妖怪アパートの幽雅な日常 6 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1980
感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770040

作品紹介・あらすじ

「オーッ! 雪山だ~!」……修学旅行先でもアレが出たんです。待ちに待った修学旅行です(枕投げは必須)! 冬山にスキーに出かけた夕士たち。楽しい思い出をたくさん作るはずだったけど――千晶先生が倒れて、それどころじゃない。しかもその原因は、泊まったホテルにあるって? 想像を超えた出来事に面食らう夕士、「でも、この経験を決して無駄にはしないぜ……!」(講談社文庫)

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第六弾。
    年が明け、妖怪アパートのお正月。
    このアパートは不思議な場所なので、異世界へ繋がる穴かある。
    そこを抜けると、大雪原!
    見渡す限り、真っ白の雪景色。
    大人も子供も一緒に、本格的なかまくらを作る。
    またこれが、誰もが憧れる素敵な空間で…
    かまくらの中で温かいご飯なんて、羨ましすぎる~
    (≧▽≦)
    という始まりだけど、中心のお話は、主人公・稲葉夕士の修学旅行。
    スキー三昧の日程なんだけど、宿泊するホテルに問題あり。
    古いホテルなので、過去に色々あって…
    と、よくある幽霊話の展開。
    そして前回から登場している千晶先生が、カッコイイんだけど、それに群がる女子達の様子が、もう本当にドタバタコメディ(^.^;
    女子達のバカっぽい描写が多過ぎる〜。
    だから、あんまり感動出来なかった(*_*)
    でも面白かったですよ。

    • 松子さん
      あおちゃん、わかるっ!
      私も読みたい本とマンガとみたい映画の海にぷかぷか浮いてる感じ!いっぱい読みたいものがあるっ!

      ん?息子ちゃんと娘ち...
      あおちゃん、わかるっ!
      私も読みたい本とマンガとみたい映画の海にぷかぷか浮いてる感じ!いっぱい読みたいものがあるっ!

      ん?息子ちゃんと娘ちゃん、
      『これ読んでほしい』って事は、
      読み聞かせしてる?まだ小さいのかな?
      2022/05/21
    • aoi-soraさん
      もう大きいのよ(笑)
      自分がハマった漫画を勧めてくるの。
      ジョジョとか、ハイキューとか(笑)
      もう大きいのよ(笑)
      自分がハマった漫画を勧めてくるの。
      ジョジョとか、ハイキューとか(笑)
      2022/05/21
    • 松子さん
      笑笑!それいいね‼︎
      かわいー‼︎
      なんて素敵なご家族!

      わたし、いま会社帰りの電車の中で
      ジョジョの5部をアマプラで見てるよ(^^)
      ...
      笑笑!それいいね‼︎
      かわいー‼︎
      なんて素敵なご家族!

      わたし、いま会社帰りの電車の中で
      ジョジョの5部をアマプラで見てるよ(^^)
      おしゃれなのっ!

      行きの電車は小説よんでるんだ。

      あぁ、可愛いお話ありがとう♡きゅんとした!
      2022/05/21
  • 高校2年のビッグイベント、修学旅行。
    いわくつきのホテルで霊に取り憑かれた女生徒が千晶先生の命を狙う。果たして夕士くんは誰一人として犠牲者を出さずに無事、修学旅行を終えることはできるのか…。

    修学旅行がスキー三昧なんて今どき珍しい…。関西とか沖縄とか、海外なんて選択肢もある学校と比べるとローカルな感じがして新鮮でした。
    なんか、千晶先生が登場してから穏やかじゃない笑。千晶先生自体は悪くないんだけで良くも悪くも人から注目されるわ、無自覚だけど霊に関する体質も備わってるわでトラブルメーカー的立ち位置を確立しそうな勢い。(千晶先生自体に問題はないからこそタチが悪い笑)
    そして、夕士くんと千晶先生のBL的展開もいよいよ本格的に…。いや、千晶先生が予想以上に甘えん坊?(体張るんですけどね)、んでもってそれに応じる夕士くん(オカンなみ)の関係性がね。苦手な人は無理かもレベルでBL要素濃いめな一作ですが、ガチではないので軽〜く受け止めて楽しむと良いと思います。
    肝心の霊はよくあるパターンといったら失礼ですが、教師と生徒の恋愛、生徒捨てられる、自殺、その怨念と執着の憑依現象ってな感じです。あるある展開なぶん、読みやすいし、わかりやすいと思います。

  • 修学旅行で千晶先生がすったもんだな第6巻。

    クリのお母さんぶりに怖い幽霊が出てきました。
    相変わらずの読みやすさ。

    修学旅行だったので、るりこさんのご飯シーンは少なかったのが少し残念(笑)

    千晶先生に群がる女子生徒達がかなりバカっぽく描かれていてかわいそう…

    巻末付録の「ハッピーバースデイ」がほほえましいですね!

  • 千晶の登場でネタがどんどん 一部女性が好きそうな要素満載になってきた。って そもそも妖怪もの自体 女性が好きな設定か……

    最初に人物像がステレオタイプと書いたが 他の登場人物も全部そう。トンデモ能力を出す割に小難しい説明が一切ない「テニスの王子様的」な人物設定に終始する。また理想の男性像が女性の妄想に近い。つまり男性的な思考とは乖離している。

    その割に出てくる女性にはほとんど女性を感じさせる言動をさせない。作者にコンプレックスでもあるんかしら。基本が美人設定で男性的であることを良しとする。なにより日常がかなりご都合主義。家事仕事(玄関の出迎え・掃除・料理・風呂の世話)が全部幽霊の仕事になっている。主婦業にうらみでもあるのかと思いきや 一方でまじめに会社で働いている女性についての記述もほとんどない。

    これだけの妄想社会でも おもしろく読めるんだから大したもんなんだけど…… 801よりなのはちょっときつい。

    • Tsunさん
      へぇ~ ちょっと読んでみようかなw(図書館にあるみたいやし)
      へぇ~ ちょっと読んでみようかなw(図書館にあるみたいやし)
      2013/04/16
  • 「妖怪アパート」第6巻。
    夕士くん、雪山に修学旅行に出かけるの巻。
    いつもの「妖怪アパート」から離れて、今回は修学旅行に出かけた雪山のホテルで霊と遭遇するはめになりました。

    千晶先生は魅力的なキャラクターではあるけれど、学生たちのアイドルで「魔」に襲われるヒロイン(男の人だけど)で、その「魔」を退かせる力もあり……、というのは少々やりすぎ。
    「その一言」は千晶先生ではなく、夕士くんのものだったのではないのかなあ。経験の足りない高校生だからこそ、たとえ傷ついても夕士くんの中から絞り出さなくてはいけない「一言」だったように思います。
    これは夕士くんの成長物語のはずだから。

  • 年越し、新年、修学旅行のお話。
    後々何か大きな事件が起こるのかもしれないと思わせる部分がありました。

  • 2023/07/23

    サクッと一冊読んでしまった。読み始めると早い。正月過ぎて、スキー旅行にきた高校一行。受け入れ先のホテルでボヤがあったことにより、普段は学生の受け入れをしていないホテルへと宿泊することになった。エアコンの効きが悪かったり、体調不良の生徒が出たり、、、
    巻末にコミックの一部があったけど千秋のイメージが違うクテ悲しい

  • 2007年に出版された本とわかっていても、女子から男子へのセクハラ描写を良しとしているのがとにかく目について読むのがきつい。
    もともとそういうジャンル出身であろうとYAで書くからには男女隔てなく気を遣ってほしい。作品の中で保育士という名称だけの変更や男らしさ女らしさの否定を鼻白んでいるのは分かるけど、それとは違うことなので、まして許可取らず撮影なんて全く笑えない。
    あと作者の贔屓の引き倒しみたいなキャラが苦手だが、それは個人の好みか

  • #読了

    今回は少し攻撃的な悪意?がいて。
    うーん、でもやっぱ人の悪意の方が怖いよね

  • 修学旅行で泊まったホテルで幽霊騒動、とベタなお話ですが、修学旅行でみえてくる生徒達の残酷な人間関係も怖い。もちろんいい人間関係も見えてくるので、前を向ける希望もある。
    後書きのコミック版の一色さんのネームと完成画があまり変わらなくてツボ

  • 【静大OPACへのリンクはこちら】
    https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BA87632404

  • 香月日輪ってBL好きなんだろうなぁ。

    クリが可愛すぎる。私も膝に乗っけてごはん食べさせたい。癒されたい。

    きっと自殺しちゃった女の子はもう少しだけ恋愛経験があったら死なずに済んだんだろうね。人を好きになったらどうして?と思うことはいっぱいあるけど、好きになれてよかったって思える恋愛だったらよかったのに。

    何度も言うけど漫画化は見たくない人もいるんだよーーーー!

  • 夕士、高2の冬。
    今回のメインイベントは修学旅行という名のスキー旅行。
    しかしそのホテルは、立て続けに女子高生が自殺した、いわくつきのホテルだった。

    他人とコミュニケーションをとるのが苦手な人って、最初のうちは他人を拒絶しているわけではない。
    ちゃんとコミュニケーションを取りたいのに、どうやってみんなと同じようにふるまえるのかわからない。
    どうしてはみ出してしまうのかわからない。
    孤独が淋しかった時に、そこにつけこまれることは…あるんだろうなあ。

    生徒たちに絶大な人気を誇る千晶先生は、幽霊たちに狙われる。
    彼女たちの言い分を聞いた千晶先生は「淋しかったんだな……。かわいそうに……」
    口先だけではない、心からの千晶先生の言葉に姿を消す彼女たち。
    「たった一言が、世界を変えることもございますぞ、ご主人様」と、フール。

    千晶先生や、夕士の親友の長谷のように、存在するだけで人を引き付けられる人がいる。
    「人は強い力に惹かれるってのはわかる。別に天才じゃなくても、才能のある奴にみんな憧れるもんだ」
    だけどそういう存在と、カルト教祖とは決定的に違うと長谷はいう。
    「等身大で生身の人間だってことだよ。(中略)そういういろんな経験を、自分の血と肉に出来た人間なんだよ」

    そうだな。
    どうせ尊敬するなら、持ってい生れた異能にではなく、経験を努力で身につけた人を尊敬したい。
    「本物の金持ちはそうだよな。苦労も努力もしてるよな」
    金持ち長谷くんの苦労の話も今後出て来るのでしょうか。

    クリが、少しずつ感情の表出ができるようになってきた。
    母に虐待されて、言葉を覚えるよりも先に死んでしまったクリが、夕士や長谷に可愛がられることによって、笑ったり甘えたりすねたりできるようになって、あと何年かしたら自力で成仏できるかもしれないところまできた。
    かわいいクリに会えなくなるのは寂しいけれど、やっぱり成仏してほしいもんなあ。
    私の脳内に現れるクリは本当にかわいいんだよ。
    子どもらしい喜びをたくさん経験して、成仏してほしい。

  • 先生までがBLの餌食に…

  • 無事に終わるか修学旅行!と思いきや…。夕士と千晶がなんだか田代たちに狙われているような…⁉︎

  • ホテルに幽霊ってバックべただけど面白いなって思った( ^ω^ )

  • 千晶先生、好きだわー。
    夕士くんとのイチャ付きがたまらない(笑)

  • かる〜くて楽しい。

  • 高校2年生の冬、修学旅行でスキーに行く。そして宿泊先のホテルで妖しいトラブルに巻き込まれる。今回も千晶先生の魅力が爆裂していた。夕士との関係も、何度も助けられて一層深まったようだ。

  • 台風の真っただ中の夜に読んだので効果音はバッチリ。といっても「踊り場の花子さん」は怖いというより優しくて悲しくて。「ブランコをこぐ足」「おとうさん、したいがあるよ」は読み手によってとらえ方が変わりそうですね。何度か読み返してしまいました。「ふちなしのかがみ」は辻村さんらしくてやられました。「八月の天変地異」はとても好みです。ラストの情景までもが完璧。ストーリーの順番もよく考えてあると感心してしまいました。

  • 2018/3 21冊目(通算52冊目)。今回は修学旅行編。計ったように、ホテルに泊まる夕士たちに心霊現象が降りかかる。(主に千晶先生)。まあ、夕士の活躍で無事解決するのだけど、心霊現象の部分を除くと、修学旅行を楽しむ夕士たちの描写が文中描かれている。自分のことを振り返ると、スキーの修学旅行も良かったかなとこの文章を読んで思う(修学旅行は九州、自分達の下の世代からスキーになりました。)。こういう時間は特別なんだよなあ。戻れるなら高校時代に戻りたいなあと読んでいて思う。次。

  • どんどんBL色が濃くなっていく。

  • 修学旅行でスキーに。悪意を持った「あやかし」と対峙する。展開にスピード感があり、非日常感が強いのもよかった。

  • 【あらすじ】
    「オーッ! 雪山だ~!」……修学旅行先でもアレが出たんです。待ちに待った修学旅行です(枕投げは必須)! 冬山にスキーに出かけた夕士たち。楽しい思い出をたくさん作るはずだったけど――千晶先生が倒れて、それどころじゃない。しかもその原因は、泊まったホテルにあるって? 想像を超えた出来事に面食らう夕士、「でも、この経験を決して無駄にはしないぜ……!」

    【感想】

  • 夕士の修学旅行先で事件が起こる。
    急遽、予定のホテルから変更になったホテルはリニューアルされてはいるが古く、何やら嫌な気配が漂っている。
    その気配に体調不良を訴える者が続出。
    そこで、夕士の出番となる。

    2017.7.27

  • 腐女子が書いた小説そのものでした

  • 6巻。修学旅行でのお話。
    2016/12/1

  • 2016/7/12
    千晶先生心配すぎる。
    アパート連れてって食べさせて!
    千晶先生がいい味だから愛着が上がってきた。
    やっぱりキャラクターって大事だ。
    あとがきに結末を煽ることが書いてあってどうしょうもない気分。
    これ未完なんだよね…
    切なく悔しい。
    天国で読めるのを楽しみにしてる。

  • 再読3回目。
    この巻は・・・まあ、いいか。アパートの住人の登場場面が少なくて、ちょっと物足りない。

  • 妖怪アパートシリーズ第6弾です。

    今回は千晶先生がピンチになりました。
    フールや秋音ちゃんが言う怨念の怖さを感じることができましたね。
    ちょっとお馬鹿なことをやるのも青春ですね…。
    (私はそれがなかったのでまじめすぎで羨ましいです)

    長谷との友情も再確認できた一冊でした。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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