小さなトロールと大きな洪水 (講談社文庫)

制作 : 冨原 眞弓 
  • 講談社
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本棚登録 : 554
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769402

作品紹介・あらすじ

パパはいないけど、もう待っていられない。冬がくる前に家を建てようと、ムーミントロールとママはおそろしい森や沼を抜け、荒れ狂う海をわたって、お日さまの光溢れるあたたかい場所をめざします。第二次世界大戦直後に出版され、世界中で復刊が待ち望まれていた、ムーミン童話シリーズの記念すべき第一作。

感想・レビュー・書評

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  • 文庫版で再読。

    ムーミンシリーズの最終巻になってはいるが、実はこれが幻の第一作目で、ムーミンの物語はここから始まる。これには他のおとぎ話の要素も含まれており、まだ確固としたムーミンの世界は出来上がっていないが、これはこれで楽しい。この本も含めムーミンシリーズで一番重要なのは、ムーミンママの偉大さということではないかと。わがまま勝手な登場人物を、懐の深いママがしっかりまとめている。かといって口うるさいわけではないし、パパよりもむしろ責任感が強いママは母親の鑑だなと思う。それが一番分かるのがこの幻の第一作目だと思う。

  • ムーミンの最初のお話 ムーミンパパが家を出て行ってしまった理由がよくわからなかったけど ここからムーミンの話が始まったのねぇ~感は、十分味わえました!!

  • 飯能市にムーミンパークができたということで、ムーミンを読んでみたいと思い購入。この話はムーミンのお話の第1作だったけれど、翻訳が出たのはムーミンシリーズが終わった後だったらしい。幻の第1作。

    読み終わってほっこりした気持ちになれた。ニョロニョロが可愛かった。

    どうでもいいけど、挿絵に裸の女性がいたけど、これは大丈夫なのかしら? お尻が丸出しだったり、乳首が描かれていたりしたけど。小学生の時にこれを読んだら、もうドキドキして夜眠れなくなるんだけど、、、

  •  ムーミン好きを公言している者として、改めてムーミンの原作を読んでおかねばとかねてより思っていたが、今年はやってやろうと!本屋に走った!

     ムーミン好きというより、キャラクターとしては、なんと言ってもリトルミィ!そしてスティンキー(原作には出て来ない・・・)が大好きで、本作では出てこないけれど、大好きなものぐらい語れるようになりたいなと思っていた次第で。

     昔、いくつかのエピソードを読んだことがあるけれど、今回はちゃんと発行順に読み進めて行くことにした。

     読んで良かった!とっても気持ちいの良い冒険譚!ムーミントロールとスニフとの出会い、スニフの気の小ささ、ムーミントロールが頑張るけれど、まだまだ子供なところ、ニョロニョロの登場!、いろんな生き物との出会いと別れ、とまあいろいろあるけれど、本作ではなんと言っても、ママの優しさ、猪突猛進的なところが魅力的ですね!

     これからのムーミン世界の展開、いろんな生き物との出会いが楽しみである!

  • 妖精たちのさざめきを描いた作品。
    物語というより、観察して記録したような客観性を感じる。
    イラストにしたってムーミンもママも可愛くないし(癖になる味はあるけど)、物語の大部分は森が舞台だからか、なんだか鬱蒼として暗い雰囲気。
    それでも、「たのしいムーミン一家」よりも好きだ。
    ふわふわ楽しい物語よりも、泥臭い方が私は面白い。

  • スニフがかわいい。一時間もあれば読める短い話だけど、登場人物も魅力的で挿絵も可愛いし、こんな作品を作れたらさぞ楽しいだろうと思う。

  • ムーミンがシリーズ化する前のムーミン本。
    登場人物はムーミンとママとパパとスニフと、ここまではいいんだけど、まさかの人間も混じっているという。
    ママはエプロンしてないけどハンドバッグを持ってたり、パパは放浪癖があったり、ニョロニョロは口をきけなかったりとその後のムーミンに影響与えるところがあるかと。

    ちなみに、すごく短いお話なので1時間以内で読めます。
    戦争中に書かれたらしいので、洪水あたりが暗い描写です。

  • 2016年1月14日購入。
    2017年2月6日読了。
    2019年1月19日再読。

  • 今のアニメのムーミンのイメージとだいぶ違うなって印象。どことなく陰鬱というか。
    お父さんが家族を置いて1人放浪の旅に出ていたなんて…(笑)

  • ムーミン谷シリーズ、第一作。
    いいなぁ。好きだな。

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著者プロフィール

1914年フィンランドの首都ヘルシンキ生まれ。ストックホルムとパリで絵を学ぶ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。「ムーミン」シリーズ全9作のほか、伝記的作品に『彫刻家の娘』、短編集に『少女ソフィアの夏』がある。(ともに講談社)。2001年6月没。

「2019年 『リトルミイ ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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