小さなトロールと大きな洪水 (講談社文庫)

制作 : 冨原 眞弓 
  • 講談社
3.74
  • (40)
  • (53)
  • (69)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 544
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769402

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 飯能市にムーミンパークができたということで、ムーミンを読んでみたいと思い購入。この話はムーミンのお話の第1作だったけれど、翻訳が出たのはムーミンシリーズが終わった後だったらしい。幻の第1作。

    読み終わってほっこりした気持ちになれた。ニョロニョロが可愛かった。

    どうでもいいけど、挿絵に裸の女性がいたけど、これは大丈夫なのかしら? お尻が丸出しだったり、乳首が描かれていたりしたけど。小学生の時にこれを読んだら、もうドキドキして夜眠れなくなるんだけど、、、

  • 妖精たちのさざめきを描いた作品。
    物語というより、観察して記録したような客観性を感じる。
    イラストにしたってムーミンもママも可愛くないし(癖になる味はあるけど)、物語の大部分は森が舞台だからか、なんだか鬱蒼として暗い雰囲気。
    それでも、「たのしいムーミン一家」よりも好きだ。
    ふわふわ楽しい物語よりも、泥臭い方が私は面白い。

  • ムーミン谷シリーズ、第一作。
    いいなぁ。好きだな。

  • フィンランド行きにあたってちゃんと原作読んでみるか、と思って手にとったムーミンの原作第1巻。
    この巻はまだムーミン谷に居を構える前で、パパがどっか失踪しちゃってる中で、洪水の中、住処を探してさまようムーミントロールとママが主軸。あんまりほんわか感はないが、パパの消息を知ってから一変して元気になるママが面白かった。

  • ムーミントロールたちが、ムーミン谷にたどり着くまでの物語。

    お日様の光を求めて、というところが夏の短い北欧の感覚が出ている気がする。

  • あとがきの方が長い。

  • パパはここにはいないけれど、もう待っていられない。冬が来る前に家を建てなくちゃ。ムーミントロールとママは不気味な森や沼を抜け、様々な存在と出逢いながら荒れ狂う海を越えて暖かな場所へ向かいます。穏やかな日々は、はたして訪れるのでしょうか。第二次世界大戦中に出版され、長い時を経て復刊されたムーミンシリーズの記念すべき一作目。

    一応カテゴリは児童書で。この表紙じゃないやつなのですが、文庫で読みました。まったくムーミンに関しては無知だったのですが、原作はこんな感じだったんだなあ。これは一作目だけど遅くに復刊されたのもあって雰囲気が違うと思いますが、根底にある暖かみとか優しさとかあるいは皮肉さとか(他の作品をまだ知らないけど)原点になってるんだろうな。ニョロニョロが好きなので最初から出てきて嬉しかったです。何故か昔からめちゃ惹かれるニョロニョロ、不思議ないきもの。ヘンだけどかわいい。個人的に結構意外だったのが、ママがパパを見つけた時すごくうれしそうだったところ。わりとドライな関係の夫婦だと思っていたので(何故)あれっ、こんなにすごく喜ぶんだ、こんなに好きなんだーって意外でした。行き着いた土地がムーミン谷ってことでいいのかな。続きのシリーズも手に入り次第読んでいくことにします。

  • ふふふ、買ってしまいました。文庫特装版セット。
    表紙のデザインに満足。あとがきや解説も載っていて良いです。

  • ムーミンシリーズの第一作。

    冒頭から、ムーミントロールとムーミンママは暗い森をさまよっている。
    パパは旅に出てしまって不在。
    母一人、子一人、たちはだかる暗い森。

    なかなか不穏な出だしである。
    これは、本作が第二次大戦中に書かれたことと無関係ではないらしい。
    でも、序文で作者のトーベ・ヤンソンは述べている。
    「とにかく、これはわたしにとってはじめての、ハッピーエンドのお話なのです!」
    だから、安心して読むことができた。

    チューリップの妖精、チューリッパのお話が好き。
    青い髪の少女と、赤い髪の少年は惹かれあう。
    ニョロニョロの存在感も良い。
    ひとことも喋らずに、ニョロニョロしながら放浪を続ける謎の生物。

    そしてムーミンは、思っていたよりもずっと小さい生き物なのかも。
    小さいトロール、というくらいだから。
    コロボックルくらいだろうか。

  • 小学生の時読んで以来、また読み返したくなって買ってみた。ハッピーエンドなのに、途中のじめじめと湿った感じがムーミンらしくて、また初期の本当にシンプルなお話である感じが逆に良かった。

著者プロフィール

1914年フィンランドの首都ヘルシンキ生まれ。ストックホルムとパリで絵を学ぶ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。「ムーミン」シリーズ全9作のほか、伝記的作品に『彫刻家の娘』、短編集に『少女ソフィアの夏』がある。(ともに講談社)。2001年6月没。

「2019年 『リトルミイ ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小さなトロールと大きな洪水 (講談社文庫)のその他の作品

トーベ・ヤンソンの作品

ツイートする