新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

制作 : 山室 静  冨原 眞弓 
  • 講談社
3.85
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本棚登録 : 612
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769372

作品紹介・あらすじ

すてきなムーミン一家を中心に北国のムーミン谷にすむ仲間たちの楽しい生活を描いた九つの短編集。ムーミントロールの親友で孤独と自由を愛する詩人のスナフキン、空想力豊かなホムサ、おくびょうでなき虫のスニフ…。国際アンデルセン大賞受賞作家ヤンソンの詩情あふれる楽しいファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • これと、前作、ムーミン谷の冬、そしてムーミンパパ海へ行くの三点が至上の傑作。
    キャラの造詣が、すごく深くなった。
    新装版は美しい。背表紙もかっこいい。ムーミン展で購入。
    ムーミン展では本作のスケッチが大量に出されていたが、習作からの厳選がおもしろい。より、自然で、より、無感情な絵にしていっている。
    特に釣りをしているスナフキンとムーミンなんて、表情はないのに距離感だけで心の具合が表れている。習作では、ムーミンはスナフキンを見つめてたりしているが、それではないとヤンソンは思ったのだろう。
    そうやって削ぎ落とされていって、挿絵になったものは、どれも納得。いかようにも読み取れるように、自然な、簡潔な絵になっている。それでいて心情が表れている。やはり考え抜かれている作品だということがわかり、正しかったのだと知る。

  • 世界で一番最後の竜、スニフとセドリックのこと、が良い。やっぱりスナフキンはかっこよろしい!

  • それぞれ異なる主人公の連作短編。このシリーズで書かれているムーミン、ミムラ、ヘルム、フィリフヨンカなどは種別名でイヌとかネコみたいなものらしい。そのせいかヘルムのヘムレンさんと言ってもいろんなヘムレンさんが出てきて読んでるほうは混乱する。

    九つの短編のうちムーミンの龍の話が良かった。スナフキンは誰からも好かれる。ムーミンの龍もスナフキンにしか懐かない。ムーミンだってスナフキンが大好きだから、気持ちはよくわかる。けど寂しい。

    スナフキンといいミイといい、おしゃまさんといい、大人なんだか子どもなんだかわからない。しかも個々の名前がない。考えてみれば不思議な世界観だ。

  • これに入ってる「ぞっとする話」のホムサも可愛い。このちびのミイがまた最高に悪くて大好き!

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“あの人が買う本”で登場。BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“あの人が買う本”で登場。
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/highlight/09.html

    小さい頃はお母様の影響で洋書を読んでいたという安田美沙子さん。
    「わあ~ムーミンとかありますよ~かわいいですね。ムーミンを字で読んでみるのもいいですよね」

    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php

  • ムーミン谷の彗星、を読んだ次だったので、余計にその深さが気になった。『彗星』が水平に進んでいく冒険物語だとすれば、本作は垂直に掘り進んでいく内面物語。孤独がひとつのテーマとして通底している。カタルシスとして回収できない、それぞれの登場キャラクターの、それぞれの悲しみが描かれている。

  • いままでの挿し絵とは、ちょっと違っていました。

    「もみの木」 わらっちゃいます! 冬眠をするムーミン一家 クリスマスなんてしるはずもないですよね。「クリスマスがくるよ」と、言われて 何をしていいやら クリスマスって… 怖い人?とか、

    ムーミンママが クリスマスは、お腹がすいているんですかね。

    というところでは、クスリ♪と わらっちゃいました。 ママかわいい♪

  • 〉あしたも、きのうも、遠くはなれていました。
    おまけに、いまはお日さまがきらきらと赤く、しらかばの林のあいだにかがやいていて、風はやわらかく、さわやか。。。

    いまここに焦点をあてれば、過去の辛い出来事、将来の不安も無く気分が楽になると改めて思いました。

    〉危険なのは家の中にいるからで、外にいれば危険はない。

    ムーミンのお話は、どれを読んでも何かハッとさせられる言葉を発見できます。
    短編にしては読みごたえ十分!!

    しかし、なんだかぼやけた感じの話があると思っていたら、書評にも同じようなことが書いてあり、笑えました。

  • 「目に見えない子」ニンニ

  • ムーミンの短編集。大人の童話って感じで、もちろん子供の頃から読んでたので子供が読んでも全然大丈夫なんだけど、大人になって読むと深いなぁ…って話だと思いました。ニンニのお話とか、スニフのお話はなにか考えさせられますよね。個人的には長編が好きですが、短編集もなかなか良かったです。なにせ、小学生の頃から読んでますから☆

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著者プロフィール

1914年フィンランドの首都ヘルシンキ生まれ。ストックホルムとパリで絵を学ぶ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。「ムーミン」シリーズ全9作のほか、伝記的作品に『彫刻家の娘』、短編集に『少女ソフィアの夏』がある。(ともに講談社)。2001年6月没。

「2019年 『リトルミイ ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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