新装版 ムーミン谷の夏まつり (講談社文庫)

制作 : 下村 隆一 
  • 講談社
4.10
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本棚登録 : 547
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769358

作品紹介・あらすじ

ジャスミンの香りにつつまれた六月の美しいムーミン谷をおそった火山の噴火。大水がおしよせてきて、ムーミン一家や動物たちは流され、ちょうど流れてきた劇場に移り住むことにした。ところが、劇場を知らないみんなが劇をはじめることになって…。国際アンデルセン大賞受賞作家の楽しいファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • ①あっ!スナフキンが成長している(絵も)。
    ただのいたずらっ子ではなく、
    自由を求める旅人感が大幅アップ。
    ②ムーミントロールがスノークのおじょうさんに
    ベタ惚れなのがわかりやすいが、
    機嫌を取るのにも長けていて「あんたやる男だね~」。
    ③やっぱりムーミンママは安心安定の大黒柱。
    ④これまでよりフリとオチ、伏線の回収がハッキリ。

    (スニフちゃん休憩の中)クセのある仲間が
    次から次へとわいてでてくるし、
    天災からの不思議な冒険は取り残された二人、
    漂流する一人、残された人は劇場デビューと
    着地点が見えない。
    でも、最後には「そうなるとわかっていたよ」
    と言わせられる様な、幸せな結末を皆が迎えられ、
    めでたし、めでたし。

  • ムーミンは子供のころから大好きです☆お話もですが、挿絵がイイ!大人も子供も楽しめます。 お話については、結構エグい言葉も出てきて、えっ⁈って思いました。スナフキンがぶち殺すとか言っちゃってるし(笑) でもやっぱり癒される物語です。ミーサとホムサは将来結婚するかしら(・ω<)☆

  •  物語の中で一番の盛り上がりは演劇の部分。他にも劇場や役者について人生と関連付けて語らえているところがある。個人的には、たくさんの選択肢の中からよりも、二択の方ががずっとまし、というセリフが興味深い。モノがあふれている日常で、本当に必要なものは何かを見失わないようにしたい。

  • 結構くせがある書き方なんだなぁと思う。

    翻訳ってのもあるんだろうけれど。

    国によって、日本語に訳しても、その国の考え方であったり、表現の仕方であったりというクセがある。

    多分フィンランドの作家さんは初めてだったから、ちょっと慣れないところがあったのだろうと思う。

    そういえば、「ヘイフラワーとキルトシュー」っぽい感じがあるかも。各自自由なことをしていてドタバタしながら、突拍子もないことが入り込んできて、まぁそれもいいじゃない、と大団円、みたいな。


    それって、とっても幸せなお話だなぁなんて、思う。


    意外だったのは、ミーサの存在。あんまりお話でこういう厄介な人、出てこないよね。

    それもいいじゃない、そんなのもアリよ、という懐の深さは、とてもいいなと思った。

  • 「すべての人間は劇の役者でもあり、観客でもある!」という考えに、究極の連帯と孤独を感じる。

  • スナフキンの一言

    「たいせつなのは、じぶんのしたいことを、じぶんで知ってるってことだよ」

    自分に聞いてみましょう。

  • 登場キャラクターのそれぞれが生き方、思想の軸を持っていて非常に魅力的。『たまには、じぶんの家を、下のゆかからじゃなく、天井からながめるべきだよ』『ここには、わけのわからないことがいっぱいあるわ。だけど、ほんとうは、なんでもじぶんのなれているとおりにあるんだと思うほうが、おかしいんじゃないのかしら?』『「べからず、べからず」と書いてあるたてふだなんか、全部ひきぬいてやるぞ!』

  • 洪水が起こって家が沈んでしまった一家は劇場に移り住む。
    ムーミンとスノークのお嬢さんは一家とはぐれ、
    ちびのミイは水に流されスナフキンと会う。

    一家は劇を上映するために準備をし、
    ムーミン達はフィリフヨンカと出会い、
    スナフキンは公園のたてふだを全部燃やし、
    ろうや番のへムルがその犯人を追う。
    彼らがみんな劇場に集まって・・・

    という、なんだかムーミンシリーズにしては珍しく
    伏線とその回収がとてもスムーズな印象。
    3組のストーリーが交互にすすんでいって、
    「シナリオをえらんでクポ」状態。

    スナフキンとミイ(実は異父きょうだい)のコンビが面白かったし、
    24人の森の子供達の面倒を意外とちゃんとみている
    スナフキンが微笑ましかった。

  • 久し振りに児童書を読み、癒されました。
    ムーミンたちは素朴で飾らない生活なのが
    すごくいい。スナフキンは名言が多いけど、
    「大切なのは、自分がしたいことをわかっていることさ」
    (だったかな)ムーミンたちはまさにそうやって生きてるなと。やりたいことを持ってて、それを大切に生きられるなんてステキ。

  • 一気読みでした。
    ムーミン谷に洪水が訪れるところから、とんでもなく楽しい方向へ話は進みます。
    何より驚いた発見が沢山ありました。
    ニョロニョロは種から生まれること。
    スナフキンがイクメンなこと。
    大人向けの話になっているそうですが、お気に入りの台詞が沢山見つかりました。

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著者プロフィール

1914年フィンランドの首都ヘルシンキ生まれ。ストックホルムとパリで絵を学ぶ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。「ムーミン」シリーズ全9作のほか、伝記的作品に『彫刻家の娘』、短編集に『少女ソフィアの夏』がある。(ともに講談社)。2001年6月没。

「2019年 『リトルミイ ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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