コロボックル物語4 ふしぎな目をした男の子 (講談社文庫)

  • 講談社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770200

作品紹介・あらすじ

日本が誇る小人、コロボックル。彼らは人間と"トモダチ"になる前に、細かく審議をする。つむじ曲がりのじい様ツムジイは、コロボックルの迅速な動きが「見える」不思議な目を持つタケルと"トモダチ"になった。二人の友情と別れ、タケルの成長、汚染された池の救出大作戦。

感想・レビュー・書評

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  • コロボックルと人間が仲良くなる事をあまりいい事だと思ってなかった年配のつむじ曲がりのツムジイ。
    ツムジイが人間の、それも男の子と友達になる。
    男の子はコロボックルの動きが見える不思議な目を持つタケル。
    ツムジイの後を引き継ぐ、タケルにそっくりなツムちゃん。
    楽しそうなコロボックルの生活にも人間による開発が近づいてくる。それでもやっぱり知恵や勇気、団結力で平和な毎日にするのはさすが。
    コロボックルと友達になれるなんて羨ましい。

  • 子どものころ、この作品は読んでいなかった。だから、懐かしさではなく、新鮮な気持ちで読むことができた。私たちの暮らしは、目に見えるものたちだけで成り立ってはいないこと。きっと、私たちは気付いていない何かと共に在ること。

  • タイトルから、さらにファンタジーな、魔力?妖力?みたいな話になるかと思ったら!!

    かわいいお話でした❤️笑

  • ツムジイが可愛いね。
    「やんちゃだけど自分の世界を持っている」男の子が、コロボックルと親和性が高いのかしら。
    そういう子ばっかりに思えてきた(笑)

  • ついに、一対一ならトモダチになってもよい・・・という改革がなされたコロボックルたちの社会。そんななかで、おじいちゃんと少年の異色のコンビが誕生する。いや、世話役ヒイラギノヒコが「年よりと子どもっていうのは、むかしから気があうものとしてある。」なんて言っているから、驚くようなことではないのかな。
    それにしてもこのツムジイ面白いなぁ。ツムちゃんに「どう見たって、つむじまがりじゃないと思うけどなあ」とか言われちゃうあたり(笑)
    ヒロシが用水池から汲んできた水を前に「水が死ねばいのちも死ななくちゃならない」と話し、タケルが心を動かされるくだりも印象的だった。

  • タケルとコロボックルのお話が短編で続いて、お互いに成長していく様子がわかって楽しかったです。挿絵をよく見るとトギヤとツムくんの服には「と」「つ」と書かれていてクスッと笑えました。

  • 連作物で、四巻目。それでいて、ここまで面白いなんて、読み継がれている訳にも納得。

  • 2016.7.31

  • ツムジイとタケル。コロボックルの素早い動きが「見える」タケルの目、今で言えば動体視力が優れているということか。トモダチになった二人の暖かさが嬉しい。二人の周りの人達の行動で、汚染された池が生き返ったのも とても嬉しい。

  • 「ふしぎな目」ってそういうことか~。確かにタケルのような目を持っていたらなぁ・・・と思ってしまう♪
    人間の男の子とコロボックルのじいさまが友達になるというのが、なんともいいなぁ。

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著者プロフィール

1928年、神奈川県横須賀市に生まれる。1959年、『だれも知らない小さな国』を出版し、毎日出版文化賞、国際アンデルセン賞国内賞他を受賞。コロボックルシリーズをはじめ、『かえるのアパート』、『おばあさんのひこうき』などの名作を次々に発表。日本の児童文学の代表的作家の一人。

「2009年 『もうひとつのコロボックル物語 ヒノキノヒコのかくれ家 人形のすきな男の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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