは東野作品にしてはあまりにもスイートな結末。ドラマ版では若干改変が為されていたみたいだが、私はそもそもドラマを見ていないのでその辺りの発言は自重せざるを得ない。

  • 何年か前にドラマでやってたよねぇ。
    夢中になって見てたのを思い出して懐かしくて買っちゃった(〃∇〃)

    でも、「ドラマと原作は違って当たり前。」って事を頭に置いて読んだけどドラマにも原作にもガッカリする事なく読めた。
    たいていの場合、原作を読んでたらドラマでガッカリするパターンが多いけどアタシは「両方とも好き♪」って珍しいパターン( ´艸`)
    欲を言えば「ドラマでやってた、あの詐欺シーンも読みたかったなぁ。」とかは多少あるけどね(笑)

    功一・泰輔・静奈の強い絆は最強!!

  • 勘がいいのか読者が気付くように仕向けられていたのか、途中で犯人の目星がついてしまった。その人が犯人であると確定した途端、胸の中にドーンと衝撃音が鳴った。この衝撃は忘れられない。
    原作を読んでドラマを見たけれど、ずっと原作の方が良かった。なぜなら本は想像力を膨らませてくれるから。ドラマももちろん面白いけれど、まっさらな気持ちで原作を読んだときのあの世界を表現する事は出来ないと思う。だって、みんな頭の中の想像力は無限だから。そういう意味で、先に本を読めば自分だけの「流星の絆」が見れる。ドラマを先にみてしまえば、ドラマの世界観だけの「流星の絆」になってしまう。
    犯人が最後にとった行動が原作とドラマで違うのが少し気になったけど、ミステリーが好きな方は読む価値ありです!

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。
代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』(2019年3月16日 WOWOW)、玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。

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