新装版 たのしいムーミン一家 (講談社文庫)

制作 : 山室 静  冨原 眞弓 
  • 講談社
4.04
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本棚登録 : 1111
レビュー : 110
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769334

作品紹介・あらすじ

長い冬眠から目ざめたムーミントロール。仲よしのスナフキン、スニフといっしょに、海べりの山の頂上で黒い帽子を発見しました。それは飛行おにが落とした魔法の帽子で、中に入れた、あらゆるものの形をかえてしまうものだったから、さあたいへん! ふしぎなスーツケースをもったトフスランとビフスランもあらわれて、たのしくて、ふしぎな事件が次々に起こります。さあ、おそろしい飛行おには、ムーミンママのパンケーキを食べるでしょうか。

ムーミンシリーズ第3作。

感想・レビュー・書評

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  • よく考えれば奇天烈な世界
    それをなんてことない日常のように受け取ってしまう。
    前作に比べると語りかけが入っている分
    童話的な優しさ度Up↑。
    個性的なキャラクターがワイワイガヤガヤしている中で
    マイペースなムーミンママが穏やかな世界に引き戻し、
    なんだか、のんびりした雰囲気に落ち着かせる。

  • ムーミン谷の明言botから届くTweetが渋かったので読みました。現実的なものと超越的なものの織り合わせが良い感じでした。
    スナフキンが哲学的なのは知ってましたが、ムーミンママの実力は知りませんでした。カーネギーよりも人を動かしてます。また、トフスランとビフスランの話し方(ある文字をいれかえる)がツボでした。

  • 最後のパーティーがステキ。楽しさがスゴくよく伝わってくる。

    それに飛行おにってのは怖そうだし、ひどい事しそうなイメージだったけど、なんかいいおにだった。飛行おにって響きが怖いんだな。

    子供の頃に読んだのをスッカリ思い出してホッコリ。
    (120911)

  • 「応募券を集めてムーミングッズプレゼント」に惹かれ、
    購入してみました。

    子供の頃、アニメの再放送を少しだけみたような記憶があります。
    あとは、図書館の単行本。

    キャラクターや おさびし山などは知っているのだけど、
    内容はほどんど覚えていなくて、
    みんなでピクニックをしたり、焚き火をしたりと、
    ほのぼのしたイメージしかありませんでした。

    あらためて読んでみると、
    ほのぼのとはしているものの それだけではない感じ。

    気に入らないからとカリフォルニアの王さま(本当は魔法にかかって姿の変わったムーミン)をボコボコにしたり。

    ムーミンパパは自伝を書いているのだけど、
    思い出に涙がこぼれそうになりながら書いているのです。
    それは「だれにも愛してもらえなかった。」記憶。

    だけど最後はみんなでパーティーをして、
    楽しくほのぼの終わるのでした。
    良かったです。

    他のムーミンシリーズも読んでみたいです。

  • ムーミンたちがどっさりと松葉をお腹につめこんで冬眠に入るところから物語は始まります。冬眠のあいだは松葉が大切なんですって。

    百日百晩がたち、春になりました。ムーミンたちは目覚め、早速、まだ雪の残る山へと向かいました。三月の風に吹かれながら。

    山のてっぺんにはまっ黒いシルクハットがひとつ、ありました。それは中に入れた物の姿形を変えてしまう『飛行おにのまほうのぼうし』でした。

    まほうのぼうしをめぐる、不思議で楽しい現象がムーミン谷を覆います。ポップで可愛い変身。

    それから物語の終盤にお茶目なトフスランとビフスラン、モランおばあさん、寂しい飛行おにという、個性的な面々がムーミン谷を訪れます。

    ムーミン一家は冒険号に乗ってニョロニョロ島にも行きました。

    スナフキンは秋が来るまえに旅に出ます。春にまた会いにくるとムーミンに約束して。

    陽気にハーモニカを鳴らしながら旅立つスナフキンの背中が小さく小さく見えなくなりハーモニカの音が聴こえなくなるまで、じっと見つめるムーミン。

    ムーミンの寂しさがひしひしと伝わって来ます。とても好きな場面です。

    飛行おにはパンケーキを85年ぶりに食べました。…85年前はだれと食べたのだろう。気になるなあ。

    飛行おには自分の姿を変えることと、ほかのひとの望みを叶えることは出来るのですが、自分の望みは叶えることの出来ないのです。なんとも気高い、魔法の力なのでしょう。黒ひょうに乗りひとり大空を滑空する飛行おに。

    楽しい場面の中にしんみるする場面がちりばめられた、素敵なお話でした。

    物語の中でムーミンパパはせっせと自伝を書いています。だれにも愛してもらえなかった、こども時代をすごし、大きくなってからもそれは続き、あらゆる意味でおそろしい日々を送ってきたらしいのですが、…どんな日々を!!と、想像し思わず、涙ぐみました。

  • 冬の始まりから、夏の終わりまでの物語。
    冬眠というシステムは私にはとても羨ましいものだけど、ムーミンにとっては、時間が勿体無い気がするということ。
    毎日を呑気に面白おかしく鷹揚に過ごす彼が、ひとつの季節をまるまる眠って過ごしてしまうのは惜しいと感じるのも確かに無理もないのかな。

    物語の中で季節は確実に移ろい、彼らにも様々な事件が起こる。
    渦中の彼らにはいつでも純度の高い喜怒哀楽が表れていて、本当に愛らしくて面白い。
    普段感情を噛み殺し勝ちな私には、感じたものを感じたままに表現する彼らがとても魅力的に見える。

    今回は「彗星」の時のように心に迫るものはなかったけれど、とにかく常にてんやわんやで、ひたすら愉快で可愛らしかった。
    タイトルに偽りなしというところ。

  • 優しい物語。

  • ほっこりする話ばかりであった。いい本だと思う。
    子供向けの様相をなしているが、中身は大人が読むべき内容である。忘れてしまった子供のころのわくわく感や別れのさびしさや、そういうピュアな感情を思い出すのに大変役立つ本だと感じた。
    星の王子様にもそういう側面があるかなと昔思ったが、ムーミンのほうがわかりやすい。続きも読みたいと思った。

  • 一見恐ろしそうなものが、恐ろしくなく、親しみやすかったり。可愛く見えるものが愚かだったり。見たままが全てではない。

    ムーミンママは本当に理想のお母さんだなぁと実感。ムーミントロールの優しさも、そばにいてくれる人として理想。

  • ムーミン…はまります☆
    時間がゆったり流れてる。
    私達が大事にしていないものを、大事にしている。

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著者プロフィール

1914年ヘルシンキ生まれ。フィンランドが生んだ偉大な作家のひとり。その生涯については『ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン』(小社刊)でくわしく知ることができる。

「2018年 『ムーミン 愛のことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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