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Amazon.co.jp ・本 (340ページ) / ISBN・EAN: 9784062770507
みんなの感想まとめ
刀をテーマにした物語が、主人公の成長と人間関係を描き出す作品です。勘当された旗本の長男が刀剣屋に婿入りし、様々な騒動を解決する姿を通じて、プロの筆致が光ります。一話完結の形式で、各話は刀をタイトルに持...
感想・レビュー・書評
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夜、寝る前読む本がないなと、本棚を見つめ再び「利休にたづねよ」を読む、やはりいいね。プロのなす張り詰めた空気感。山本氏の他の本を読んでみようと手に取る。
勘当された旗本の長男が刀剣屋の婿として働き、刀をめぐる話。
刀をキーにして起こる問題騒動を主人公が解決、ここにもプロの技を感じる。新妻とのやり取りも話に色を添えていて楽しい。やはり山本氏の本はいいなと再認識、いつの間にかに読んだこと無い本も増えていたので、他のものも読んでみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全1巻。
刀屋の旦那が活躍する、
一話完結の市井もの。
各話、刀をタイトルにとっていて、
その刀をめぐる物語が進行する。
タイトルの付け方が粋で好き。
捕り物じゃないけど
ミステリー仕立てあり、
人情ものあり、
不思議系ありと、
飽きずにサクサク。
職業ものの得意な著者らしく、
刀の描写とか知識無くても
全然読ませるのはさすが。
続編がこないだ出たらしい。
どんどんキャラがたってきたので、
長く読んでいきたい感じ。 -
黒船が到来した幕末。将軍家の刀管理を司る御腰物奉行の長男の光三郎は、刀の事がきっかけで父親と喧嘩して、勘当となり、刀剣商に婿入りしてしまう。
テンポよく、非常に読みやすい。武士や町人を巻き込み、刀をめぐり、人情劇が繰り広げられる。 -
剣豪小説はよく見るけど、刀屋さんの話はあまり見ないような気がします。登場人物たちも生き生きとしていて素敵ですが、刀の描写が丁寧でその魅力が伝わってきます。刀の薀蓄も興味深く読みました。おもしろかったです。日本刀に興味のある方におすすめです。
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読みやすい文章だった。日本刀好きには面白く読めるかと。ただ、人を選ぶのかな?
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刀にも人間と同じように、
それぞれ個性や表情を持つことを
この小説を読んで知った。
刃の表情を刀紋(はもん)というらしい。
旗本の家に生まれながら、
刀に対し並外れた鑑識眼を持つために、
将軍家の刀剣を管理する
御腰物奉行の父と喧嘩し、
勘当された男が、
武家社会に嫌気が差し、
刀屋に婿入りしてしまう。
喧嘩別れした父に頼まれ、
折れてしまった正宗の
代わりとなる刀を用立てる表題作など、
町の刀屋になった男ちょうじ屋光三郎が
仲間の刀鍛冶等も巻き込み、活躍する
七つの短篇小説集。
ほろ苦い読後感のものもあるが、
全編読み終えた後、気分はすかっと
秋晴れに。 -
「火天の城」で大工、「いっしん虎徹」で刀工、「利休にたずねよ」など職人・ストイックな主人公を描く山本兼一。今回は、刀剣商を幕末の「市井もの」として描く。中身は「正宗」「村正」「康継」「国広」「虎徹」「助広」など美術品としての日本刀が主人公。
村正「地鉄はわずかに肌立ち、かすかに白っぽい。刀紋は皆焼。鎬や棟に近いところまで焼きが入り、湧きあがる群雲のような匂いの粒がひろがっている。」
康継「地鉄がよく、小板目がよくつんで、地沸が厚くついている。刀紋はのたれに互の目がまじる。」
まあ、調べただけでは描けないような相当な日本刀好きか。 -
人が命を賭け、命を奪い、命を捧げる刀剣の話となれば、狂気じみた話を想像してしまうが、そうでもなく重さと軽さが混じった描かれ方のように思う。
だがそれは、それだけ人々の傍らにそのものがあった、ということ。
それはそれで、怖い。 -
どうも、読み進めるに従い主人公の印象が変わって行きます。
最初は、あざとさが有って、どこか狂信的。
中盤は、やり手で目利きの刀商人。
最後は、ややだらしなさや弱さも持つ人情家。
最初の数編は読後感があまり良く無く、どうなるものかと思ったのですが、中盤に差し掛かるとその面では良くなってきます。しかし一方で、良くある話と言うか、刀剣商人を主人公に置くほかに、他の時代小説と何が違うのかとも思えてきます。
悪くは無いのですが、もう一人癖のある魅力的な登場人物を置くとか、何か一工夫が欲しい気がします。 -
182 9/15-9/16
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