親鸞(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 990
レビュー : 108
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770606

作品紹介・あらすじ

馬糞の辻で行われる競べ牛を見に行った幼き日の親鸞。怪牛に突き殺されそうになった彼は、浄寛と名乗る河原の聖に助けられる。それ以後、彼はツブテの弥七や法螺房弁才などの河原者たちの暮らしに惹かれていく。「わたしには『放埒の血』が流れているのか?」その畏れを秘めながら、少年は比叡山へ向かう。

感想・レビュー・書評

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  • 親鸞のことは名前しか知らなかったけれど、浄土真宗をいう仏教の中でも大きな宗派を開いた偉人が、悩み多きふつうの人だったというのはすごく親しみが湧く。

    最初からいろんな災いが降りかかり、ハラハラドキドキ。
    まだまだいろんな苦難が待ち受けてそうで、目が離せない!!
    下巻も一気に読んでしまいそう!


    ちなみに大河ドラマ「平清盛」を観てたので、だいたい時代背景がわかりやすかった。
    後白河法皇や六波羅王子や今様のことなど。
    史実をだいぶ脚色してあるだろうけど。

  • どこまでが実話?すべてが物語?よくわからないが、引き込む力はすごいと思う。これから、どうやって浄土真宗が興ってゆくのか先が気になるが、単なる青年僧の成長物語として読んでも面白い。

  • 浄土真宗の宗祖・親鸞の人生を描いた本。
    暇つぶしに実家の本棚から選んだ本でしたが、正直すごく面白いです。歴史ものでありながら、エンターテイメント。

    鎌倉時代の京都。
    貧乏貴族の少年が、社会の底辺にいる「河原者」に救われ、彼らの生き様に惹かれて友となる。
    「悪人でも極楽浄土に行けるのか?」
    人生を賭して答えを探す少年、後の親鸞の物語。

  • ブクログがつながっていなかったので、今年初の投稿になるが、なんと9冊め。かなり良いペース。
    親鸞がジョー・ストラマーに思えた。浄土宗はブルースで、浄土真宗はパンクだ。

  • 面白い!いつの時代も改革は狙って始めるものではなく、おかしい、おかしい、の連続から生まれるんですね。ポジティブなネガティブ目線、重要です。加えて、いつの世も時代背景は違うけど、根本問題に違いは全くないですね。この後の展開が楽しみ。

  • 親鸞の幼少期から比叡山での修行時代を描く。
    初めて五木寛之の本を読んだが、さすがに読みやすくて引き込まれる。
    いろんな仲間に出会ったり、悪い奴をやっつけたり、女性に誘惑されたり。。。。。
    もう少し堅めで説教じみていて、読むだけで仏教の教えを多少勉強できるようなことも期待しつつ読み始めたが、予想に反して単純に面白い小説。

    下巻ではこの面白さを維持しつつ、もう少し仏教的な内容にも触れたい。

  • 2019年11月27日読了。

    ★P331
    ・忠範→範宴
    ・河原坊浄寛、ツブテの弥七、法螺坊弁才「蛸法師」
    ・後白河法皇
    ・伏見平八郎(六波羅王子)
    ・慈円、音覚法印、良禅

    ⚫️「浄土をひたすら恋う気持ちが分からなければ、
    念仏は分からない。頭で浄土を思い描いているかぎ
    り、法然房のもとに集う人びとの心は理解できないだ
    ろう。そのこころは、心ではなく情(こころ)なの
    だ。浄土は情土なのだ。唯識で心はとけるが、
    情(こころ)はときあかすことはできぬ。 」

    放埓(ほうらつ)…

    傀儡(くぐつ)…

    隠遁(いんとん)…

    ⚫️草にも木にも、土くれにも仏性が宿るという伝教大師・
    最澄さまの教えからすれば、世間の弱き者たちに慈悲の
    光をさずけるのは当然であろう。その当然のことを、
    われらがながく忘れて、朝家、権門、富者にのみ奉仕し
    てきたのじゃ。そこに法然房のつけ入るすきがあった。

    ⚫️法然
     「知恵を捨てて愚者になれ、そしてただひたすら念仏せ
    よ」

    ⚫️<人は目にうつすすべてを見るのではない>と、
    範宴は考えている。外界のさまざまな現象のなかで、
    人は自分が期待するものを選んで見ているのだ。
     
    ⚫️聖徳太子は、家族をもち俗世間に生きつつ真の仏法を
    この国に築かれたではないか。

      末法の世とは、本当の仏法がすたれて、形式だけが残り
    すっかり変わってしまった時代をいう。だからこそい
    ま、釈尊の教えの第一歩に戻って出なおすことが必要
    だ。仏法二千年の垢を洗いおとして仏陀の初心に戻るの
    だ。すなわち人はみな平等である。身分や職業の高下な
    どない。この世に生きることは苦しい。心と体が痛むも
    のを助けなければならぬ。
      よりよく生きる道をさがそう。そしてよろこびをもって
    生きよう。  

  • フィクションの世界
    山口晃画伯の挿画集と並行して読み進めた。
    挿画とその作成過程が手助けになる。

    親鸞と言う存在、浄土真宗の租が少しだけ分かる気がした。
    その他はエンターテイメントだった全6巻。

    • 例幣使さん
      新聞小説って挿画と合わせて読んでみたいね。
      新聞小説って挿画と合わせて読んでみたいね。
      2019/07/15
  • 読み終わったというか…
    私的には面白くなくて途中で挫折。

  • 東京新聞に連載された 「親鸞」、「親鸞 激動篇」。
    2013年7月1日から、新聞小説「親鸞 完結篇」五木 寛之、画/山口 晃 が東京新聞に連載。
    その挿絵が面白い! と聞いて 興味がでてきました。
    せっかくだから、最初から読んでみようかな!
    読んでみると、さすが 面白くてグイグイ読み進める。 次は下巻です。
     『 五木寛之氏の朝刊連載小説「親鸞 完結篇」が七月一日から、本紙に登場します。
    第一部にあたる「親鸞」(二〇〇八年九月一日〜〇九年八月三十一日)は京都に生まれ、法然に師事し、弾圧を受けて越後に流された若き日の親鸞像に迫りました。
    続く「激動篇」(一一年一月一日〜同年十二月十一日)は、赦免(しゃめん)の後、関東に招かれた壮年期の親鸞が、布教しながら思索を深める様子を描きました。
    今回の「完結篇」で、親鸞は京都に帰還します。「教行信証(きょうぎょうしんしょう)」の完成など多くの業績を残し、九十歳で没するまでの晩年を、八十歳を迎えた著者が円熟の筆致でつづる予定です。
    挿絵は、第一部、第二部と同じく山口晃さんが担当します。ご期待ください。 』

    2013/7/4 予約 7/10 借りて読み始める。7/14 読み終わる。

    内容と著者は

    内容 :
    馬糞の辻で行われる競べ牛を見に行った幼き日の親鸞。
    怪牛に突き殺されそうになった彼は、浄寛と名乗る河原の聖に助けられる。
    それ以後、彼はツブテの弥七や法螺房弁才などの河原者たちの暮らしに惹かれていく。
    「わたしには『放埒の血』が流れているのか?」その畏れを秘めながら、少年は比叡山へ向かう。

    著者 : 五木 寛之

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著者プロフィール

作家

「2018年 『人生百年時代の「こころ」と「体」の整え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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